Last update 1998/03/23
ここには過去の「MS Watch」が集めてあります。
これより古い分については、こちらへ。
これより新しい分については、こちらへ。
セキュリティホール(mk://バグ)の続報
mk://バグについて、こういうメールが来ました。
ご本人からもうメールが届いているかも知れませんが >私の勇み足の報告が 投稿者:office 投稿日:01月21日(水)12時09分04秒 > > 中村正三郎氏の「Show's Hot Corner」に載ってしまいました。 > > あちゃぁ。 > 訂正のメール書くの,ちょっと面倒くさいなぁ。<こりゃこりゃ > > http://www.asahi-net.or.jp/%7EKI4S-NKMR/
officeさん、面倒くさがらずに、さっさと訂正のメール書いてくださいね。一応、こっちにも載せた責任がありますから(爆笑)。
続Inside MSKK
昨日のInside MSKKについて週刊ダイヤモンド方面から、「記事内容に嘘があるといわれるのはくやしいけど、この匿名希望氏の話の方が面白いから仕方がありません。むしろ「後追い記事」……。こっちのほうが悲しいですね」という話が来ています。記事に嘘があるというより、見えている事実の範囲が違うんでしょう。たとえば、富士山を白いという人もいれば、赤いという人もいますよね。それと、投稿者本人が勇み足といってるから、あっちも誇張や嘘があると思いますよ。通常、このページの内容は、わざわざ嘘が含まれているかもとは断らないけれど、さすがに、ほんとかどうかは自分で判断してねと書いたくらいですから。
「後追い記事」って、報道関係の人は、すごく屈辱を感じるようですけれど、少なくともぼくは、時間的に「後追い」かどうかは大して気にしません。文章や内容に、独自性なりプラスアルファがない方が読む気がなくなります。通信社の配信記事をそのまま各紙が載せることってあるじゃないですか。ああいうとき、やっぱ、もう記事は読み飛ばしますね。そういえば、ASAHIネットのjouwa/salonで、日本の新聞って、ベタ記事の扱いがどうのこうのって話が出てましたね。共同通信やロイターに頼りっぱなしだったりしてね。
司法省対MSのまとめ
激しい応酬になってますが、記事のまとめを、ZDNet JapanとCNet Japanがやってくれているので、リンクを紹介しておきます。
あそこまで、司法省や判事を馬鹿・無能呼ばわりする真似をやっておいて、いまさら企業イメージをよくしようと思っても、虫がよすぎると思うけれどね。。もっとも、MS神話の強い日本では、イメージの回復はあるかも。今月の「月刊アスキー」もイメージ回復作戦に、懸命に協力してますからね。「週刊アスキー」の自分たちは怖くてインストールしないのにIE4.0大特集で煽るところといい、アスキーって会社全体が、どんどんみっともなくなっていってるような気がするけど。なんによせ、どんなに笑顔をみせていても、人を人とも思わぬあの攻撃的な姿勢がMSの本質であることは、よく知っておくべきです。
MSのパロディページ
平野さんという方から、MSのパロディページのお知らせです。
本日「ニセ首相官邸ホームページ」というパロディモノを 見ていたときに、科学技術省と文部省がMSに請け負われる と言うものがありました。個人的には、「MS-もんじゅβ 版」「MS-ふげんβ版」の発想や、「新たなナトリウム・ ホール見つかる」の記事などが面白かったです。参考ま で。 ニセ首相官邸ホームページ http://www.t3.rim.or.jp/~s-muraka/kantei/pkantei.html 行政改革の新しい流れについて http://www.t3.rim.or.jp/~s-muraka/kantei/kantei7.html
Inside MSKK?
