協会の活動

(1)セミナー「ホイスコーレ」の開催

 年に1〜3回、合宿形式のセミナー「ホイスコーレ」を開いています。九州を中心に、これまで、阿蘇、日田、熊本、宗像、出水、熊本県清和村、春日、北海道瀬棚、山口、などで行われました。一泊二日から二泊三日で、いろいろな内容について土地の人々から学び、参加者が集って、日常の生活ではなかなかできない本音交じりの心温まる対話を交わしています。内容はいろいろです。詳しくは以下のセミナーの報告をお読み下さい。
 また関西、関東で協会主催の会も行うようになりました。第2回の東京の会は2000年の2月20日に行われ、第3回の関西の会は5月28日に、そして第3回東京の会が12月3日に実施されました。

(2)デンマークへのスタディ・ツアー「旅するホイスコーレ」の実施

 数年に一度、デンマークへのスタディ・ツアーを開いています。往復込みで10日間程度の日程で、主としてグルントヴィ型のホイスコーレで5日間の夏のショートコースをデンマーク人などといっしょに行い、その後、デンマークの学校や福祉施設、環境エネルギー施設などを見学するバスツアーというコースです。デンマーク人と同じショートコースが体験でき(通訳つき)普通の日本人がいけないような場所を訪れたりもします。費用は航空機運賃が20数万円、ツアー経費が10万円程度です。ほかの団体や旅行会社には絶対できないデンマークと連帯している協会ならではの充実のツアーです。

Liselund

リセルンド

(3)AWE日本支部としての活動

(4)出版活動

 協会は、不定期に会報「Heimdal(ハイムダール)」と会員連絡を発行しています。また協会の活動、あるいは会員の独自の活動により、これまでにすでに数冊以下の著書)が出版されており、教育や北欧文化や思想の理解に寄与しています。ぜひお近くの書店かネット上の書店(丸善紀伊国屋書店 BOLなど)にご注文して、ご一読をお願いします。

図書名
著者
出版社
価格
刊行年月日
改訂新版『生のための学校』
清水 満
新評論
2500円
1996年12月15日
『ドイツ自由学校事情』
栗山 次郎
新評論
1845円
1995年2月10日
『身体文化のイマジネーション』
ヘニング・アイヒベルク
清水 諭訳
 

新評論

 

3200円
1997年2月28日
『共感する心、表現する身体』
清水 満
新評論
2200円
1997年8月10日


ハイムダールとはデンマーク・フォルケホイスコーレ全体のシンボルで、北欧神話のトリック・スターの神の名前です。彼は人々に巨人族の襲来をホーンで知らせ、危機を予知するとともに、人と神を取りもつ仲介役をして、愛と知恵を与え、人間の祖先ともいわれます。炭坑のカナリア、ギリシャ神話のプロメテウスに似ています。

  ライブラリ