乳の詫び状

Last update 2004/11/16

 ここには、過去の「乳の詫び状」が溜めてあります。ほとんど日記みたいなものですね。

 これより古い分については、こちらへ

 これより新しい分については、こちらへ

乳の詫び状(2004/10/29)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 寿司型USBメモリ
---
 いいなあ、これ。詳しくは、
http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0410/18/news006.html
本気かウケ狙いか、スシ型USBメモリ登場――ソリッドアライアンス

 ガイジンさんに、大ウケか。
 知らなかったけど、
http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0404/16/news073.html
アヒル型の光るUSBメモリ「i-Duck」がUSB 2.0に対応「スーパーi-Duck」に
も、かわいー。
 一度こういうことがウケると、USBメモリと称していろんなものが出てきそ
うですね。

中村(show)

===
標題: Re: 寿司型USBメモリ
---
 し、仕事で使えるんでしょうかね。というか、光るメモリなんぞは、ノートパ
ソコンのバッテリ食い以外のナニモノでも無さそうな。
 寿司型メモリなんて、昼食前には目の毒ですね。量販店も、これを回転寿司設
備で皿に乗せて売るとかすると、売り上げ倍増でしょうね。でも設備投資の元は
とれないだろうけど。あっ、おもちゃの回転寿司セットがありますね。あれを使
えばいいんだ。

たま@無精庵  (ウィルスの媒体、OutlookExpressとHTMLメールを根絶しよう)

===
標題: Re: 寿司型USBメモリ
---
うーむ (--;)
 いやでも、USBメモリに模型を付けるだけならチョロQを付けて、走るUSBメモ
リなんてー出来そうですね。( もうすでに有ったりして(^^; )
 USB中華キャノンとか。


Silver_PON

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

 ASAHIネットがサーバでのスパムブロック機能を無料で提供開始。そして台風と地震被災者に1000万円の義援金。あとなぜか知らないけど、Pink Rainbowというグループを応援しているそうです。\(^O^)/
 スパムブロックについては、
http://www.asahi-net.or.jp/service/mail/spamblock/index.htm
スパムブロックサービス
をどうぞ。
 義援金については、
http://www.asahi-net.or.jp/news041027.htm
新潟県中越地震・台風23号被災者の方々にお見舞い申し上げます
をどうぞ。あと、Pink Rainbowについては、
http://pink-rainbow.net/
をどうぞ。

 今回はこれらに関連した書き込みです。

標題: よくやった!
---
SPAMフィルタ機能。待ってましただよね。いままでもクライアント側で
いろいろ対策はしてきたけど、モバイル環境でwebメールを使ったり
すると貴重な電話代がSPAMメールで使われてしまったりするのが癪だっ
たからね。ざっと設定してみて気になったのは、おまかせ設定の中身が
よくわからないこと。個別のドメインをそれぞれ指定していかなければ
ならないこと(絶対メールなんか来ないnlとかなんざ、一括で拒否した
かったりしたんだが)。複数メールボックスを運用しているとそれぞれ
設定しなくてはならないこと。でも、ないよりましだよね。

被災者向け1000万円寄付。素晴らしいよね。無駄に使われないこと
を祈るぞ。

「Pink Rainbow デビューアルバム発売」ってのは、社長の趣味ですか?
そうですか。

極めてASAHIネットらしいお知らせでした。特に最後が:-)


                        つばめどん

===
標題: SPAMフィルタ設定しました。
---
早速設定しました
おまかせで設定しておいて、後で、個別設定で調整したらいいと思いますよ。

>>「Pink Rainbow デビューアルバム発売」ってのは、社長の趣味ですか?
(^^; (^^; (^^; (^^; (^^; (^^; アトソンの1Fにコスプレネカフェが出来る日も
遠くないですね。 (出来たら入り浸ってしまいそうぢゃ)


Silver_PON@最近メイドさん萌え

===
標題: ワイルドカードが使えるよ
---
個別にドメインを指定しなくても、*.nlでいいんじゃない?
だめ?

中村(show)

===
標題: ワイルドカード
---
 使えるようですね
 真っ先に設定したのは yahoo.co.jp だな。ここからはクソメール
しか送って来ん。次が*UK。

                            穂高

===
標題: あ そっか
---
@hoge.co.jpの形式で入力しなきゃって頭があったもんだから、ちと
勘違いしてたみたい。
おすすめ設定でどこまでブロックしてくれるかを見ながら、修正して
みよっと。

さっき、証券会社からのメールがSPAM扱いされていた。ある意味では
正しい分類だな:-)


                        つばめどん

===
標題: きいとるのぉ
---
 おまかせ設定をしただけですが、きいてますよ。
 一晩100通以上くるメールが今朝が30通。
 そのうちスパム以外は数通でしたが、これだけフィルタリング
してくれると、あとは楽。telnetで入って del 10 to 100なんて
やってた作業、数分間かかってましたが、これで1分以内で
処理できるようになりました。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 乳の詫び状(2004/10/27)への感想
---
 匿名希望さんから。
--- ここから ---
乳の詫び状を読んで、私も昔のことを思い出してしまいました。
私には2人娘がいますが、上の娘が中程度の心室中隔欠損で生まれました。3ヶ
月検診のときにわかり、それを聞いたときには明日には死ぬのではないかと思
いました。

私の血液型がO型、妻の血液型がAB型、娘がA型ですので、親が輸血することも
できません。病気がわかった翌日には、当時勤めていた会社の総務部に電話を
して、もし娘が手術となったらA型の人のリストをもらえないかと相談したぐ
らいです。
(ちなみに下の娘はB型ですので、家族間で輸血できません。)

このときにインターネットの力も再確認しました。娘が生まれたのは、92年で、
インターネットはメイルとニュースの時代でした。fj.helthか何かに、娘が心
室中隔欠損と言われたのだけどと書いたところ、10数名から励ましや体験のメ
イルをいただき、これなら大丈夫かなと不安からすこし開放された記憶があり
ます。

症状が中程度でしたので、手術は様子見と言いながら11歳になり、今では地域
のミニバスケットボールクラブでがんがんに走り回っています。
中村さんの手記などを読むと、上には上がいるものだとと思いますが、やはり
どうやって子供を助けようかと思う親の心は、変わらないと思います。

お付き合いくださいまして、ありがとうございました。
--- ここまで ---

乳の詫び状(2004/10/27)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ドラマ「たったひとつのたからもの」
---
 昨夜、幼くして亡くなったダウン症児加藤秋雪君のドラマ「たったひとつの
たからもの」が日テレ系で放映されました。
http://www.ntv.co.jp/takaramono/
たったひとつのたからもの

 加藤君の生涯を写真と文章でつづった同名の書籍はベストセラーになったこ
と、加藤君の写真を使った明治生命のコマーシャルが大反響を巻きこしたこと
は記憶に新しいと思います。ここでも紹介しました。
 jouwa/salonなら2003/12/02/の#10679、ウェブなら
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo74.html
乳の詫び状
の2003/12/02をみてください。

 昨夜のドラマ、途中から観たんですが、やっぱ、自分たちのこと、息子が小
さかったころを思い出して泣いたなあ。
 あんなにダウン症の子が出てくるドラマってまずないよね。
 主役の杉森翼(6歳)、後藤響(3歳)、辻智基(1歳)の子供たちもそうだ
し、ほかにも出てましたよね。杉森君は名演技でしたよね。運動会でこけるシ
ーンとか、一人で初めて家まで帰ってくるところとか。大したもんだなと思い
ました。

 息子も心臓欠陥があって、生まれたときに、もう何日もつかどうかだからと
いわれて、父がすぐ東京までやってきてくれて、立川の病院まで行ったのを思
い出しますね。保育器の中で鼻やら口やら管だらけで、ほとんどミルクも飲む
力がないような状態でしたけど、主治医が、今日無事だったら明日、明日生き
延びたら3日、3日を1週間、1週間を2週間、2週間を1ヵ月、1ヵ月を3
ヵ月と伸ばしていこうといってました。
 妻は産後で入院したまま。ショックを受けるといけないので、ダウン症だと
いうことは知らせてないし、主治医のほうから、退院して元気が出てきたら、
こちら知らせるということだったんですが、知らせるまでの、あの2週間くら
いが妻にも相談できず、人生で一番つらかったときの1つですね。
 おれはその間、妻の母乳を冷凍したのを、会社に行く前に病院にせっせと持
っていってました。母乳がなかなか出ないのね。だもんね、妻のお母さんが、
大豆をゆでてミキサーで潰したものを飲ませて、さらに乳を激しくマッサージ。
これ、肩の付近から胸筋をはがすようなすごいマッサージで、妻はほんとに泣
いてました。それをお母さんは、「赤ちゃんはがんばっとるのに、あんたがそ
んなことでどうするんよ。がまんしあない」とかいって、容赦なくマッサージ。
おれ、できんわと思いました。

