SHOH's LIVE REPORTS

Vigilante (July 9,1997, Shibuya On Air West, Tokyo)


っても楽しかったです。最初のうち、緊張していたのか、リズムがいまいち合ってないように思えましたが、途中から持ち直しましたね。堀江さんのギターソロ(かなり緊張してたんじゃないですか? 途中の息詰まるような「間」がなんともいえなかったです)が終わったあたりから、リラックスしてきたんじゃないでしょうか?

1度しか聴いていなかったので、いまいち音楽性を把握できていなかったんですが、やっぱりDREAM THEATERの線なのかなと思えました。ドラムの入り方がそっくり。確かに80年代のHMらしさもそこかしこにありますが、変拍子バシバシなので、最終的にはドリシアの印象だけが残ります。

丹羽さんが途中で着替えてきたTシャツがMETAL CHURCHだったので思いついたのですが、彼の声ってメタチャのヴォーカルに似てますよね。ああいうタイプの音楽をやっても、凄くかっこいいだろうなあ、と思えました。一度、彼が歌うメタチャを聴いてみたい〜。とにかく、彼のヴォーカルは素晴らしいです。あんなに声を出していて、最後までもつのかと心配してましたが、まったくの杞憂でしたね。2時間近いライブで、ほとんど休憩なしで、あそこまで声を保てるヴォーカリストってそうそういないんじゃないでしょうか。はっきり言ってラブリエより巧いと思いました。

最初のほう、MCがすべて英語だったので、ちょっと観客のレスポンスが悪かったように思いましたが、笑いをとろうとしてやたらと喋りすぎる日本のバンドよりはいいのかも? 丹羽さんの英語ってかなりこなれてますが、ひょっとしてそういう方面のお仕事なんでしょうか? もうすぐCDも出るそうだし、ドイツのほうにも公演に行くそうだし、インターナショナルな活躍をするためには、英語でステージができるほうが強いですよね。

ツインギターのハモリも最高で、特に最後のほうの曲(すみません、曲名がまったくわからない)では思わず首が動きまくってしまったほどです。巧くキマッたときの大本さんの笑顔もすてきでした。


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