匿名希望の方から、MSKK(マイクロソフト日本法人)の内情レポートです。当然ですが、ほんとかどうかは、みなさんの判断に任せます。
最近MSKKのことが一般のビジネス系雑誌に取り上げられてますが (日経ビジネス12/1「ゲイツの野望」支える精鋭、強さゆえの悩み、 そのすぐ後の週刊ダイヤモンドの後追い記事等)これらの記事に対しての コメントをしたいと思います。 「MSKKの人間はよく働き、本社前にはタクシーが並ぶ」とありますがこの 記事内容には嘘とからくりがあります。 まず、MSKKははっきり言って非常に暇な会社です。 社員の何人もが「やることない」と嘆いています。 にもかかわらず、本国から「人を採れ、採れないやつは無能だ」と言われるために せっせと人だけは採ってます。(2000年までにあと1200人採用予定) しかし辞める人間も多く、(毎月10名程度)社員は計画どおりには増えてません。 また、MSKKはIBMに対するコンプレックスがひどく、IBM出身者から履歴書が くると人事部は「来たーー!!」と蜂の巣をつついたような大騒ぎですが、 よく逃げられ採用には至りません。 次に「帰りが遅い」についてですが、 まず出社時間が遅いので帰りも遅いだけです。午後から出社なんてのはこの会社では 当たり前です。 次に夜8時以降は夜食手当てが出るため、残業代の出ないMSKKの社員は意地でも 8時以降まで残業します。そして、1〜2時間ゆっくり食事をとって、9時〜10時 からもう一仕事となるわけです。 3つめはタクシーを使うことによって交通費を浮かすためです。 MSKKの社員は交通費として定期代を毎月現金支給されています。 これを使わずにタクシーで通勤するのです。(MSKKはタクシー使い放題) 「俺は定期なんて買ったことない」と豪語するある事業部長は早朝・夜中で なくても毎日タクシーで通勤し、タクシー代を毎月70〜80万請求しています。
面白い話ですね。ほかにもありましたら、また、ぜひお願いします。夜食手当てのところなんか、悲しいですね。去年の2月ごろかな。本社からスティーブ・バルマーがやってきて経費節減を申し渡したため、接待費が減らされちゃって、成毛ちゃんが急に六本木から姿を消したという話を思い出しました。高い給料もらっているんだから、自分の金で飲めよと思いましたけれど。でも、店の女の子は、成毛が来なくなって、みんな機嫌がよくなったというのが、また哀しいですよね。そういえば、京都のポントチョウでも、成毛ちゃん、評判悪いんですって。成毛ちゃん、今度、京都で遊ぶときは、気をつけてね。それにしても、古川さんのこと悪くいう人は滅多にいないけど、成毛ちゃんのことよくいう人は滅多にいませんね。やっぱ、人柄なんでしょうかね。性格直せよったって、もう直らないだろうし。成毛ちゃんも、かわいそうはかわいそうなんだけどね。
週刊ダイヤモンドの後追い記事というのは、手元にある分で調べたら、1997年12月6日号の19ページの記事ですね。真相はこうだということですか、どうなんでしょう。>週刊ダイヤモンド編集部。たぶん、ここ、読んでいると思うから。
マック版IE4の暗号バグ
http://www.zdnet.co.jp/news/9801/19/ie4mac.html
http://cnet.sphere.ne.jp/News/1998/Item/980117-1.html
すでにご存知と思いますが、マック版のIE4に暗号関連のバグがあったというお話。どうせ、弱い暗号しか使えない日本人には関係ないですけどね。NSA(国家安全保証局)あたりにはやっぱ日本の通信って筒抜けだろうなあと思いますよね。政府機関もインターネットやイントラネットなんてやってるけど、重要資料も全部外国に漏洩しまくりだったりしてね。
セキュリティホール(mk://バグ)の続報
mk://バグとして知られるセキュリティホールに関する続報です。mk://バグの詳しいことは1/15日の分を読んでください。
tacさんという方から、
IE4 は使わない、ということですが、これ Visual Studio をインス トールしていてもなりますね。もっとたちが悪いと思います。 これでは Windows 上でプログラム開発することすらできません(笑) どうすりゃいいんでしょうね(笑) Visual J++ や VB はいらないけど、VC++ が使えなくなるのは痛いと いう人は結構いますから。 既にお気付きかとは思いましたが、言及されていなかったので。
そうなんです。元記事にも書いてあったように、InfoViewerが使うんですよね。言及しなかったのは、元記事を読めばわかることだし、一応、セキュリティがらみの話は、初心者というか一般の方が読者対象としてあるからです。もっと大きな理由は、開発の奴らは、やられても自分でなんとかするだろうし、なんとかしろよ、と思ってるからです(爆笑)。
officeさんという方から、調査報告です。