 ダウン症のことは、若い医者が妻に説明したけど、あれはまずいと思ったよ。
 非常に事務的な冷たい感じでさ。おれは技術屋だから下手糞な文学的修辞を
使って慰めるように伝えてもらうより、ポイントだけ事実を列挙してくれたほ
うがいいんだけど(ダウン症がどういう病気なのか、技術仕様を読むようなも
んだね)、女はたまらんよなと思った。まして自分が産んだばかり子供だもん
ね。
 まだ、若い医者だけに患者につらいことを説明するときの経験が足りなかっ
たんだろうね。
 まあ、年寄りの医者だって、小児科以外は、たとえば耳鼻科とか歯科とか眼
科とかさ、ダウン症児を初めて見たといって、おお、これがダウン症児かなん
て態度の奴もいて、そういうところには2度と妻は子供を連れて行かなかった
もんね。眼科なんて、知的障碍があると、見えるかどうかをどう表現していい
のかわからないから、うまくいえないんだけど、それをみてなんとか工夫しよ
うというんじゃなくて、だめだこりゃって態度の医者もいるんだよな。
 まあ、ダウン症は比較的多い障碍なのでコミュニティがいろいろあって、そ
ういうところでどこの医者だとダウン症児にも理解があるか聞いて、やれ下北
沢のなんとか医院とかどこそこのなんとかとかいって、連れて行ってました。
そういう医者が探しやすい点は、東京は地方に比べていいなとは思いました。
 医者も技術だけじゃなくて、患者への接し方も教育し直さないとね。そうそ
う、教育し直さないといけないという点では、小児科以外だと、ダウン症に関
する知識が非常に古い。何十年も前の間違った知識のままの医者も多いのね。
 おれ、思うんだけど、医師免許って3年に一回くらい、最新の知見に基づい
た再試験をやってだめな奴は免許与えないほうがいいんじゃないか。一度免許
与えたらずっと安泰というのはおかしいよ。普段、不断に勉強してない医者な
んて怖くて使えないよ。

 心臓のほうは、ファロー四徴症、心室中隔欠損、右脚ブロックなどいろいろ
あって、毎日いつ死ぬか死ぬかの状態でした。
 医者からは手術ができる3歳までなんとかがんばって育てましょう。それ以
前だと手術に体力が耐えられないこともあるから手術が難しくなるといわれて、
一所懸命、よく妻が育ててくれたと思います。
 チアノーゼで酸欠状態になると、ぎゃーって泣き出すんだけど、どうしよう
もないんだよね。ただただ抱きしめてやることしかできない。酸欠から復帰す
るかどうかは運次第。あわてて病院に運んでも間に合わない。運があれば生き
る。だめなら死ぬ。これだけだもんね。
 3歳のときに慶応病院でも明治だか大正だかの開院以来、2例目か3例目の
症例で9時間くらいの大手術だったけど、なんとか生き延びました。おれんと
こも妻のところもご両親が東京まで来てくれて、手術中無事を祈っていました。
 執刀医は加藤木先生という名前だったかな。珍しい手術が大成功だったから
でしょうね。学会でも発表したりいろいろ鼻高々だったんでしょうし、息子が
定期健診に行くと、もう遠くからおおいなんちゃって若殿様扱い。\(^O^)/
 でも、インターンとかぞろぞろいて、これがかくかくしかじかの症例の子供
で、こういう手術をこうやっていまこういう状態で説明するんだそうですが、
妻は見世物みたいでいやだといってましたね。まあ、医学の発展のためなんだ
から、がまんしろとはいいましたけど、納得はしないよね。

 いまはもう、でかくなって、生意気になったし、ドラマでも出ていた、そし
て下に挙げた財団法人日本ダウン症協会最新情報にも載っている牧野アンナ先
生のダンス教室LOVE JUNXでヒップホップ系の音楽に合わせて踊りま
くってます。\(^O^)/
 妻には、ほんと苦労をかけて申し訳なかったと思うし、よくここまで育てて
くれたと、ただただ感謝、感謝ですね。ありがとうございます。これからもよ
ろしく。

http://www.jah.ne.jp/~jds97/
財団法人日本ダウン症協会
http://www.jah.ne.jp/~jds97/saishin/
財団法人日本ダウン症協会最新情報

 ドラマは、松田聖子が意外によかったね。おれ、見直しちゃった。

 あ、そうそう。先に挙げた2003/12/02に
「今年、若い友人夫婦が生まれて数ヵ月でお子様を亡くされましたが、その短
い間でも子供が親に教えたことはほんとに大きかったと、友人夫婦はおっしゃ
ってました。
 親の恩はもちろん感じるんですが、「子を持って知る親の恩」より「子を持
って知る子の恩」は、ほんとにそう思います。」
と書きました。夫はRing Server Projectのメンバーで、サイトのデザインを
やってくれた方ですが、このご夫婦にお子様が生まれました。亡くなったお子
様は女の子でやはり心臓病でした。今回のお子様は元気な男の子だそうです。
 今年、身近では人が死ぬ話ばかりだったので、久々に明るい話題でした。

http://www.ring.gr.jp/
Ring Server Project

乳の詫び状(2004/10/26)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 地に堕ちた高塚社長
---
 ダイエー福岡事業再建の立役者として、週刊ダイヤモンドというかダイヤモ
ンド社がよいしょしていた、高塚社長がセクハラで逮捕されましたね。詳しく
は、
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__349763/detail
高塚セクハラ逮捕…舌入れ、胸もみ、携帯H画像
をどうぞ。ついでに、自分の著書を毎年1万冊も会社の金で買って、印税は自
分の懐に納めていたそうです。
 どうせなら、おれの本を毎年1万冊買ってくれ。\(^O^)/
 詳しくは、
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__349785/detail
不明朗な会計処理も捜査 高塚容疑者めぐり福岡県警
をどうぞ。

 なるほど、これじゃ、ホークスタウンもダイヤモンド社の社長も、迷惑をか
けるからと辞めたはずだよね。王監督が続投する気になったのは、きっと高塚
社長が辞めたからだね。これで工藤も小久保も戻ってくればいいのに。
 そしたら来年はホークスが日本一だぜ。ライオンズ日本一おめでとう。
 ドラゴンズ、どうしてもパ・リーグに勝てないね。なんでかな。

 それにしても、セクハラして携帯電話で撮影した女性の陰部を携帯の待ち受
け画面にしていたなんて、ほんとならすごいな。そんな携帯、人前でうっかり
電話に出られないよな。
 それと笑ったのが、中谷彰宏との共著「抱擁力」で、「高塚さんはキス魔
(中略)普通だと、セクハラになる。ところが、そうならないところに、高塚
マジックがある」なんて中谷彰宏が持ち上げていること。さすが中谷彰宏とい
うべきか。おべっかは上手だね。以前、中谷彰宏をセクハラで告発しているサ
イトがあるとメールで教えてもらったと思ったけど、どうなったのかな。サイ
ゾーだったかな。
 そんな中谷彰宏の本で、面接技術をせっせと磨いている学生がいるかと思う
と、お前ら、社会人になる前から食い物にされてることくらい気づかないとま
ずいぞと思うけどね。まあ、でも実用書であってもベストセラー作家?だから、
お世話になってる出版社は批判はできんわな。


===
標題: 寝る前に一言
---
私が就職するときにいわゆる「メンタツ」(面接の達人)なるマニュアル
本が最初に出版されたんですわ。あ、一年前かも。
べた褒めしてる人がいて、すんげえうさんくさいと思ったんだけど、今に
して思えばいい勘してたってことだよね。だいたいさ、ベストセラーの
同じマニュアル本で試験受けたらばれるわな。面接するほうだってプロ
なんだもの。いまどきサッポロビールの面接で「男は黙って・・・」って
やるようなもんでさ、同じネタを何度も見せられる面接官はうんざりだと
おもうわけ。

高塚さんの連載はとてもおもしろかったけれども、うちの職場じゃてんで
参考にならないし^^; 三等重役を読むような感じね。楽しく読んでおしま
いという。または、ジパングという国には夢のような会社があるなあと。

