(1996/8/18 撮影 at フルンドッホ・モンゴル)
イグアノドンの尻尾を発見して
興奮さめやらぬまま、同じ現場で発掘の続き。
次に探したのは少し離れた流水溝で、その溝の斜面に、化石の断片が
5箇所ほどまとまって露出しているのを発見。奥のほうに繋がっている
ようにもうかがえる(写真、手袋を脱いで刺してあるあたり)。
おぉ、これはすごいぞ。化石のあたりの土をやさしくやさしく払ってから、
あまり手を出さずに、急いで発掘監督を呼びにいく。
「すごい、まとまっていっぱい出ている。」と僕は興奮して説明する。
発掘監督らがそこに来て様子を見ると、その露出している化石断片を
無造作にグリグリっと取り出し、「イグアノドン。流されてきた。バラバラ。」
でおしまい。取り出した化石を戻している。
ありゃー、それだけかい。
すぐ後、10m くらい上ででかい足の骨の一部(30cm)が見つかった。
が、それもイグアノドンの骨の一部単品が割れたものなのですぐ戻していた。
イグアノドンってそんなもんなのね。
11:45 ここでの発掘終了。12:00 キャンプに戻る。
T.Minewaki / minew@post.email.ne.jp