IE4のmk://バグについて今回も掲示板を利用して テストしてもらいました。 掲示板に貼り付けたURLは http://l0pht.com/advisories/mkbug40.html http://l0pht.com/advisories/mkbug401.html に載っているIE4.0向け,IE4.01向けのmk://で始まるURLです。 Visual StudioのInfoViewerをインストールしている場合IE3.0Xでも同様の症状 という報告に関しても掲示板で告知しましたので,テストしてもらえました。 また英語版について報告されているFixの方法の レジストリについてMKに関するサポート部分をoffにする。つまり, HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\mkenabled NOにセットする。という方法も試してもらいました。 頂いた報告を○以下に各々適当に編集して載せました。 全て日本語環境のものです。 ○IE3環境でもIE4と同様な症状で文法エラー、強制終了になります。 それはIE4をアンインストールした上にIE3を入れもので,何か残ってるかもしれません。 IE3でもIE4でもレジストリを書き換えると文法エラーは残りますが 強制終了はしなくなります。 ○win95 OSR2でVS97が入っている環境でもIE3.02ハングします。 バッファが足りません云々のメッセージボックスが出たあと、 URLMON.DLLでメモリアクセス違反を起こします。 ○windows NT/WS4.0(Service Pack 1) IE3.02の場合 InfoViewerの中からIE4.0向けのURLをクリックしたところ, 「インターネットサイト mk:@ivt:cDc -->文字化け<-- を開けません。 システムコールに渡されるデータ領域が小さすぎます。」と、でます。 Developer Studio 97を上げてあげてやると、 「ハンドルされていない例外は、IV5.EXE(URLMON.DLL)にあります:0xC0000005: Access Violation。」と、でます。 これは、恐らく上記win95OSR2と同じ現象だと思われます。 レジストリ「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\mkenabled」 を「No」にしても現象は同じです。 理由は、「InfoViewer」が立ち上がる度にキー値が「Yes」に書き変わるからの ようです。 IE3.02単独では、キーは”勝手”に変更されず、「〜無効な構文です。」となり、 落ちませんでした。 IE4.01向けのURLも、IE3.02単独では、「〜無効な構文です。」となり、落ちませ んでした。 ○WIN95 4.00.950a,IE4.01,(以前reg://バグ用の日本語版用のパッチを入れて, パッチが有効にならなかったまま)の環境では今回のIE4.01向けのURLをクリックすると OSがフリーズしました。 また,上のInvoViewerを立ちあげるとレジストリがNoからYesに変わるというのと 同様な報告が http://www.netspace.org/cgi-bin/wa?A2=ind9801c&L=bugtraq&O=T&P=1876 でなされており,それによると NT+SP2においてVisual C++ V5.0を立ちあげるとレジストリがnoからyesに 変化すると報告されていました。 またREGEDT32によってNTのInternet Explorer keyをリードオンリーに することによってレジストリがnoからyesに変わるのを防ぐことはできるが, これをするとonline documentation working in Visual C++を止めてしまう だろうという内容が書いて有りました。(この辺りの英語の理解は 非常にあやしいです) 以上今回のIEバグについての報告です。 おまけ Javaアプレットでマシンをリブートさせることが可能だそうです。 IE3.0xでjava onにして http://home1.swipnet.se/~w-10867/fork/fl00d.htm に行くとwinマシンがリブートされる結果になるそうです。 IE4やNetscapeだと大丈夫だということでしたが 私がwin95 4.00950+NN3.04 英語版で行ったところ1回目は大丈夫でしたが2回 目はブラウザがハングしました。 作者によれば,より多くのアプレットを同時に 走らせれば,NNやIE4でもハングさせたり,リブートさせたりすることが可能だそ うです。詳しくは http://www.netspace.org/cgi-bin/wa?A2=ind9801c&L=bugtraq&O=T&P=2342
l0pht.comのお試しページは、今朝(1998/01/20)は、ファイルが見つからないといわれて試せませんでした。IE4.0/4.01で行かなかったからかな。それともやはり、危なすぎて止めたのかな。
Javaのセキュリティについては、詳しいことはいま手元にないので書けませんが、「Javaセキュリティ」という本がおもしろいです。出版社はたしか日経BPだったと思う。ちょっと古くなっていて対処が済んだ部分もありますが、Javaのセキュリティに関する全体像をつかむことができます。SunやJavaSoftはちゃんと書いてますけど、リソースを食いつぶすタイプの攻撃は、現在のJavaでは防げません。リソースの上限なんてOSが管理すべきものですが、JavaそのものがOSとして動く側面がある以上、今後は何か考えないとまずいでしょうね。
そういえば、ZDNetだったか、PC Weekだったか(いずれも日本版)のコラムに、ActiveXとJavaと取り違えちゃったような、セキュリティに関する記事が載りましたね。この2ヵ月以内だと思いますけど。一度載って、やっぱ抗議が来たんでしょうねえ。修正版が載ったんですけど、それもやっぱおかしいなあと思いました。内容は忘れちゃいましたけど。
Javaのセキュリティ問題があるというと、ほらみろ、ActiveXと同じじゃないかと思うかもしれませんが、非常に重要な違いあります。それは、「Javaには議論すべきセキュリティがあるけれど、ActiveXには議論すべきセキュリティはない」ということです。ActiveXの場合は、通行証を見せたら、ハードディスクを破壊しようが、重要データを盗んでどこかに送信しようが、何でもやり放題なんですから。ここを勘違いしないように。