新潟の地震の映像にショックを受けて夜更かししてしまったのでちょっと
戯れ言を。はやく復興してほしいね。いやマジで。

つばめどん

乳の詫び状(2004/10/25)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 血液型を信じるバカ、広めるバカテレビ
---
 最近、血液型による相性をネタにしたテレビ番組がやけに目に付く。
 この前、フジテレビ系列の「発掘!あるある大辞典2」でやってたかと思え
ば、今日はテレ朝がスペシャルまでやっていた。
 毎度いうけど、こういうオカルト番組を視聴率が取れるからと恥も外聞もな
く流すんだから、テレビ屋には、オウムを産んだ反省なんかかけらもないね。
 この前、東京で配っているR26という無料マガジンでは、血液型性格診断
がテレビ屋の売れ筋になっていることが記事になっていた。それによると、テ
レビ局にはやはり抗議があるそうだ。非科学的な番組を流すことで社会的弱者
を生み、差別を助長するという理由だそうだ。実際、こういう番組の影響で、
B型やAB型の人間は勝手気まま、わがままといった断定をされる現状が広が
っているというから、恐ろしい。こうなると、もはやテレビ屋はどう社会的責
任をとるか責任を問われなければならない。どうせ取らないだろうけどね。
 そういう差別が広がっていても、テレビ屋は数字が取れる鉱脈だと思ってい
て、一応、抗議に配慮しつつというスタンスながら、せっせと番組を作ってい
るのが現状だそうだ。ほんと、テレビ屋、中でもバラエティ屋ってのは、やる
ことがクズだね。

 番組でやってる実験なんてちっとも科学的とは思えないのに、つまらない実
験をして、あたかも科学的といった装いで放送するのは犯罪的だし、オウムを
日々生むことになるのに、テレビ屋のバカは気づかないんだね。気づいても視
聴率になり、金になるなら、知らんぷりなんだね。ほんと犯罪的だね。
 「あるある」や今日のテレ朝のスペシャルでも、あくまで番組でやったアン
ケートや実験の結果なので個人差がありますなどと言い訳がちょろっと出てい
たが、これこそ視聴者をバカにしているね。
 あるあるの掲示板
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/aruaru2/index2.html
をみると、科学的に証明されていて感心したなどと書いている人までいて、こ
こまで汚染されているのかとあきれるばかり。番組担当者は、こういうバカ、
オウム信者のような疑似科学ににハマるような人間をテレビの強大な力で増や
していることに対してどう思っているのか、聞いてみたいね。
 A型B型とか幼稚園児を分けて、行動を観察していかにもA型らしい行動な
どと結論づけている実験と称するものをやってるが、あれ、テレビ屋にA型の
幼稚園児だと偽って、B型の幼稚園児を集めて与えたらどうなるんだろうと、
いつも思う。
 きっとテレビ屋は、ほんとはB型なのにその中から連中がA型的行動と思い
込んでいる部分だけを編集で切り出して、やっぱりA型は気配り上手で慎重で
すねなどと誘導・結論づけるビデオを作るに違いない。少しでも科学的だと言
いたいのなら、最低でもそれくらいのことはやらないと意味がないんだよ。
 「あるある」で外人タレントのセイン・カミュだっけ、あの人が、不思議で
すね、たった4つしか血液型がなくてそれで性格や相性が決まるのはなどとい
ってたけど、おいおい、血液型の分類なんていくらでもあるんだよ。
 たった4つに分ける分類方法を使って、おもしろおかしく作り話をでっち上
げたものが、いまの血液型性格診断なのであって。最初から仕組まれているこ
とに気づけよと思うね。先代だっけ、先々代だっけ、能見なんとかって人は、
そこに気づいて売り出した点は商売のセンスはあるなと思うが、これをテレビ
局が調子に乗って流すのは社会的な犯罪だろう。日本のテレビは、まだNHK
がこういうオカルト番組を流してないことだけが救いだね。

 ってなこと書いていたら、届いたばかりの日経サイエンス2004年12月号(こ
れ、アインシュタイン特集。相対論から100年だそうです)では、塩谷喜雄
氏が連載「いまどき科学世評」で「オカルト復権と科学者の責務」と題して、
血液型や超能力者が犯罪捜査するとオカルト番組が最近増えていることに警鐘
を鳴らしている。
「オウムの犯罪以来少し下火だったオカルトや心霊現象ものが、またぞろテレ
ビ画面に復帰して、荒唐無稽なうそっぱちを垂れ流している」で始まる記事を
読んで、昨今のテレビ番組の異常さを感じているのはおれ一人だけではなかっ
たと、心強く思った。
 記事では、アンケート調査では隣人や同居人として避けたい血液型としてB
型とAB型が圧倒的多数を占めたと書いてある。
「こうなると作り話の社会的暴力、典型的なマイノリティー差別ではないか。
最近では血液型健康法まであるという。命に直結する健康法にまで根拠のない
差別が持ち込まれようとしている」と塩谷氏は憤慨している。そして、科学者
はこういう番組の跳梁跋扈を黙っていないで、非難の声を上げるべきと結んで
いる。
 日本のメディアに対する批判として、
「日本のメディアの科学軽視が根底にある。民放でまともな科学番組が流され
ることはまれだ。血液型による性格診断のような『作り話』を、科学的である
かのように扱う。経済協力開発機構(OECD)の調査で成人の科学的な興味は先進
国中ビリから2番目、科学知識は最下位だった」
とも書いてある。これが技術立国、科学技術大国と称する日本のもう1つの実
像なんだから、日本の先は長くないね。
 と学会のトンデモ本の紹介でも、血液型性格診断は日本のトンデモの代表と
して批判してあるけど、テレビの圧倒的な影響力の前には非力なことは否めな
い。
 一人でも多くの人が、ああいうのはインチキだといい続けないとだめなんだ
ろうが、血液型性格診断を本気で信じているのは、日本だけかと思ったら、塩
谷氏の記事によると、日本と韓国だそうだ。
 韓国も先は長くないな。\(^O^)/
 あれはインチキじゃない。科学的なんですといって、早く中国とアメリカに
も信じさせよう。\(^O^)/

 バカなテレビ屋にはっきり言っておく。
 個人差がありますなどと、テキトーな言い訳を流してお茶を濁すな。
 ああいう番組をやるのはいいよ。しかし番組放送中、下にテロップで
「先進国では血液型性格診断を信じているとバカと思われます」
とはっきりと流し続けろ。
 そうしないと、ほんとにまたオウムの二の舞だぞ。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 日経ソフトウェアに書きました
---
 日経ソフトウェア2004年12月号の特集「プログラミングの良書100冊!」に
寄稿しました。今日、届いたのでもう書店に並ぶころと思います。95ページで
す。
 1ページだけなので、紹介したい本はほとんど削るしかありませんでした。
他の著者と重複するものも削ったりしました。

 10冊以内といわれた最初に出した候補と、参考の一覧を示しておきます。
--- ここから ---
G.M.ワインバーグ著、木村泉訳「コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人
間学」(共立出版、ISBN4320025377)

ジョン・ベントリー著、小林健一郎訳「珠玉のプログラミング―本質を見抜い
たアルゴリズムとデータ構造」(ピアソンエデュケーション、ISBN 4894712369)

中田育男「コンパイラの構成と最適化」(朝倉書店、ISBN4254121393)

結城浩「Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編」(ソフトバ
ンクパブリッシング、ISBN4797319127)

A・S・タネンバウム著、引地信之、引地美恵子訳「OSの基礎と応用―設計から
実装、DOSから分散OS Amoebaまで」(ピアソンエデュケーション、
ISBN4894712067)

サスマン他著、和田英一訳「計算機プログラムの構造と解釈」(ピアソンエデ
ュケーション、ISBN489471163X)

ポール・グレアム著、久野雅樹訳、須賀哲夫訳「ANSI Common Lisp スタンダ
ードテキスト」(ピアソンエデュケーション、ISBN4894714337)

まつもとゆきひろ・石塚圭樹著「オブジェクト指向スクリプト言語Ruby」(ア
スキー、ISBN4756132545)

Douglas E. Comer著、村井純・楠本博之訳「TCP/IPによるネットワーク構築
Vol.1 Vol.3」(共立出版、共立出版 ; ISBN: 432012054XとISBN4320120841)
Winsockバージョンもある。
旧版は、Vol.2があり、これがXINU(ジニュー)というOSまで作ってTCP/IPの実
装
をみせてくれた本だったが、新版ではこれがなくなっている。

Scott Meyers著、吉川邦夫訳「Effective C++」(アスキー、ISBN: 4756118089)

加藤弘一著「図解雑学 文字コード」(ナツメ社、ISBN481633243X)

==============
以下、前ふりや補足で使うかもしれない参考

ジョン・ベントリー著、野下浩平訳「プログラム設計の着想」(近代科学社、
ISBN4764901587)

ジョン・ベントリー著、野下浩平訳、古郡廷治訳「プログラマのうちあけ話―
続・プログラム設計の着想」(近代科学社、ISBN: 4764901773)

A. V. エイホ他著、原田賢一訳「コンパイラ―原理・技法・ツール Vol.1 Vol.
2」(サイエンス社、 ISBN4781905854およびISBN4781905862)

A・S・タネンバウム、A・S・ウッドハル著、千輝順子訳「オペレーティングシ
ステム―設計と理論およびMINIXによる実装」(プレンティスホール出版、
ISBN4894710471)

