シリアル番号 | 表題 | 日付 |
1285 |
絹の道 |
2010/05/19 |
幕末の横浜港開港から約50年間、横浜⇔町田⇔八王子(桑都)を結んだ生糸の輸送ルート。八王子には長野からも集荷された。
馬や荷車の往路は生糸、帰路は舶来品やイワシなどの肥料を積んで往来した。
最も多量に生糸が運ばれたのは利根川の舟運だったが、絹の道は陸のルートの代表。
1889年の新宿⇔立川間の甲武鉄道開通で主役のを奪われる。しかし後に、ここには国道16号線、JR横浜線が敷かれ、いまでも主要な流通路であることに変わりは無い。
ドイツ人の考古学者シュリーマンが馬で旅し、それぞれの民家には必ず機織機があると記している。英国人の報道写真家フェリックス・ベアトもここを旅し、町田(原町田)の写真を残した。
原町田 厚木市立郷土資料館所蔵