そんな危険極まりないActiveXは、もはやインターネットの技術としてはとりあえず死んだといえるんじゃないでしょうか。イントラネットの技術として生き残る方向でしょう。ダメなのが明らかになったからでしょうかね、MS自身もActiveXをキャンペーンしなくなりました。で、今度は、目先を変えて、DNAなどとまた新しいマーケティング用語で別の技術を売り込もうと躍起になってます。
あるメーリングリストに流れた電総研のレポートをみると、DCOMは全然使い物にならないと思いました。HORBが一番いい結果になっていたのは当然としても、あのままじゃ、DCOMはCORBAに勝てそうにないですね。Java + VisiBrokerがトレンドになっちゃうんじゃないの? Java + HORBのほうがぼくは使いやすいけれど、CORBAでもやっておきたいというのは、他のシステムとつなぐときには、ありますよね。CORBAでつながなくても、JavaでラップしてHORBを使う手もありますけど。
さらにセキュリティホール(mk://バグ)
ASAHIネットのjouwa/salonに、草野さんから、報告がありました。mk://バグとでも呼ぶんでしょうね。
標題: IE4 --- http://l0pht.com/advisories.html に新しい穴が出てます。mk:// という URL を使うものだそうです。 res:// のとは違い、NT でも作用する、と、ここのページでは言ってます。
草野さん、ありがとう。読むとわかるけど、Win95/NT両方のIE4.0/4.01, Outlook Express, Windows Explorerで影響を受けます。最悪は、ハードディスク破壊もありですね。これに対するぼくのコメントも載せておきます。
j jouwa/salon com 1508 標題: Re: IE4 --- これによると、何でも実行できるわけだから、またハードディスクが 破壊されたりするんでしょうね。 IE4.0から搭載されたMS御自慢のセキュリティゾーンなんか、何の役に も立たないのね(以前のセキュリティホールもそうだったから、やっぱり、 セキュリティゾーンなんて役に立たないなという感想しかないけれど)。 HTMLのデコーディングシステムがタコっているので、IE4だけじゃなく て、Outlook Express(メールもニュースも)、Windows Explorerも使うと アウトですね。つまり、IE4をインストールした95/NTは、使っていけない ことになりますね(これも、res://バグのときと同じかな)。 ちなみに、ここでいうIE4はIE4.0/4.01両方です。どちらにもこのセキ ュリティホールがあって、やられます。 この前、MSは4.0のセキュリティホールを直して4.01にしたばかりなの にね。ほんと、IE4.0/4.01を使う人って、いつまでこういうのに付き合う つもりなんでしょうかね。 「よらしむべし、知らしむべからず」で、無知な状態に置かれ続けるユ ーザは、こうやってプライバシー侵害やデータ漏洩・破壊の危機にさらさ れ続けるわけですよね。ほんと、いい商売しているよね、この業界。 マイクロソフトはもちろん信用できず、富士通、NECといった世界に冠 たる大メーカーも信用できず、ユーザの味方であるべきパソコン雑誌が、 実はユーザをカモにするために、追い討ちをかけるようにチョウチン持ち の記事で煽るわけですからね。 こういう状況に置かれ続けているパソコンユーザって、ほんとに、かわ いそうだよね。 東証の立てこもり男じゃないけど、そろそろ右翼が、業界の誰かを殺し に来るころじゃないの? ターゲットがおれだったら、どうしよう(爆笑)。
もう一度繰り返すと、Windows 95/NT両方のIE4.0/4.01に影響があります。しかも、IE4.0/4.01スイートですから、Outlook Express(メールとニュースどちらも)を使ってもやられます。さらにIE4.0/4.01をインストールすると、Windows Explorer(ファイルマネージャである、いわゆるエクスプローラ)もIE4.0/4.01に置き換わるので、Windows Explorerを使っていてもやられます。つまり、Windows 95/NTを使うこと自体がやばいことになります。したがって対策は、MSがパッチを出すまでは、IE4.0/4.01を使わない、Outlook Expressを使ってメールもニュースも読み書きしない、Windows 95/NTを使うならインターネットにはつながないということしかありません。
IE4のトラブル対策
日経BPのいくつかの雑誌は、さすがにIE4のトラブル対策を特集するようになりましたね。個々の雑誌はそれぞれ編集長のカラーが出るので、ソフトバンク、アスキー、インプレスの雑誌は全部クズとか、そういうことはいえないんだけど、今回の例だけじゃなくて、コンピュータ関連雑誌界の中では、日経BPがジャーナリズムとして総じて一番まともな神経で雑誌を作っていると、ぼくは感じています。朝日がリベラルで日経は資本家の犬なんて思っている化石人物には、想像できないかもしれませんけれどね。ともかく、IE4.0/4.01を付録につけたほかの雑誌は、どういう責任の取り方をするか、読者はちゃんと見ておくべきでしょう。