Erich Gamma著、本位田真一・吉田和樹訳「オブジェクト指向における再利用
のためのデザインパターン」(ソフトバンクパブリッシング、ISBN4797311126)

結城浩「Java言語で学ぶデザインパターン入門」(ソフトバンクパブリッシン
グ、 ISBN4797316462)

加藤弘一著「電脳社会の日本語」(文春新書、文芸春秋、ISBN416660094X)

R・ケント・ディヴィグ著、村上雅章訳「プログラミング言語SCHEME」(ピアソ
ンエデュケーション、ISBN4894712261)

http://user.ecc.u-tokyo.ac.jp/~g340299/
野田開さんのウェブサイト
http://user.ecc.u-tokyo.ac.jp/~g340299/onlisp_j.pdf
野田開さんによるPaul Grahamの「On Lisp」の翻訳
http://www.shiro.dreamhost.com/scheme/index-j.html
Practical SchemeとGauche

Scott Meyers著、安村通晃訳「More effective C++」(アジソン・ウェスレイ・
パブリッシャーズ・ジャパン、ISBN4756118534)
ジョシュア・ブロック著、柴田芳樹訳「Effective Java プログラミング言語
ガ
イド」( ピアソン・エデュケーション、ISBN4894714361)
--- ここまで ---

 寄稿にどの本を入れてどの本が入れられなかったのを調べるのも一興かと。
 On Lispの翻訳を黙々と続けてらっしゃる野田開さんは、ほんと頭が下がり
ますね。東大マイコンクラブだそうですよ。>草野さん、滝口さん

 100冊といえば、以前、インプレスが出した「コンピュータの名著・古典100
冊」にも寄稿しました。今年の初めかと思ったら、もう1年前なのね。jouwa/
salonを検索したら、
--- ここから ---
2003/09/17 08:26, 14行, 0(0)関連
標題: コンピュータの名著・古典100冊
---
 インプレスが「若きエンジニア必読のブックガイド コンピュータの名著・
古典100冊」というのを10月に出します。
 これにコメントをお願いしますというので、依頼があり、400字以内という
ところ600字くらい書いて編集者を泣かせました。すみません。^^;
 コメント内容は、
この本を読んだから
「こういう仕事をはじめるきっかけになった」、「迷ったときはいつもこの本
に立ち戻るとヒントが得られる」とか、「自分のプログラミングで大きな影響
を受けた」とか・・・そんなライブなお話がうかがえるとうれしいです(^^)
ということなので、そういう方向性で書きました。ネタが何かはたぶんみなさ
んの想像どおりと思います。
 出たら、読んでみてください。
--- ここまで ---
となってました。
 この本、送られてきたのを読んで、がっかりというかやっぱりというか、そ
もそも石田晴久は、なぜ、おれが選ぶ100冊とやらなかったのか。コンピュ
ータ名著読書委員会なんて委員会を作って、公正な評価の元で選んだという形
を取りたがるのか。いかにも元東大教授的差しさわりのなさというか官僚的と
いうか、読者は敏感にそうやって作られた本のつまらなさを見抜いちゃうよ。
良くも悪くも、おれの趣味で選んだものを出せばよかったのに、委員会形式は
責任逃れに見えちゃうんだよね。
 そこが、石田晴久の限界だし、その石田晴久が日本のパソコン関係の雑誌に
よく登場したことで、エネルギーが失われた面は否めないというのがおれの認
識。まだこんなやり方やってるのかと、残念だったね。
 それと、失礼ながら石田晴久をはじめ、本書で名著の紹介文を書いている4
人はやはり文章が上手じゃない。引き込む力、よしすぐ買いたいと思わせる力
がない。これが出た同時期、週刊ダイヤモンドの書評で文芸評論家の人が(も
う去年の週刊ダイヤモンド処分しちゃってるので名前が確認できず、失礼)、
中公新書の正高信男著「ケータイを持ったサル」を紹介していたんです。ケー
タイの普及によって人間がサル化しているとサル学者がいうんだから、それだ
けで引きつけますけど、紹介の仕方がおれには絶妙に思えて、ソッコー、買い
に走りましたからね。やっぱ、うまいなと思って。
 しかもいま気づいたけど、買っては来たものの積読になってて、まだ読んで
ない。\(^O^)/ しかもしかもいま、どこにあるかもわからない。\(^O^)/
 これですよ、これ。瞬間買いに走らせてしまう文章の力。まんまとやられま
したね。でも心地よいです。

 インプレスのこの本に悪態つきましたが、採り上げている本はいい本が多い
ので、この本自体は読まなくてもいいから(^^;)、紹介されている本は読んで
みてください。定本、名著は、今回の日経ソフトウェアとも重なると思います
が。

乳の詫び状(2004/10/24)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 我が家にブラックホールがやってきた
---
 なんといま我が家にブラックホールが来ております。\(^O^)/
 台風や新潟の大地震の影響でしょうか(被災地のみなさん、お悔やみ申し上
げます)。
 いいえ、スーパーのイトーヨーカドー府中店で、驚くべきことに家庭用ブラ
ックホールが売ってたんです! ソッコー、買いました。
 ブラックホールといえば、宇宙にあって、あらゆるものを吸い込んで、一度
入ったら決して出てこられない存在であることはみなさんご存知と思います。
 ホーキングのブラックホールが蒸発するなんて話もすごいんだけど、それは
また別の機会に。
 ブラックホールが家庭用になったということは、ごみ問題一気に解決? 果
たして、いつ、家庭用ブラックホールを実用化する超絶技術が開発されたんで
しょうか。
 そのキーワードは。
 ありません。\(^O^)/

 これ、ブラックホールという名前の家庭用脱臭剤です。
 なーんだとお思いでしょうが、まったくハイテクと無縁というものでもあり
ません。この商品の説明書きから引用。
--- ここから ---
ブラックホールはキムチの国韓国のソウル大学で開発されました。
アパタイトをナノサイズで処理して吸着性能を向上させ、光触媒を活用して臭
いを分解させる技術です。
そして、人体に全く無害ですので安心してお使いください。
--- ここまで ---
 ほかにも箱をみるとあれこれキーワードがちりばめてありまう。
Bio-Deodorizer 
テノテク技術と光触媒の力による新しい脱臭剤
光触媒の効果。太陽にてらすとながもちします。

 特許番号なんかも書いてあります。
Invention Patent: No.330599
Design Patent: No.0290436
US Patent Application: No.09-765576
Venture Registration: 2001162271-3406

 すごいでしょ、光触媒ですよ。知らない人はすぐ勉強しなさい。たしか最近、
講談社ブルーバックスでも出てたと思う。おれ、まだ買ってないけど。^^;
 おれのホームページから検索してAmazonで買ってくれるとおれに紹介料が3
%入るぞ。
 いいって、そんな話は。
 ともかく、光触媒では日本が世界最先端を独走していると思っていたから、
韓国にやられたのは、ショックだぞ。

 企画・輸入・販売は、
ハニカム・ジャパン株式会社
郵便番号411-0935 静岡県駿東群長泉町上長窪3-3
韓国本社のウェブは、
http://www.hanii.com
です。興味のある人は、問い合わせてみてね。たぶん、ほかのスーパーにもあ
るんじゃないかな。

 太陽に照らしてやろうと思うんだけど、台風やらがずっと天気が悪いんだよ
ね。水、やったら元気になるんやろうか。早く新しい葉が出ないかな。
 観葉植物じゃないんだから。

乳の詫び状(2004/10/23)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Googleで楽天を探すと、こんなん出ました
---
 プロ野球参入を巡って、ライブドアと楽天のバトルがマスコミの恰好のネタ
になってますけど、ネット見てると面白いね。
 楽天擁護派は、堀江君のことを豚呼ばわり、逆のライブドア擁護派は三木谷
さんのことをミキダニとかおにぎり野郎呼ばわり。人間の品性下劣さがよく出
てるね。
http://jbbs.livedoor.jp/shop/960/
【楽天市場】楽天出店者と元出店者の本音スレッド
なんてものもあるんですね。
 ライブドアにある掲示板だからバイアスはかかってるだろうけど、面白いと
思ったのが、Google(グーグル)を使って、
site:www.rakuten.co.jp 長い間、ご愛顧いただきありがとうございました
や
site:www.rakuten.co.jp 申し訳ございません。ただいま、店舗の改装中です
で、閉店や改装中の店の数を調べる方法。
 話は、実はもうその店はないのに改装中と表示して、しばらくしたらまた営
業が始まるかのように偽っている楽天は汚いという話になるんだけど、こっち
はそんなことより、この使い方ね。
 site:は知ってても、ほほぉ、こういう使い方もできるのねと思っちゃった。
標題: AS/400 iSeriesネタ
---
 ここからPCじゃない、IBMのネタ3連発。
 ひさびさにiSeries(旧称AS/400)の記事です。詳しくは、
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0410/19/news122.html
iSeriesの「輝き」をもう一度 ―― てこ入れに乗り出したIBM
をどうぞ。
 AS/400(どうしてもこっちのほうが愛着のある名前なので使ってしまう)がど
れほどユーザに支持されているかは、毎度のようにいろんなところで顧客満足
度No.1を獲得していることでわかります。この前、日経コンピュータの日経コ
ンピュータ顧客満足度調査で前人未到の7回連続No.1を獲得してましたね。詳
しくは、
http://www-6.ibm.com/jp/servers/eserver/iseries/NIKKEI2004.html
日経コンピュータ顧客満足度調査七回連続No.1
をどうぞ。
 史上初の総合80点以上だもんね。こんなにお客さんが買って喜んでいるマシ
ンは、世界にもないでしょう。
 この前、六本木ヒルズでiSeries POWER SOLUTION LIVEという展示会があっ
たんですが、忙しくていけませんでした。
 えっ、この前と思っていたら、8月24日だったのか。もう2ヵ月近く前の
ことなのか。なんか、時が過ぎるのが早すぎ。

