埼玉県行田市・中心街 

この町の中央を国道125号が横断している。

道路に沿って電線を地下に埋め込む工事をしたのだが、そうすると、地上にトランスボックスが露出して、景観を損ねることになってしまう。

なんとかならないものかと、白羽の矢が向けられたのが赤川氏だった。

行田は、もともと足袋で栄えた城下町だが、今は近代化された町並を作っている。その町の中央2キロに渡って、「童の記憶」というテーマで39体の人形が並ぶことになった。それぞれの人形が思い思いのポーズをとって、道行く人の心を和ませ、町全体に楽しい雰囲気をかもしだしている。通 りを歩くと、歓迎されているようなぬくもりに包まれてくる。

赤川氏は、この仕事で「彩の国さいたま景観賞奨励賞」を受賞した。


計39体の人形は、どれも愛嬌たっぷりです。ぜひ、行田の町に行って実際の姿を御覧ください。