年末にぼくが買ってみたのは、「日経WinPC」1998年2月号です。江口悦弘氏による、約20ページを使った大特集です。よくまとまっていると思います。そこまでクズだったのかと思うようなあきれること、知らないことがあれこれあって勉強になりました。IE4で苦労している人は、必読でしょう。IE4のトラブルから脱出する最良の方法は、データのバックアップをとって、ハードディスクをまっさらにフォーマットして、Win95を再インストールすることであることは、ちょっとWin95やIEに詳しい人なら常識ですが、それをちゃんといって、再インストール方法を細かく書いてあるのは、好感がもてます。江口氏は人としてまともな神経の持ち主ですね。
ほかに、「日経ネットナビ」でのIE4トラブル対策特集については、「がんばれ!! ゲイツ君」の「MSIEへの物の言い方」に書いてありました。この中で、「こいつら、ほんと、人間のクズだな」と思ったのは、「週刊アスキー」の話。大特集を組んでIE4を煽りまくっていながら、副編集長以外はIE反対派で、トラブルが出るのわかりきってるから怖がって入れてないんだって。それなのに、IE4を使い切ろうなんてカラーで大特集組んでユーザにトラブルをばらまこうとするのはどういう神経なんだって、「がんばれ!! ゲイツ君」では怒っているわけです。人として神経がまともだと、この業界、生きていけない世界なのが、よくわかるエピソードかもね。
それでも、パソコン雑誌にだまされたほうが馬鹿というのが、この業界ですからね。パソコン買って後悔している人、IE4を入れて後悔している人は、自分の愚かさをまずかみ締めて、それから、こういう公害製品を出荷してしまうマイクロソフトや富士通、NECといったパソコンメーカー、公害製品をチョウチン記事で煽るパソコン雑誌に恨みを抱いて、抗議するなり、買わないようにするなりして、自己防衛してくださいね。
さらにいっておくと、マイクロソフトが無償で配っているものは、原則としてサポートなしです。雑誌の付録CD-ROMについては、各雑誌はサポートを拒否しています。ですから、トラブルが起きても、インストールしたあなたの責任ですし、マイクロソフトや雑誌編集部といった供給元からのサポートは受けられません。それをまずよく知ってからソフトはインストールしてください。で、IE4については、トラブルや苦情が多すぎるんで、マイクロソフトも少し考え方を改めて、サポートをすることになりましたが、マイクロソフトからCD-ROMで直接入手したものに限るとか、あれこれ条件がありますし、その条件も雑誌CD-ROMについてもサポートするようにするのかしないのかといった話もあれこれあるようですから、その辺、自分でよく確認してからやってください。わかんないからいいやですませる人は、それはそれでいいんです。何があっても誰も助けてくれず、あなたが地獄を見るだけですが、それでいいんだと、あなたが自分で判断した結果とみなされるわけですから。IEを使ってハードディスクの中身を全部消されても、何の補償もしてくれませんし、実際、ハードディスクを消された人は、何の補償もしてもらっていません。
パソコン業界は家電とは違って、アメリカ社会がモロに出る世界ですから、こういう自己責任の形で、あなた自身の判断が常に試されます。それがしんどいなら、もうパソコンなんかは使わないことです。とはいっても、金融ビッグバンでも同じようにあなた自身の判断が常に試されるようになるわけですから、パソコンで練習しておくのはいいかもしれません。
なにはともあれ、Win95/IE4がうまく動かない人は、大変ですね。こんな有り様だと、Windows 98へのバージョンアップなんて、どれほどトラブルが発生するか、想像したくないですね。賢い人は、もちろん安易なバージョンアップなどしないでしょう。
新たなセキュリティホール
http://www.hotwired.co.jp/news/98/jan/13/t9581.html
http://cnet.sphere.ne.jp/News/1998/Item/980113-2.html?mn
Windows 95/NTで新たなセキュリティホールが見つかっています。ほんとキリがないですね。ある攻撃をされるとマシンがクラッシュするようです。パッチが出たようですが、例によって日本語版はどうなるかわかりません。実は、このセキュリティホール、以前あるセキュリティホールに対してMSが出したパッチがまずいからやられちゃったんだそうです。FreeBSDやLinuxでは、ちゃんと大丈夫だったとのこと。パッチをあてて大丈夫かどうか確認できるまでは、記事によると、95/NTはインターネットから切り離すか、LinuxやFreeBSDを使えというのが対策とのこと(爆笑)。でもNT Serverでインターネットのサーバにしてたら、簡単にやられちゃうんだもんね。正しい措置だと思います。LinuxやFreeBSDはソースがあるからセキュリティの検証が早いし、パッチが出るのも早いですよね。
MSKKを独禁法違反の疑いで調査
http://www.asahi.com/flash/fbusiness.html#fbusiness_108
http://www.mainichi.co.jp/hensyuu/dm/9801/13.html
http://www.yomiuri.co.jp/newsj/0113i205.htm
MSKK(MSの日本法人)も、独禁法違反の疑いで、立ち入り調査されました。asahi.comのフラッシュのところは、中身がどんどん変わってしまいますが、今朝の段階ではまだMSのこの報道が載っています。MSKKは抱合せ販売の事実はないといってますが、ぼくは、いままでのMSKKの高圧的かつ脅迫的な商売のやり方からして、当然抱き合わせを強要や示唆した事実はあると思っています。ただ、それが法廷で認定されるかどうかはまた別問題。現代における事実は、法廷で認定されたものだけが事実として扱われることになることをMSはよく知っています。逆にいえば、法廷で事実と認定されなければ、何をやってもいいことになりますから、実際、MSはそうやってます。MSKKもMS同様、違法でなければ何をやってもいいという体質の会社ですから、違法すれすれで商売をします。