iSeriesについては、
http://www-6.ibm.com/jp/servers/eserver/iseries/
をどうぞ。

===
標題: pSeriesネタ
---
 pSeriesは、IBMのUnixであるAIX搭載のマシンです。iSeriesとは部品の共通
化を進めているので、ほとんどハードは同じになってきてます。
 IBMがPower5搭載マシンを出したので、エグゼクティブ・フォーラムという
のが8月2日開催されて、それに行ってきました。
 もうほとんど3ヵ月前の話ですみません。
 新プロセッサPower5ってすごい性能なんだね。ライバルのHPなんかかみつい
ているみたいだけど、やっぱすごいと思う。
 で、いろいろ説明があったけど、印象からいうとIBMは仮想マシン(VM)の技
術がどんどん進化してますね。VMといえば、数10年前のメインフレーム時代
からIBMの得意技だけど、ハードの進化もあいまって、いま、IBMは仮想マシン
の鬼になってますね。^^;
 それも、Power5の高性能があってのことでしょう。1つのプロセッサに2つ
コアが入っていて、1つのコアで2つのスレッドが同時実行できるので、OSか
らは4CPUに見えるそうです。1チップ4CPUなのか。

 今回のPower5を使ったpSeriesでいえば、マイクロ・パーティショニングが
それ。いままでは、LPAR(論理分割)という仮想的に複数のマシンを1台のハー
ド上に作り出す機能は搭載されていたけど、pSeriesのはHyperVisorという機
能を使って、もっと柔軟に細かく割り当てたり制御できるようになり、無駄な
くプロセッサのパワーを引き出せるようにしたってのが謳い文句です。
 1CPUで最大10パーティション、最大16CPUだと160パーティション。つまり、
1台で160台の仮想Unixマシンを作り出せるわけですね。会場でもらった資料
だと160台だけど、
http://www-6.ibm.com/jp/servers/eserver/news/041020_power5.html
をみると、254台になってますね。この2ヵ月の間に増えたのか。^^;
 ともあれ、これで、たくさんあったUnixマシンを1台に集約するいわゆるサ
ーバ統合ができるわけですね。それによって、設置場所のコスト、運用コスト
などトータルな所有コストを下げるわけですね。いくら1Uのサーバをラックマ
ウントでといっても、160台もあると大変だよね。\(^O^)/
 なお、LPARは、メインフレームで1988年に搭載されて、以後、pSeriesだけ
じゃなくてiSeriesでも使えます。もちろん、いまのメインフレームzSeriesで
も。
 それとシェアド・プロセッサ・プール。これ、パーティション間でプロセッ
サパワーを自在に割り当てる機能だそうです。
 それと、ぼくがIBMがすごいなと思うのは、オンデマンドで課金ができるCoD
(キャパシティ・オンデマンド)があることです。CoDは、ハード的に存在して
も使わない分は課金せず、使った分だけ課金する、いわば富山の薬売り方式を
実現したもので、これリーズナブルと思います。ウェブなんて、ピークの変動
が激しいから、最大ピークに備えてハードを準備していても、ピークが過ぎる
とほとんど遊んでいる状態になることが多いですからね。当然、CoDはiSeries
やzSeriesもやってます。
 当たり前ですが、Linuxも動きます。iSeriesでもメインフレームのzSeries
でもLinuxが動きます。IBMが力を入れているのは、Novellに買われたSuSEと
Red Hatです。どちらも64bitのエンタープライズLinuxです。
 Power5で動く64bitネイティブLinuxってめちゃ速そうな気がしますね。

pSeriesについては、
http://www-6.ibm.com/jp/servers/eserver/pseries/
をどうぞ。

 あ、あれこれみていたら、九大の情報基盤センターは、64プロセッサの最上
位機を買うんですね。よし、おれ一人で使わせろ。\(^O^)/

===
標題: zSeriesネタ
---
 iSeries, pSeriesと書いてメインフレームzSeriesを書かないのはかわいそ
うと思って、IBMのサイトに行ったら、今年IBMメインフレーム誕生40周年だ
ったんですね。知らなかったなあ。実は8月の時点では知っていたんだけど、
ずっと書けなかったから、もう今年終わりじゃん。\(^O^)/
 zSeriesのページ
http://www-6.ibm.com/jp/servers/eserver/zseries/
に行くと、40周年関連リンクがいろいろあって興味深いです。
 System/360誕生40周年記念小冊子のダウンロードしようと思って、アンケー
トに答えてダウンロードしました。ところで、
https://www-6.ibm.com/jp/domino03/ewm/EwmQuest.nsf/brc/openmainframe
という、このURLをみると、Notes/Dominoを使ってるんでしょうかね。

 メインフレーム写真集
http://www-1.ibm.com/ibm/history/exhibits/mainframe/mainframe_album.html
をみると、709 Data Processing Systemがありますね。たしか、このマシン上
にMITで世界最初のLispが作られたんですよね。

zSeriesについては、
http://www-6.ibm.com/jp/servers/eserver/zseries/
をどうぞ。

 がんばれ、メインフレーム。買えないけど。\(^O^)/

乳の詫び状(2004/10/20)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。もじら組の小池さんとRingの鈴木さんから。
 小池さんは、Mozilla, Firefox, Thunderbirdといった最近人気のブラウザやメーラーの日本語化をボランティアでやってくださっているもじら組の人です。
 小池さんとは、この前、空調服オフをやったとき初めてお会いしましたが、物静かな好青年でした。

 もじら組はMozilla Japanが設立されてどうなるのかと思ったら、正式なバックがついたというか、もじら組が作業したものをオーサライズするのがMozilla Japanという位置づけのように思えますね。
http://www.mozilla.gr.jp/
もじら組
http://www.mozilla-japan.org/
Mozilla Japan

 Mozilla Japanの代表理事には、相磯先生がなってますね。相磯先生は慶応からいまもう東京工科大学学長なんですね。
 15年前、一緒に全米の大学を回ったのが昨日のような気がしてきました。あの旅行記は電脳騒乱節に書いたので、古くからのファンは覚えていると思います。

 最近、Firefoxの人気が高くて、アメリカのセキュリティ機関US-CERTIEがIEは危険だから他のブラウザに乗り換えるように勧告したことから、Firefoxへの乗換えが増えている記事はMS Watchで紹介しましたが、今度は私はIEを捨てたなんていうコラムもあって、その記事も紹介しようとしてそのままです。すみません。

 余談が長くなりました。亡くなったあやむらさんのことです。

標題: Re: あやむらさんのこと
---
えっ、あやむらさん亡くなったのですか。ぜんぜん知りませんでした。

95年頃でしょうか、インターネットWINというプロバイダのオフ会で何度かお会
いしたことがあります。一度会ったら決して忘れない強烈なキャラクターでした。

個人でFTPサイトを運営しているという凄い人でしたね。惜しい人をなくしました。

-- 
小池和彦@もじら組

===
標題: Re: あやむらさんのこと
---
 そうそう、WINのFTPサーバに集めてあったソフト群は、あやむらコレクション
でしたね。
 というか、ほとんど勝手にあそこのFTPサーバの運営していたような。\(^O^)/

中村(show)

====
標題: あやむらさんのこと(その2)
---
 鈴木さんから。彼はRing Server Projectの大変アクティブなメンバーで、
彼がいないとミーティングも各種記録や文書化も何にも進みません。鈴木さん、
いつもありがとうございます。
--- ここから ---
中村 様
鈴木@職場です。
 乳の詫び状(2004/10/18)、拝読いたしました。
 読んで、ディスプレイの前で涙が出てきました。
 私が言うことじゃないんですが、「書いていただいてありがとうございます」
。
 些末なことですが、高校(中学?)からのお友達もいらっしゃっていたのと、
あと、いまちょっと確認できませんが、「7月21日」じゃなくて、「7月2
4日」だったと思います。
 支離滅裂で恐縮ですが、取り急ぎ。
--- ここまで ---

