V.A.(Classic Rock Jam) (July 13,1994 at Shibuya On Air East, Tokyo)
日本ものにうとい私は、出演者のほとんどが知らない人だったんですが、演奏した曲のほとんどが知ってる曲だったので、すごく楽しめました。
2部構成になっていて、1部は是方博邦(G)、加納ひでと(G)、なんばただし(KB)、?(B) 、ライデン湯沢(Ds)というメンバー。いきなり「PURPLE HAZE 」で始まって「CROSS ROAD」(エリック・クラプトン・ヴァージョン)につなぎ、ジェフ・ベックを2曲(「哀しみの恋人たち」「FREEWAY JAM」)。ここで寺田恵子がゲストで入って、ジャニスの「MOVE OVER」とハンブル・パイの「COME ON EVERYBODY」。
SHOW-YA が好きだったくせにライブに行ったことがなかった私は、彼女の生の歌はじめて聴いたんだけど、やっぱりうまいです。それに、すごく細くて、総レースのミニドレスが似合っててラブリーでした。
彼女がひっこむと、いよいよクライマックス。ツェッペリンとパープルのメドレーでした。これが、もう長いのなんのって・・・ずっと寝不足の生活が続いていた私はここで不覚にも立ったまま少し寝てしまいました。演奏はうまかったんだけどね。
2部は、聖飢魔IIのルークたかむら(G) がメインで、キッスが3曲(「COLD GIN」「SHOUT なんとか」「FIREなんとか」)、元アースシェイカーのマーシーが出てきてエアロ2曲(「TOYS IN THE ATTIC」「DREAM ON」)。さらにデーモン小暮が出てきて「HIGHWAY STAR」(彼ってすごくうまいんでびっくり)を歌いました。間奏になるとデーモンが舞台袖に引っ込んで、違うかぶりものを頭にのせて出てくるのがおかしかったです。アンコールでは、定番の「SMOKE ON THE WATER」と「ROCK N 'ROLL」をやっておしまい。すごく充実した内容でした。
客層がいろいろ(背広姿のサラリーマンが多かったし、聖飢魔II目当ての黄色い声の女の子たちも前のほうにひしめいていたみたい)だったのも面白かったです。日本人のライブって、当たり前だけどMCもよくわかるし、客の掛け声にミュージシャンがすぐに答えたりするから、外タレのライブとは違ったノリがありますね。
7時に始まって終わったのが10時半という、物理的には苛酷なライブでしたが、満腹感いっぱいでした。