弓道審査について

弓道の審査には実技学科があります。級位の審査を受ける場合や、六段までを受ける70歳以上の人は、学科は免除されます。*平成11年度より、高齢者の学科免除の制度は廃止になったようです。

初めて審査を受ける場合は、「無指定」で受審すると適当な段級がもらえます。
地方によっては「無指定」の制度がなく、級位を指定して受審する場合もあります。
2回目以降は、直近上位の審査を受けられます。平成11年度より、2級以下の人が「無指定」で受審することが正式に認められ、いわゆる飛び級ができるようになったようです。

弓道の審査を受けるには、全日本弓道連盟の会員になる必要があります。
学生の場合は学校で加盟していればよいのですが、一般の人は各地区の弓道連盟に
入会することになります。
段位を持っている人は、その認許の日から満5カ月(六段以上受審の場合は1年)
を経過していなければ受審することができません。

実技のチェックポイント

学科問題例

受審料・登録料

段級の基準

段級

基準

コメント

三級
射の基本動作、弓矢の扱い方稍々整い、秩序ある指導の下に修練を経たと認められた者。 受審しさえすれば、とりあえずもらえます。

二級
修練程度三級に比して著しく進歩を認められる者。 三級の人が二級を受けて落ちたのは見たことないです。

一級
射の体形(射形)、射の運行(体配)概ね正しきと認められる者。 高校生で、初めて受審する人はこの辺りが目標です。

初段
射型体配型に適って、矢所の乱れぬ程度に達した者。 大学生や一般の人だと、最初に初段のこともあります。

二段
射型体配共に整い射術の運用に気力充実し、矢所の乱れぬ程度に達した者。 よく中る高校生はたいてい二段くらい。

三段
射型定まり、体配落着き、気息整って、射術の運用法に従い、矢飛直く、的中稍々確実な者。 最低一本は中らないと合格は難しい。逆に言えば、二段までは中らなくても取れる。

四段
前項の要素に加うるに気息正しく、離れ鋭く、的中確実の域に達した者。 二本中らないと合格は難しい。

五段
射形、射術、体配法に適って射品現われ、精錬の功特に認められる者。 和服着用での受審が必須になります。(地域によっては三、四段からの場合あり。)

六段
射技優秀精錬の功、更に顕著な者。 この辺は、今の僕にはよくわからないです。登録料は跳ね上がります 。

七段
射形、射術、体配、自ら備わり、射品高く、練達の域に達した者。

八段
技能円熟、射品高雅、射芸の妙を体得した者。

九段
弓道の真体に透徹した者。

十段
誰が審査するんでしょう?

審査料及び登録料(単位:円)

級位

初段

二段

三段

四段

五段

審査料

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

登録料

1,000

3,000

4,000

5,000

6,000

10,000

このほか、県の弓道連盟に登録料を収める必要がある場合もあります。

戻る