 あやむらさんのお父様、奥様からの葬儀案内には、ちゃんと「7月24日を
命日と定め」と書いてありますね。ぼくもそう思って書いていたのにいまみた
ら21日になってる。なんだこれ、ボケてるのか。とにかく申し訳ございませ
ん。さっそくウェブのほうは直します。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Common Lisp セミナー
---
 また数理システムとFrantz社によるCommon Lispセミナーです。今回は、
Common LispのオブジェクトシステムCLOSの解説です。詳しくは、
http://jp.franz.com/base/seminar-2004-11-02.html
をどうぞ。
 ぼくはCLOSはほとんど知らない人なので、行ってみようと思います。
 さっそく、
「The Art of the Metaobject Protocol」 (ISBN0-262-61074-4)(Gregor 
Kiczales著 MIT Press出版)
をAmazonで買いました。CLOSがどう実装されているかを、CLOSを簡略化したオブ
ジェクトシステムを実装し、そのコードを見せることで解説していくスタイルで
す。

乳の詫び状(2004/10/18)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: あやむらさんのこと
---
 昨日(2004/10/17)に、菊池文村(きくち あやむら)さんの葬儀に行ってきま
した。
 あやむらさんは、医師でしたが、インターネットも趣味以上に打ち込んでい
た人で、日本のサーバ管理者の多くが、あやむらさんのサイトayamura.orgや
彼がやっていたメーリングリストで、各種サーバの設定を学んだと思いますし、
彼が運営していたサイトから各種ソフトをダウンロードしたと思います。また、
技術評論社の雑誌「Software Design」にも、「あやむら」の名前でときどき
寄稿していたので、それで知っている人がいるかもしれません。
 日本のインターネットを育てた功労者の一人です。

 ぼくが代表をやらせてもらっているRing Server Projectでは、各種有名な
フリーソフト、オープンソースソフトをミラーしてダウンロードの便宜を図っ
ていますが、そのセレクションに一本芯を通してくれたのがあやむらさんでし
た。
 副代表をやってくれているインプレスの池田さんが、ayamura.orgをみて、
このセレクションはいいなと、プロジェクトに引っ張り込もうと連絡してくれ
ました。あやむらさんは快くすぐミーティングに参加してくれて、初めて会っ
た人とは思えないほど我々は意気投合して、以後、頻繁にミーティングや飲み
会に出没してくれるようになりました。
 非常にパワーのある人で、病院の夜勤明けでもミーティングにやってきて、
いろいろ意見を言ってくれましたし、飲み会でバカ話を夜遅くまでやって騒い
でくれました。
 以前から東南アジアで暮らしたいなどと言ってましたが、去年くらいから沖
縄に移住しようかと思っているとかなり本気で言い出して、行動力があり、自
分のスタイルを貫く生き方をする人だったので、ほんとに奥様と沖縄に移住し
ました。
 その沖縄で今年の夏、7月24日に一人で大好きなスキューバダイビングに
出かけて行方不明になりました。警察は事故と事件の両方で捜索、地元のダイ
バー仲間もいろいろ捜索してくださったのですが、見つかりません。
 結局、このままではあやむらも浮かばれまいというお父様のお考えがあって、
昨日、宇都宮で葬儀を執り行なうことになりました。
 葬儀には、ご遺族、親戚のほか、高校の同級生、医者関連の仲間、ネット関
連の仲間などが参列する中、厳粛かつ滞りなく行なわれました。
 場所を移したお清めの席では、各自、あやむらさんの思い出など語ったので
すが、聞けば聞くほど、やっぱ、あやむらさんらしいエピソードだなという話
ばかり。ほんと、すごいんだか、まぬけなんだかわからないスケールの大きさ、
常人の物差しを超えているところも彼の魅力ですね。

 ぼくは、葬儀の焼香のときに、沖縄で撮ったというあやむらさんのいかにも
気分よさそうな写真が目に入ってから、もういけません。涙が出てくるんです
よね。お清めの席でも、話をしていて写真のほうをみたら、もうだめ。
 ほんと悔しいよね。遺されたご家族の無念には遠く及ばないけれど、それで
もおれも大いに無念。
 年寄りが死ぬならいいよ。順送りだからね。でも、享年36歳。あまりに若
く、惜しい。おれより若く、パワーも才能もある人がいなくなってしまう。神
や仏などいないよ。いるなら、神や仏のやつら、どれだけ社会の損失になるか
わかってやったのかと問いたい。ふざけるなだよ。そんな神や仏ならいつでも
相手になってやるよ。かかって来いだよ。

 みなさん、話していたけど、まだいなくなったのが信じられない思いがある
んですよね。
 突然、ふらりとミーティングや飲み会に現れる人だったので、またミーティ
ングや飲み会にやってくるんじゃないか、明日の朝、メールボックスをみたら
あやむらさんからメールが入っているんじゃないか、そういう思いは、みんな、
まだまだ捨てられないでいるようです。
 海で亀に出会って(FreeBSD用のIPv6のソフトKAMEをインストールしたという
のと引っかけてある)、竜宮城に行っちゃったんじゃないか。おれらが死んで
100年くらいしたら、あやむらさん、また戻ってきて浦島太郎になるんじゃ
ないか、とかね。あるいは、北朝鮮に拉致されてネットワーク環境整備してい
るけど、飽きたら脱北して戻ってくるんじゃないか、とかね。ほんとそんな気
もします。
 エネルギーの塊だったあやむらさんは、じっとしていないでしょうから、安
らかにお休みくださいなどとは言いません。
 もし、あの世に行ったのなら、あの世のサーバ管理者をびしばし鍛えて、そ
のうちおれが行くころまでには、この世では考えられないネットワークの世界
を構築しておいてくれるでしょう。

 なお、あやむらさんがやっていたメーリングリストやサイトayamura.orgは、
ご遺族では運用できないので、引き取り手のあったものは引き継いでいただき
ましたが、基本的に廃止しました。いろいろとご尽力いただいた関係者のみな
さま、ありがとうございました。

 宇都宮の空は、やけに澄んでいて青かった。
 あやむらさん、ありがとう。

乳の詫び状(2004/10/17)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: サントリー、また負けた
---
 ラグビートップリーグ。サントリーサンゴリアスは、クボタに完敗。
 ほんとなすすべなく負けました。去年も優勝を逃し、今年もこのていたらく。
サッカーだったらもう監督解任の話が出ますよね。永友監督じゃ、ダメなんだ
ろうか。それとも、飛躍のために一時的に落ちているだけなんだろうか。
 一方、東芝府中ブレイブルーパスは、NECに辛勝。ケガ人が多くてベストメ
ンバーではなかったけど、対NEC戦は3連敗だっただけに、気合が入っていい
試合でした。得意のドライビングモールでトライ連発。派手なラグビーではな
く、絶対確実に勝つという試合運びでした。
 JSportsとテレビ神奈川で交互に録画中継を観てました。JSportsもいいけど、
地上はでラグビーやってくれるテレビ神奈川、いいな。
 テレビ神奈川のほうだったと思うけど、東芝府中のケガ人は試合では一人だ
けで、ほかは練習でケガしてるんだって。練習でも当たりの激しい練習してい
るからだそうです。\(^O^)/
 本末転倒のような気がするけど、それがあるから特にフォワードの玉ぎわの
強さ、密集での相手ボールを奪い取るターンオーバーが多いことにつながって
いるんでしょうから、なんともいえないけど。^^;

乳の詫び状(2004/10/15)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: もう1週間経った
---
 先週、梶ヶ谷小学校のお母さんたちにネットのことを話をしてからもう1週
間。早いね。
 あの日の午後は、日本が誇る理化学研究所の横浜研究所でRing Server 
Projectのミーティング。見学もさせていただいて感激。このことももう少し
詳しく書きたい。
 パ・リーグプレーオフ、第2ステージ。すさまじい試合でしたね。
 福岡ダイエーホークス、サヨナラ勝ちと思ったけどね。まさか、西武ライオ
ンズ豊田から同点にできるとは。逆に、ホークスの守護神三瀬が1点取られる
とは。
 9回裏、四番松中にヒット1本出ていれば。
 で、松中、急性肝炎で緊急入院だそうですね。プレーオフの間も体調が悪か
ったそうで、それで打てなかったんでしょうね。病院に行ったら、そのまま入
院だって。もしプレーオフに勝っていても日本シリーズは出場できなかったで
しょうね。黙って出場していたら死んでたかもしれません。
 もうホークスが負けてショック。かつての西鉄と思えば、ライオンズが勝っ
たのはうれしいけどね。ああ、平和台球場が懐かしいな。
 ダイエー、産業再生機構送り。ホークスどうなるのか。堀江君、買えないだ
ろうな。
 西武も堤オーナーが、有価証券報告書の虚偽記載でグループ全役職を辞任、
引退。ライオンズも身売りかなどといってますよね。
 中国のハイアールと韓国のサムスン電子が合弁、ホークスとライオンズ買わ
ないかな。
 福岡は、福岡ハイアールサムスンホークス、所沢は、所沢サムスンハイアー
ルライオンズなんちゃって。
 おいおい、外資は規制があって、外資だけで球団持てないだよ。
 えっ、中国企業と韓国企業は外資なの? 中国と韓国は外国なの? 日本の
植民地でしょ。\(^O^)/\(^O^)/