私事で恐縮ですが、電脳曼陀羅事件のときも、MSKKの公式の主張は、「うちは圧力などかけていない、技術評論社が勝手にやったこと」で、MSKKとの数億のビジネスがなくなることを恐れた技術評論社は、その主張を飲んだわけです。こうなると、成毛が圧力をかけた事実が、なくなってしまうわけです。
でも、法律だけがすべてではないし、法廷で事実として認定されたことだけが事実ではありません。心ある人々は、MSやMSKKが何をやっているか注視していますし、アコギなやり方を知ってます。いま、MSKKはテレビコマーシャルをやって、イメージ回復に努めていますが、あれにだまされてはいけません。アメリカでもここのところ、MSがあまりに攻撃的だというイメージが消費者に浸透してきたので、なんとかソフトで紳士的な会社であるというイメージをアピールしようとしているという報道が、いくつかのメディアで流れています。しかし、いくらイメージを作っても、MSやMSKKのヤクザ的体質は隠せないでしょう。もっとも組織防衛に熱心な大企業は、似たり寄ったりでしょうけれど。ティム・ジャクソン著、渡辺了介、弓削徹共訳「インサイドインテル」(翔泳社)によると、インテルもヤクザ体質がすさまじいんですよね。そういう2つの会社が支配するパソコン業界って、一体何? 答はもちろん、ヤクザが闊歩する業界です(哀)。
中西さんという方から、昨日のニュース報道がレポートです。
はじめまして。中西と申します。いつも楽しく読ませていただいています。 今日(1月13日)の夕方のTVニュースでMSKKのExcelとWordと、WindowsとInternet Expl orerの抱き合わせ販売について報道がありました。 ひま人の私がチャンネルを回し続けて見たところ、NHKが6時、7時のニュースで、証 券取引所立てこもり、国会代表質問に次いで3番目にわりと詳しく放映しました。 7時のニュースでは7時12分から2分15秒ほどで、抱き合わせの内容について、米国で の独禁法違反での裁判、MSKKの広報部坂東直樹部長がインタビューで問題の事実は一 切ない、と答える、という内容でした。 民放はTBSが6:20から30~40秒ほど放映しただけで、NTV、フジ、テレ朝は報道なしで した。
ありがとうございました。けっこう大きな扱いなんですね。ぼくのこのページは、司法省が提訴してからアクセスが2割ほど増えました。これでまた増えるかもしれません。初めてここを読んで送られてくるファンレターには、「マイクロソフトがこんなにひどい会社とは知りませんでした」というのと、「前々からマイクロソフトはおかしいと思っていたら、案の定だった」というのと大きく2系統ありますね。どちらにしろ、これでは、まともな日本の大メーカーが、どうしてMSのような反社会的な企業に頼ってビジネスをするのか、神経を疑いたくなるでしょうね。
司法取引で、日本のメーカー連中に、「罪を免除するから、洗いざらい吐いてしまえ」とできるならいいんですけどね。悪行がぼろぼろ出てくるでしょう。そうなると、めでたく、古川、成毛以下、部長くらいまでは、全員、逮捕されて豚箱行きと。古川さんはかわいそうな気がするけど、ぼくにとって、成毛の逮捕は、今年見たいシーンのひとつですね。ま、ありそうないけれど。アメリカの判決やアメリカ政府の意向次第かな。ともあれ、MSKKの幹部たちが、もし府中刑務所に入るようなら、ぼく、面会・差し入れに行きますよ。ビル・ゲイツのそっくりさん連れて。ぼくの格好? そりゃ、もちろん、「ミカンせいじん」の着ぐるみでしょう(爆笑)。
MSのメール製品の諸問題
JWNTUG(Japan Windows NT Users Group)が、MSのメール製品の問題をまとめ、MSKKに提言しているんですね。JWNTUGの担当者の方々、ご苦労様です。これで直ればいいんですが、古川会長がInternet Mail & Newsを直すなどと、坂本龍一さんのメーリングリストで見栄を切ったのが、一昨年の12月だったかな、全然直らなかったしね。会長が宣言しても直らないもんだから、信用はどんどんなくなりますね。
それにしても、こんなに問題があるんですね。クライアント側だけじゃなくて、サーバ側もあれこれ変なことやってるんですね。Exchange Serverでトラブルが多いのも納得です。詳しくは、メーラー提言書をごらんください。参考にすべき提案や我が身を振り返る材料がいろいろとあるので、これは、ほかのメールソフトメーカーも読むべきです。とくにNetscape Messengerの日本語版開発者は読むべきですね。
情報をくださったのは、佐藤義則さんです。って、おい、オリックスの佐藤かよ。今年もまだまだいけるでぇ。じゃなくて、宮城教育大学の方です。
この前、RingServerプロジェクトの忘年会で知ったんですが、JWNTUGの人たちは、せっせとUNIXのインターネットサーバソフト群をNTに移植しているとか。MSのBackOfficeのサーバ群より、UNIX用のフリーのサーバ群のほうが、インターネットでは信用できるということなんでしょうねえ。ぼくはそう思いますけど。担当者の方々、ご苦労様です。個人的には、最近は、MS以外のちゃんとインターネット技術を知っている会社が作った、NT用の商品サーバソフトなら、けっこういけるんじゃないかなとは、推測していますが、使ったことないからわかりません。
NTのセキュリティホール
