EIA560標準に従ったテスト方法の抄訳


 http://isdl.ee.washington.edu/CE/reports/Group.3/eia560.htmlにありますEIA560標準でのテスト方法を抄訳してみました。 不明の点は、上記原文を参照いただきたいと思います。 なお、下記の周波数は、表記上丸めてあります。 正確な周波数は、元のページにありますトラックリスト(track6-10)をご覧下さい。


1.周波数応答 (track6-11)

 CDプレーヤの出力電圧の1kHzの場合に対する差異(0dB)

   単音: 4Hz,8Hz,16Hz,32Hz,63Hz,125Hz,250Hz,500Hz,1kHz,2kHz,4kHz,8kHz,10kHz,12.5kHz,16kHz,18kHz,20kHz

   スイープ: 1kHzの基準に続けて5Hzから22050Hzのスイープ


2.信号対雑音比(S/N) (track1,4)

 1kHz,0dBの単音を出力した場合と、無音(ゼロ)を出力した場合との差異


3.ダイナミックレンジ (track1,20)

 1kHz,0dBの単音を出力した場合と、1kHz,-60dB,500Hzのディザでゼロへフェードアウトする信号の場合との差異


4.総歪み+雑音(THD+N) (track6-10)

 正弦波を出力し、その正弦波の周波数のみをノッチフィルタで除去した場合の出力電圧の自乗平均の値と、元の正弦波のみの出力電圧の自乗平均の値との比(0dB)

   単音: 4Hz,8Hz,16Hz,32Hz,63Hz,125Hz,250Hz,500Hz,1kHz,2kHz,4kHz,8kHz,10kHz,12.5kHz,16kHz,18kHz,20kHz


5.チャネル分離 (track2,3)

 片方のチャネルから0dBの出力を行なった際の、もう一方のチャネルに出力される出力電圧の比(0dB)

   単音: 125Hz,1kHz,4kHz,10kHz,16kHz


6.デエンファシス誤差測定

 CDプレーヤのデエンファシス回路をONした場合の、プリエンファシス無しデータの出力電圧の測定値と理論値との差異

   単音: 125Hz,1kHz,4kHz,10kHz,16kHz


7.ワウ・フラッタ (track14)

 ワウ・フラッタメータで計って下さい(^^;;;

   単音: 3.15kHz


8.相互変調歪み (track13)

 相互変調によって生成された全周波数成分の被変調周波数成分に対する比率(0dB)

   60Hz + 7kHz (4:1)、 11kHz + 12kHz (1:1)


9.チャネル間位相差 (track10)

 特定の周波数における左右チャネル間の出力電圧の位相差(0dB)

   単音: 20kHz


10.チャネル間レベル差 (track1)

 特定の周波数における左右チャネル間の出力電圧のレベル差(0dB)

   単音: 1kHz


11.出力電圧 (track1)

 特定の周波数における出力電圧(0dB)

   単音: 1kHz


12.ピッチ誤差 (track10)

 特定の周波数を再生した際に出力される周波数の元の周波数との差異(0dB)

   単音: 20kHz(19997Hz)


13.アクセス時間

 原文参照(^^;;;


14.レベルリニアリティ (track18)

 最大録音レベル(0dB)から-59.94dBの範囲での出力レベルの誤差

   単音: 1kHz(997Hz),0dB,-1dBk,-3dB,-6dB,-10dB,-20dB,-30dB,-39.99dB,-59.94dB


15.ディザ有りの場合のリニアリティ


16.矩形波テスト (track16)

 オーバーシュート及び波形の対称性を観測する(0dB)


17.インパルステスト (track17)

 出力の極性を判断する(0dB)