 書きたくてもたまっていることがいっぱい。
 もう2ヵ月も経ったけど、Lightweight Language Weekendのこと。理研のこ
と、経済学のこと。あ、Lispセミナーのこと。
 パ・リーグのことで頭いっぱい、サッカーW杯予選、やっと突破。これも夜
遅くまで観たし。週末は葬儀があるし。このことも書かないとね。
 というわけで、なかなか書けませんがすみません。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: エプソンのプリンター
---
現在、海外出張中です。
納入されたコンピューターは特に問題ないのですが、
プリンターがエプソンのC83というものでこれがすごい機種。

起動時のノズルクリーニングで、カラーインクをがんがん消費します。
文字印刷しかしていないのに、10回程度起動しただけで、
プリント時に表示されるカラーインクの残量が25%も減っています。

ネットで調べたら、出てきましたね。
ICチップで印字回数をカウントしていて、十分な残量があるのに
一定回数プリントするとインク切れになるようにしているらしいとか。
アメリカで問題になって、修正ドライバーソフトを配布したとか。
インクカートリッジを分解して確認されている方もいたし。
チップをリセットすると、かなり印字できるらしいです。

そんなわけで、現地でインクを買うと高いので日本で買おうと思ったら、
海外と国内で、品番をまったく変えているのですね。
サポートセンターに互換性のある品番を教えてくれといったら、
その様な情報はありません。現地のサポートに聞いてくれの一点張り。

結局、日本でもエプソンのインクは高いというのが判ったのですが、
せこいというか、あこぎというか、あきれました。
未来永劫、この社の製品は買いません。
                    五九郎

===
標題: Re: エプソンのプリンター
---
 エプソン2台、キャノン2台、HP3台使ったことがありますが、
各社色々個性がありますよね(笑)(現在は各1台づつ使用中。以下の
感想は使ったとのある機種に限ったものです)
 エプソンは、使わない期間がちょっと長いとノズルが詰まりやすい
まあそれだから、せっせとクリーニングするんでしょうが。
 キャノンのは、インクの残量が無くなると、カラーインクが無くな
った場合でも、プリンタが止まり文字印刷も出来なくなる。
 HPは、交換インクタンクにヘッドがついているタイプだから、替
えインクがバカ高い。インクを変える毎に、テスト頁印刷を強要され
るのが癪にさわる。

 詰替えインクは、三社ともに純正じゃないタイプのものが出ている
のでそれを使えば、割と安く上げられるのですが、HP社のプリンタ
は替えインクの個体識別番号を三つまでプリンタ本体が覚えていて、
覚えている番号のカートリッジは、たとえいっぱいにインクを入れ替
えても残量〇と表示されます(笑)残量〇でもキャノンと違い、印刷は
出来るのが可愛いんだ(爆)

                   destroy

乳の詫び状(2004/10/06)

 ASAHIネットのtti/salonから。tti/salonは筒井康隆が主催するファンのための会議室です。また創作の場でもあります。いま、裏辞典を筒井さんとファンが作っています。笑犬楼は、筒井さんのネットでのハンドル名(ニックネーム)です。

標題: 古希、おめでとうございます
---
 大変遅くなりましたが、笑犬楼さま、お誕生日、おめでとうございます。
 穂高さんからケリが入りました。
「Showさん、あんた、なんで、お誕生日おめでとう、書かないの。糞詰まりか。
だったら、ぶっとい浣腸したろか」
 ひぇぇえええ。糞詰まりじゃないんです。これでも忙しいんです。
 今度の金曜日、川崎の梶ヶ谷小学校でインターネットの話をすることになっ
て、その準備なんぞしてました。
 小学生が、ネットの書き込みでカッとなって同級生を殺した事件がありまし
たね。あれでお母さんたちが、ネットってどうなってるんだということで、話
をしてくれということなんです。岩波ジュニア新書を一緒にやってくれた編集
者の奥さんからのお願いなので、断れません。
 裏辞典、参加できずに申し訳ございません。
 笑犬楼さまにおかれましては、ますます健康、意気軒昂であらせられますよ
うに。

===
標題: トンデモ本に登場した若き筒井さん
---
 お誕生日おめでとうございますの挨拶さえ済ませば、もう、こっちのもんな
ので、調子に乗ってしまいます。

 と学会著「トンデモ本の世界S」(大田出版)のあとがきに、若き日の筒井さ
んが登場します。
 このあとがき、と学会会長の山本弘氏が書いていますが、タイトルが「目に
飛び込んだウロコの話」。
 山本氏は、星新一さんの名言「目のウロコが落ちたのと、飛び込んだのとは
どこで見分けるんだ?」を座右の銘としているそうです。
 この星さんの発言はいつどこの発言だったかを調べたら、「SFマガジン」
1968年2月号の「新春SF放談会 SF人がこう評価する」という座談会
で出た発言だそうです。
 この座談会の出席者、豪華です。大伴昌司、小松左京、筒井康隆、手塚治虫、
半村良、平井和正、星新一、福島正美、眉村卓、南山宏などなど。
 ここで、奇現象研究家の斎藤守弘氏が「最近のSFには発見性がない」と批
判したことから、発見性って何?って作家たちが問い詰めたそうです。
 筒井さんも「文学精神のことをいってるわけ?」と発言なさっているそうで
す。
 笑犬楼さま、覚えていらっしゃいますか?

 1968年だから、36年前ですか。古希ということは、当時、34歳でい
らっしゃったわけですね。
 私、今年、45歳で、もうすぐ46歳です。このときの筒井さんより年寄り
なんだ。おお、恐ろしい。馬齢を重ねた馬鈴薯状態。\(^O^)/
 いかに頭が馬鈴薯かといえば、朝日ネットのtti/salonに書き込んだときは、
計算間違えて44歳と書いていたんですね。指摘くださった穂高さん、ツッコ
ミありがとう。

 もうひとつ、この本には筒井ネタがあります。
 田口謙三著「日本語に潜む英語の謎」というトンデモ本の紹介を山本弘氏が
やってます。この本、英語と日本語は語源が同じという、よくあるパターンと
いえばよくあるパターンなのですが。^^;
 たとえば、nameは英語ではネームだけど、ローマ字読みすると「なめ」、日
本語の名前とよく似ていると。
 boneは英語でボーン、骨のこと。boneはボネと読むこともできて、実はアイ
ヌ語で骨は「ポネ」だそうで、これで著者田口氏は、日本語と英語は同じ語源
をもつと確信したようです。\(^O^)/
 そして田口氏は、言葉のそもそもは、原始人が発していたであろう擬音語・
擬態語であって、それが変化して日本語と英語になったという理論を打ち立て
ます。
 そして、その例がいっぱい出てくるそうです。山本氏がだいぶ長く紹介して
いますが、出だしのところだけ。
--- ここから ---
 たとえば原始人の発していた「オーッ」といううなり声は、日本語の「多い」
「覆い」「大きい」になった。また「オーッ」は「オウ」に変化し、そこから
英語の「オン」と「オフ」が生まれた。「オフ」からは「奥」が生まれ、「奥」
からは「沖」と「遠く」が生まれた。また、「オウ」からは「オウナ」を経て
「オーナー(所有者)」「大人」「主な」が生まれた。「オウナ」は「オウダ」
を経て「オーダー(命令)」になり、「オウダ」を経て「オーダー(命令)」にな
り、「オウダ」は「オウサ」を経て「長(おさ)」と「オーサー(創造者)に分か
れた。」
--- ここまで ---