NTのRAS PPTPに穴があるんですね。ここを攻撃されるとNTがクラッシュするそうです。詳しくは、JWNTUGのニュースレター1997/12/01号を。PPTPって、セキュリティを確保した通信路を提供する技術なんですが、そこにセキュリティホールがあるというのが、示唆的です。
IE4のトラブル回避策
http://www.asahi-net.or.jp/~FV6N-TNSK/gates/ie-msn.html
これ、「がんばれ、ゲイツ君」にある、IE4のトラブル回避策の話。MSN2.5についてくるOutlook Expressも、案の定、ぼろぼろですね。心ある人なら、使わないでしょうけれど、馬鹿なユーザは知らないから、また他人に迷惑かけるんでしょうね。
いつもいってるけど、Microsoft製のメールソフト(ニュースソフトも)は、インターネットでは使わないでください。これはアンチMicrosoftとか、そんなレベルの話じゃないんです。インターネットの規約に従わないから(しかも直さないしね)、みんなに迷惑がかかるソフトなんです。文字化けメールをみたら、ほぼ間違いなく、Microsoftのメールやニュースソフトから出したものというのが、ここ数年の多くの人による経験則。
こういうことを読者に知らせないで、せっせとMSKK(Microsoft日本法人)のチョウチン持ちをやってみんなに迷惑がかかるように協力してきたのが、日本のパソコン雑誌なんです。それを信じた読者は、ある日、文字化けの投稿をするなとか、文字化けメールを送りつけるななどと叱られてしまうわけです。ほんと罪作りな話です。まあ、無知は罪なんだけどね。
IE3.02のインターネットメール&ニュース(IM&N)をいまだに使っている人がいるけれど、使わないでください。ぼくはOutlook Expressはまだ調べてないけれど、似たり寄ったりじゃないでしょうか。とくに初心者は、自分が何をやっているか何にもわかってないわけですから、絶対使わないでほしいですね。MSのメール製品を導入している企業・学校・団体のシステム管理者のみなさんは、どういう神経で入れてるのかなと思います。設定を合わせるのも大変だし、設定しても直せないおかしなところはあるし、そんなこんなで文字化けメールばらまいたら、「何をやってるの、あそこは。システム管理者、馬鹿じゃないか」って、イメージも悪くなると思うんだけど。そういうことで、企業・学校・組織のイメージが落ちてしまうことを、経営トップは知ってるんでしょうかね。
ほんと、Microsoftのメール製品をみていると、環境問題そのものに思えてきますね。
Sun、MSにジャブでポイント
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?971230.wdate.htm
Infoworldのこの記事では、Sunの要求が通って、2月27日に公聴会が開かれるとか。MSは6月末まで延期するよう要求していたのが、却下されたことになり、Sunがまずはポイントを稼いだ形です。
司法省、MSの詭弁を指摘
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?971229.wjackson2.htm
MSがいっていることは、詭弁ですからね。司法省としては我慢ならんでしょうね。詳しくは上記URLを。
ブラウザとOSの統合がいいかどうかとか、どのDLLだとどうのこうといった技術論をみていると、この裁判ダメなんですよ。Microsoftという反社会的な行動を平気でやってしまう危険な会社(平たくいえばインテリヤクザ集団)を封じ込める法的な手だてが、いまんのところ反トラスト法(独禁法)しかないから、司法省はその法律に訴えているだけで、窮屈は窮屈な手法なんですよね。ほかにいい法律があれば、そっちを使ってこういうヤクザな会社は封じ込めておくほうがいいんです。
さらにいうと、マイクロソフト問題は法律論でみていると、これまただめな問題なんです。一言でいうと、環境問題ですね。タダだから、便利だからといって、安易に使うことは考え直さないといけないレベルに来ています。もっというと、たとえいい製品であっても(実際はイメージとは裏腹のひどさがありますけど)、使うのは止めておくべき段階になっているかも、といったことを、みなさん一人一人が考えないといけない問題です。
NTのプリインストール
「乳の詫び状」でNECのNTのプリインストールは、FATでフォーマットしてあるが、他社はどうなのかと書いたら、たくさんメールを頂戴しました。メールから判断すると、どこの会社も、NT ServerもNT Workstationも例外なく、FATでフォーマットしてますね。名前があった会社は、富士通(具体的モデル名がないメールはNT WorkstationでFAT。GranPower 5000系と書いてあったのは、NT ServerだけどやっぱりFAT)、DELL(OptiPlexシリーズはNT Worstation、PowerEdgeシリーズはNT ServerでともにFAT)、IBM(PC300XML)、COMPAQ(USモデルについての情報。外資系は原則本社の言いなりですから、日本のコンパックもFATでしょう)。
FATの是非や、NTFSのコンバートうんぬんといったことは、まとめている暇がないので、またの機会にします。すみません。
IE3.0を外す「草の根運動」
http://cnet.sphere.ne.jp/News/Item/971219-1.html?mn
これはCNETの先週第3位のニュース。MSがWin95からIE3.0を損害を与えずに外せないと主張していることに抗議して、草の根運動が広がっているそうです。Jackson裁判官も簡単だと判断しているようです(http://www.zdnet.co.jp/news/9712/20/jackson2.html)。いままでパソコン業界で通用したこういう脅しやすり替えが、裁判所や草の根の連中に通用すると思っているんでしょうね。やっぱMS狂ってきてますね。
