メモ

アシュケナージ:東欧系ユダヤ人のこと。コーカソイド系のユダヤ人。8世紀頃ウクライナ辺りにあった遊牧騎馬民族スキタイの末裔ではないか と推測されるカザール100万人で構成されるハザール汗国があった。カザフスタン、トルクメニスタンと同じ民族。キリスト教の東ローマ帝国とイスラム帝国 にはさまれたハザール汗国の国王オバデアがどちらにも組せず、国ごと、キリスト教とイスラム教の源流のユダヤ教に改宗した。この戦略は成功したがモンゴル 帝国の勃興で12世紀に滅亡。この時の難民が改宗ユダヤ教徒ハザール人としてヨーロッパ各地に離散した。現在のイスラエルの指導者はすべて、アシュケナー ジ系である。 また米国のユダヤ人も全てアシュケナージ系である。

スファラディ：アブラハム、イサク、ダビデやソロモン、モーゼの直系子孫は、紀元1世紀前後　古代ローマ帝国のユダヤ独立戦争でまけ、追放され、イベリア半島（スペイン）に移住したセム系民族の子孫がスファラディと呼ばれるユダヤ人。アラブ人と同じセム系で皮膚は浅黒い。イスラエル 人の半分は追放もされずキリスト教やイスラムに改宗してそこに留まったスファラディ。

ロックフェラー、ロスチャイルドはパリサイ人と自称している。もしそうなら民族的にはスファラディということになるが、これは信仰上のことで、実はアシュケナージである。

以上のことを アーサー・ケストラーの「第13部族」に書いてある。ケストラー夫妻は不可解な死を遂げている。宇野正美がこれを翻訳。田中宇は宇野正美の影響を受けた。宇野正美は「シオン賢人のプロコール」などの影響を強く受けて、ユダヤ陰謀論者となり、イスラエル入国はできない。

以上長川洋氏から教わる。

テルアビブ大の歴史学のシュロモ・サンド教授がヘブライ語で書いた「ユダヤ人はいつ、どうやって発明されたか」で同様の趣旨のことを書いてベストセラーに なった。今のユダヤ人の祖先は別の地域でユダヤ教に改宗した人々で古代ユダヤ人の子孫がパレスチナ人であるとする。ナチス・ドイツが信者と民族を取り違え た。建国の原動力である「シオニズム運動」には根拠がないという。そしてパレスチナ人を含む全ての市民に平等の権利を与える民主国家をめざすべきとしてい る。ユダヤ人追放を記録した信頼できる文献はなく、19世紀にユダヤ人歴史家が作った神話である。古代ユダヤ人は大部分が追放されずに農民として残り、キ リスト教やイスラムに改宗してそこに留まってパレスチナ人となった。イスラエル初代首相ベングリオンが建国前に書いた本にパレスチナ人はユダヤ人の子孫と しているという。パレスチナ入植地で対立が深まってからパレスチナ人をユダヤ人の子孫と言わなくなったという。

以上2008/5/31朝日記事

著名なユダヤ人はカール・マルクス、アインシュタイン、フランス参謀本部附き砲兵大尉アルフレッド・ドレフュス、エスペラント語考案のポーランド人眼科医師ザメンホフ、原爆の父といわれるロバート・オッペンハイマー、避妊用ピルの発明者グレゴリー・ ピンカス、アメリカを象徴するファッションのジーンズの発明者リーバイ・ストロース、アメリカ人が好むクリスマス・ソングの定番”ホワイト・クリスマス”の作曲者アービング・バーリン。

ユダヤとは宗教集団である。モーゼの口伝律法であるタルムードにはユダヤ教を信じない人をだましても良いと書いてあるという。タルムードは旧約聖書とは全 く異なる。タルムードでは非ユダヤ人はゴイgoy、ゴイムgoyim（複数）という。家畜人、人間家畜、獣という意味。米国のマスコミ のほとんどはユダヤ人の経営。

ルーズヴェルトのスタッフの多くは共産党員で GHQのニューディーラー達も共産党員でかつユダヤ人であった。FRBは民間銀行の連合体である。

アメリカ人が尊敬する日本人は徳川慶喜と東郷平八郎である。

以上Uチューブでのユダヤ人陰謀説に建つ宇野正美氏の話し。宇野正美氏はイスラエルには入国できない。

真偽の程は分からないがネットでみつけた出典不明の日本人とユダヤ人の関係：

「 モーゼに率いられて、エジプトを脱出。その時、鳥居のマークのある家は焼かれず。ユダヤ人の印。各地を放浪した後、カナンに定住。ダビデ、ソロモンの頃、 絶頂期となる。その後、イスラエル王国とユダ王国に分裂。スラエル王国はアッシリアに滅ぼされ、イスラエルの民はニネヴェに捕囚。ここで12支族のうち 10支族ほどが行方不明となる。南のユダ王国はバビロニアに滅ぼされ、バビロン捕囚となる。その後、帰還を許され、カナンの地に戻る。やがて、ローマに滅 ぼされ、ユダヤの民は、放浪、離散。失われた支族は、アッシリアを衰退させたスキタイの保護下で、商人となって、中央アジアを放浪。武人国家と商人は共生 するので、スキタイの保護は有利に働く。当時、最高の文明はシナにあった。したがって、イスラエル商人は、シナにやってくる。シナの中でも、漢人国家でな い秦に取り入る。秦はスキタイと同じ遊牧国家。イスラエル民族の中国名である呂氏は秦を後援し、始皇帝の天下統一を助ける。グローバルなワンワールドを作 りたがるところに、イスラエル民族の性質が表れている。秦が滅亡した後、呂氏は秦氏と 名前を変えて、朝鮮半島南部に秦韓を作る。その民は、大量に日本に移民。八幡、八幡浜、高知の幡多郡、各地の地名、畑寺、畑中、など。八幡さんはもちろん 秦氏の氏神。人口が、2-3百万しかいなかった頃の日本に、10万以上の移民だから、当然、日本人は、ほとんど、秦氏の子孫。日本の神道の作法は秦氏がも たらしたもの。だから、当然、ユダヤと似ている」

この文はスファラディがアシュケナージに保護されたことになっている。そしてスファラディがシナにやってきて呂氏すなわち秦氏となったと読める。秦氏のこ とは日本史にも認知されているが、神道がユダヤ教ににているというのは一般的に宗教のもつ特徴をこじつけたように感ずる。

ウィキペディアに呂氏春秋（りょししゅんじゅう）というものがある。これによると「中国の戦国時代末期、秦の呂不韋が食客を集めて共同編纂させた書物。呂覧（りょらん）と もいう。秦の始皇8年(紀元前239年)に完成した。十二紀・八覧・六論から構成され、26巻160篇。その思想は儒家・道家を中心としながらも名家・法 家・墨家・農家・陰陽家など諸学派の説が幅広く採用され、雑家の代表的書物とされる。書名の由来は1年12ヶ月を春夏秋冬に分けた十二紀から『呂氏春 秋』、八覧から『呂覧』とする。そのなかには天文暦学や音楽理論、農学理論など自然科学的な論説が多く見られ、自然科学史においても重要な書物である」

ローマに滅ぼされたイスラエル民族の中国名が呂氏とすれば、秦の始皇8年(紀元前239年)と時期的に合致しない。故に「日本人とユダヤ人の関係 」は面白いが全くの妄想のようである。トンでも情報ということになる。

Rev. September 11, 2013