宮前御霊神社(ごりょうじんじゃ)と旗立山

東海道線が大船駅をでて藤沢に向かうとき右手に切り立った崖を東海道線に向けた小山が見える。地図をみると山の上に御霊神社がある。その小山の南側は宮前というので宮前御霊神社と区別するらしい。長谷の御霊神社の分社であるらしい。そして東海道線を挟んで武田薬品研究所のある北側は村岡という地名である。

御霊神社は全国各地にあるらしい。御霊神社といえば長谷のものが有名である。鎌倉近辺には鎌倉、梶原大庭、長尾、村岡という平氏五家があり、これら五家の祖を祀る神社として五霊神社が建てられた。御霊神社となったと伝わる。地名の村岡と五家の村岡とは同じであろう。

いつかその小山に登ろうと思っていたが、その麓に菜園があるのでその付近を散策したいとミセス・グリーンウッドがいいだした。2011年5月9日、天気も良かったのでそろってでかけた。御霊神社前に駐車して境内に入ると、右手にタブの大樹がある。長谷の御霊神社にもあるので何かいわれがあるのかもしれない。社殿はなかなか立派であった。

宮前御霊神社

右手の坂を登ると旗立山(平台山)の山頂に出る。1200坪の平坦地である。前九年の役(1,056年)の出陣に当たり、源頼義がこの山に白幡を立て軍勢を集めたので旗立山と呼ばれる。またその子の源義家も後三年の役(1086年)に同じように白幡をたてたといわれる。

車を十二天公園脇に駐車して東海道線の跨線橋を歩いて渡って旗立山の反対側に向かう。東海道線から見える旗立山の崖下にでる。旗立山を巻いている道は鎌倉古道上道(かみつみち)というのだそうだ。

旗立山の崖

鎌倉古道上道を辿って旗立山の麓の菜園まで歩く。

菜園

村岡城跡というのが村岡東三丁目の山の上にある。

May 9, 2011


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