Microsoftのジョークサイト
http://cnet.sphere.ne.jp/News/Item/971217-7.html?mn
これはCNETの先週第2位のニュース。我らがゲイツ総統閣下やMicrosoft帝国に関するジョークの話題がいっぱい乗っています。笑って、気持をほぐしてください。スタートレックものは、両方笑いましたね。
NTのセキュリティ
日経バイト1998年1月号が、BYTE1997年11月号「Deja Vu All Over Again」の翻訳を載せています。わはは、DeJa Vuがちゃんと書けないでやんの。「いつか来た道 Windows NTのセキュリティ なぜUNIXの歴史に学ばないのか」という題名です。これ、ここでもいままで書いてきたNTのセキュリティ問題、NTのセキュリティがいかにダメかということを手際よくまとめています。NTを使ってる人は必読。とくにNTでインターネットにアクセスしているユーザ、NTをインターネットサーバにしてサービスしているところ(きっとバクチ好きな管理者でしょう)は、必読です。
逃げ回る成毛社長
MSKK(Microsoft日本法人)の成毛社長、各社の取材に対して逃げ回っているようですね。ここんとこ、たまたま何人かの編集者やら記者の人たちに会う機会があって、彼らがいうには、「成毛さん、取材申し込んでも絶対出てこないんですよ。結局、最後は古川さんにたらい回し」。
わはははははははははははははははははは。
そうだろうそうだろう。そういう奴なんだよ、成毛は。だって、か弱くも高いプライドで生きている彼には、これだけ、MS叩きになってる状況で表に出てきて、何かをしゃべる度胸も責任感もないんだから。電脳曼陀羅事件のときに、世間に知られる前は居丈高な態度だった成毛は、新聞報道などで世間に知られたら、「ぼくはもうこうなったら表には出られない」と泣きが入って、古川さんに尻拭いを頼んだんだから。「こいつ責任感ゼロ、よくそれで社長やってられるな」と思ったんだけど、あれから4年、彼は進歩してないのね。古川さんの過保護もよくないよ。いつも尻拭いに出てきてさ。いい大人なんだから、いい加減自分のケツくらい自分で拭かせるようにしないとね。
司法省や裁判所の攻撃に、Microsoftはあがいて泥沼か
http://www.zdnet.co.jp/news/9712/16/ms.html
http://www.zdnet.co.jp/news/9712/17/will.html
http://www.zdnet.co.jp/news/9712/18/contempt.html
http://www.zdnet.co.jp/news/9712/18/contempt2.html
http://www.zdnet.co.jp/news/9712/18/contempt3.html
http://www.zdnet.co.jp/news/9712/20/jackson.html
http://www.zdnet.co.jp/news/9712/20/jackson2.html
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?971219.ehearing.htm
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?971219.elawyer.htm
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?971217.wdoj.htm
裁判所の仮決定に対して、IEをはずしたバージョンやらを提供する(このバージョンでは、正常に使えないかもしれないという脅し付き)という小手先の回避策を示したMSだが、そんなのはごまかしだと司法省からさらに逆襲される始末。あれこれ嘘を重ねているから、やればやるほど化けの皮がはげ、裁判官の心証も一般市民へのイメージもどんどん悪くなる一方。詳しくは上記URLを全部読んでね。
MSは何を意地になってるのかな。それともそんなに頭の悪い会社なのかな。ま、帝国が滅びるときはこんなもんだし、この調子でやってくれるとおれ様が買いやすくはなりますけどね。おれ、ちゃんと年末ジャンボ買ってるんだよ。
対MS作戦で州政府が共同戦線
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?971217.estates.htm
http://www.zdnet.co.jp/news/9712/18/state.html
Microsoftの独禁法違反や汚い商売のやり方を調べている9つの州が対MS作戦で共同戦線を張ろうとしているようです。詳しくは、上記URLを。
MSに勝ち目なし?
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?971216.wslimchance.htm
司法省の圧勝とされる仮決定を覆そうと必死のMSですが、専門家によると、勝ち目はないようです。司法省は、Windows 98のIE統合もターゲットに見据えていますし、仮決定もWindows 95以後のWindowsに及ぶとされていますから、MSとしては、いわれているようにIE統合版、IEなし版やらも作って供給するんでしょうかね。アメリカのメーカや富士通は、IEなし版も売りそうだけど、NECはIE統合版だけでMS心中路線かな。それがまたNECのシェアを落とす原因になったりしてね。