 山本氏は、「筒井康隆『バブリング創世記』みたいになってきたが、もう少
しおつき合いいただきたい」といって、さらに延々この調子で紹介していきま
す。
 もう20年くらい前かな。渋谷にあったジャンジャンで、「バブリング創世
記」の芝居をみたときは、ぶっとびました。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ベさんの本、「プログラマを笑え!」
---
 藤本べさんが書いた、藤本裕之著「プログラマを笑え!」(ソーテック社)が
出ました。詳しくは、
http://www.sotechsha.co.jp/html/programmer.htm
をどうぞ。
 筒井康隆さんも、tti/salonで、才気満ち溢れる快作と絶賛。
 私はまえがきを書きました。オビの文句もぼくのを使ったのかな。まだ、現
物見てないんです。
 みんな買いましょう。
標題: 祝、松中、三冠王
---
 イチローの世界記録はすごいけど、みんな騒いでいるので、ぼくは松中のこ
とを書きます。
 やったぜ、松中! 福岡ダイエーホークス松中選手、18年ぶり7人目の快挙!
 打率3割5分8厘、ホームラン44本、打点120。立派な数字です。
 ホームランは北海道日ハムのセギノールと同時受賞ですが、ほかは堂々たる
単独首位。カブレラがオープン戦の骨折で出遅れたのと、城島がオリンピック
で抜けたのが、運がよかったといえばよかった。でも、実力がないと取れない
ものなので、やっぱりすごいです。
 松中選手、おめでとう。

 ところで、西武ライオンズのカブレラ、60試合くらいで25くらいホーム
ラン打ってますね。全試合出てたら、またホークス王監督の日本記録を抜くか
どうかになってたのかもね。

===
標題: 西武対日ハム、プレーオフ第1ステージ最終決戦
---
 すさまじい試合でしたね。まさに熱パ。
 北海道日本ハムファイターズが、松中と並ぶパのホームラン王セギノールの
3ランで先行すれば、西武ライオンズはカブレラの満塁ホームランで逆転。さ
らに1点追加して2点差のまま9回へ。
 ライオンズ絶対の守護神豊田で2点差。まず、決まったゲームだと思ったら、
大間違い。木元がフォークを見事にすくい上げて同点2ラン。ファイターズの
勢いを感じさせる試合で、これはわからんぞと思ったら、9回裏、和田がサヨ
ナラホームラン。
 やばいよ、これ、福岡ダイエーホークス。勢いでファイターズが来たらいや
だなあと思ってたら、ライオンズも勢いつけて乗り込んでくるもんね。
 なんか、プレーオフ、第2ステージ、死闘の予感がしますね。

 この試合、地上波テレビは、テレ朝が中継してましたが、途中で放送打ち切
り。和田のサヨナラホームランはなし。ぼくは、ケーブルテレビで観てました
が、ちゃんと最後まで観られてよかったです。ほんと、スポーツ中継、マイナ
ー扱いしてきたものは、地上波はだめですね。

 ASAHIネットのkick/salonから。

標題: ラグビートップリーグ
---
 ケーブルのJSortsで、リコーブラックラムズ対神戸製鋼コベルコスティーラ
ーズ、サントリーサンゴリアス対日本IBMビッグブルーの試合を観ました。結
果は、
リコーブラックラムズ 27-21 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
サントリーサンゴリアス 52-41 日本IBMビッグブルー
となりました。
 リコーが強い。開幕2連勝、それも前節サントリーを後半逆転で粉砕した勢
いそのままで、昨年王者の神戸製鋼とぶち当たってぶち破りました。
 リコーが先行して、神戸が追いつき逆転という試合で、神戸が勝ったかと思
ったら、サントリーのときと同じ。逆転されてもひたひたとしつこくプレーを
続けて、ガツン、ガツンとトライを挙げて勝っちゃう。
 メンバーもほとんど変わってないのに、これが昨シーズン、入れ替え戦を戦
ったチームかと思います。
 ちなみに、リコーが神戸製鋼に勝ったのは32年ぶりの快挙。平岡監督は、
インタビューで感極まって、言葉をつまらせてました。
 リコーは、台風の目ですね。

 サントリー対日本IBMは、めちゃめちゃ、面白い試合でした。
 サントリーは最初から飛ばして、日本IBMを圧倒するかと思ったら、日本IBM
も粘るんです。前節、神戸製鋼相手にいい勝負をしたのがすごく自信になった
ようです。
 日本IBMは守備はずたずたにされることがあるけど、攻撃は鋭いです。
 中でも、センターのテナナとフルバックのピーターミラーのコンビはすごい
です。絶対観る価値があります。
 ぼく、無知だったんですが、テナナ選手は7人制ラグビーでは世界一の選手
でスーパースターなんですってね。7人制のオーストラリア代表を辞退して、
日本のトップリーグに専念したいといったときは、ファンが嘆き悲しんだそう
です。
 ミラーも7人制出身だそうで、足はそんなに速くないのに、相手をかわすタ
イミングとキレがいいので、サントリーの選手が捕まえようとして逆を取られ
て、ころころ転がされていました。

 このコンビは自陣ゴール前からでも一発でトライを取る力があるので、怖い
ですね。
 前半開始早々、サントリーが攻め込んだ日本IBMゴール前で、テナナがボー
ルを持って潰されながら、ミラーにつなぎました。ミラーはボールを指先で引
っかけてやっとこさ取ったと思ったのに、それからがすごい。無人のスペース
に斜めに一直線に走って、サントリー陣内奥深くまで独走。サントリーは早稲
田OBの山下がよくタッチライン沿いに追い込んだんですが、捕まえる瞬間に
キックでかわされて、ボールはインゴールへ。ミラーが押さえてトライという
チャンスでしたが、ボールのバウンドが合わずノートライ。でも、みんな、う
ぉぉ、すげえと声を上げるプレーでした。
 後半はサントリーがだいぶ点差をつけたんですが、日本IBMがまた2トライ
返して一時は5点差になりました。この2本のトライは非常に美しかった。
 1本目は、解説でもいってましたが、教科書に載っているようなトライ。き
れいにラインを使って、少しずつ外にずらしながら、テナナが相手を引きつけ
て潰れながらミラーにパス。この時点でサントリーの守備は小野澤一人で2対
1。ミラーがまた小野澤を引きつけて、外にバス。もう小野澤はミラーに当た
るしかありませんでした。あとは独走トライ。
 2本目は、3節目にして今シーズン最もスリリングなトライといっていいで
しょう。それくらい、観ていて鳥肌が立ったトライでした。
 サントリーが怒濤の攻めで日本IBMは防戦一方。サントリーは日本IBMの守備
を振り回しておいてから左に展開。最後はタッチライン際でモールのようにな
って両軍選手が雪崩のように崩れながらゴールへ。倒れて押さえればトドメの
トライだったんですが、なんということか。
 密集から出てきたのは、ボールをもった日本IBMのテナナ選手。\(^O^)/
 瓦礫の山から、死んだと思ったヒーローが復活した瞬間みたいでした。あれ
には唖然呆然。一体、どうなってんだ、ってなもんです。\(^O^)/
 テナナはそのままステップを切ってカウンターに入ります。サントリーもあ
わてて守るんですが、テナナはパス。日本IBMの選手がうまくボールを取りま
したが、すぐさまサントリーの選手が猛タックルで潰します。これがほんとに
ゴール真正面の3メートルくらいのところ。どうなるんだと思ったら、日本IBM
がボールを出して左にパス。このとき、パスを受けた選手はゴールポストの後
ろにいるんです。そしてさらに左に位置取りしたミラーにパス。自陣、ゴール
前、ゴール内でパスをつなぐんだから、それだけでもうスリリング。
 そして、ここからミラーの一人舞台。義経の八艘飛びのように、ステップひ
とつでサントリーの選手をころころ転がして一人二人と次々抜くんです。あっ
という間に守備の間隙を突いて独走状態でサントリー陣内へ。
 これをよく日本IBMの選手もフォローしていて、ミラーがサントリーの守備
を引きつけて外へパス。これをサントリーもよく追いかけて潰すんですが、日
本IBMの選手、誰だったかな、非常に好判断で、潰される瞬間に絶妙のキック。
ボールがサントリーのゴールめがけて転がるところを日本IBM選手がよく追い
ついてつかんで、そのままトライ。
 あなた、自陣のゴール内でボールが地面についてトライになりそうな場面か
ら、ワンプレイでつないでつないで相手ゴールにトライですよ。
 おれ、日本IBMの切れ味鋭いカウンター、いっぺんで好きになっちゃいまし
た。

 サントリーはそれでももう1トライ追加して試合を決めました。リコー戦の
二の舞だけはしたくなかったという意地を感じました。
 サントリーのエース小野澤が試合後泣いてました。やっと勝てたのがよほど
うれしかったのか、これまでのつらい思いが思い出されたのか、それとも別の
理由なのか。なんにせよ、ちょっとびっくりの涙でした。

 試合後の記者会見は、
 ラグビートップリーグ
http://www.top-league.jp/news/news723.html
第3節 秩父宮ラグビー場 記者会見レポート
をどうぞ。
 日本IBMの大西監督もサントリーの永友監督も、今日のサントリーは数年前
の古いサントリーのラグビーを徹底してやったということをいってますね。き
っと上のレベルに行こうとして、つまづいていたんですね。
 サッカーJリーグでも、世界に通用する戦術を目指したはいいけど、勝てな
くなって元に戻ることもありますもんね。
 むずかしいものですね。

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