Thunder (Sep 1,1995, Shibuya On Air West, Tokyo)
涙の最終日、と思いきや、さすがTHUNDER、ただじゃすみませんでした。セットリストがぁ……もう、とんでもなくてぇ……。
アンコールまでの流れはほぼ同じだったんだけど、アンコールが完全にカヴァー大会。しかも、2回。ノリノリの曲ばかりだったから、泣いてるヒマなんてなくて、最終日だからとがんばって突撃した2列目で、もみくちゃにされながら大声で歌ってしまいました。
きょう来てる人は、ほとんどが今までのライブを見ているはずだと思ったんでしょう。「BACKSTREET SYMPHONY」 がすっとばされていたのには驚いたけど。
今までは少し離れたところで全体を見ていたので、ひとりひとりの表情はわからなかったのだけど、きょうはベン側だったので、ミッキーがよ〜く見えました。
いやあ、彼ってほんとにかっこいい! ふだんの彼はとってもおだやかで静かな雰囲気なのに、ベースを弾いてるときは別人のようにアグレッシブで力強い。
それでいて、いつも笑顔を忘れなくて、演奏の合間にちょこちょことベンなんかとお話しては笑ってる。コーラスのときにマイクを譲り合っている姿は、とってもほのぼのしていました。「MOTH TO THE FLAME」 のサビのところで、ダニーの歌に合わせて、ミッキーも歌ってるの、初めて知りました。なんだかスティーブ・ハリスみたい、って思っちゃった。
用意してきた衣装のサイクルがひと回りしたらしく、みんな、チッタ初日とほとんど同じ服装。ミッキーが絞り染めのTシャツに茶色の皮パンツ(すごく年季が入ってる)だったのが違ってたくらいかな?
ベンは、キーボードの上にタバコとライターを置いてあって、「BALL AND CHAIN」でピアノ・ソロをする前に1服するのを習慣にしてるみたいです。
ベンのギターがほんとにいい音なのも、今回実感しました。で、曲の中の「ここぞ!」というキメの部分をけっこう彼が弾いてるんですよね。でもって、キーボードが入る「CASTLES IN THE SAND」なんかだと、キーボード弾いてたかと思うと立ち上がってギター弾いて、コーラス歌って、またキーボードの椅子に戻って(彼は絶対に立って弾かないの)と、とっても忙しそう。
彼が右利き、ルークが左利きっていうのが、ほんとに絵になっていて、ふたりが中央に出てきてギターをかき鳴らすと、ぴったり対称形になって実にサマになるのだ。←ちょっと高さが違うけど
きょうのダニーは、すごくリラックスしてたけど、声の調子としてはおとといほどよくはなかったみたい。きのうのオフで遊びすぎたかな?
でも、相変わらず観客の心をつかんで離さないパフォーマンスで、ハリーがギターを弾いたときなんて、「ジョーズネ」と日本語を披露していました。
そうだそうだ、きょうのハリーの名前はレイチェルでした。
終わったらTシャツ汗でぐっちゃぐちゃ。足腰よれよれ、のどカラカラ状態だったけど、すっごく幸せな気分でした。ほんとは最終日だから悲しくてたまらなくなるかと心配だったんだけど(実際、きょうは昼間会社にいる間、胸がドキドキして仕事にならなかった)、不思議といまはおだやかな気分です。
こんなに幸せな1週間を過ごせたことに感謝する気持ちでいっぱい。そして、またすぐに(ベスト盤発売記念ライブででも)来日してくれることを期待してしまいます。彼らも、「またすぐに来るよ」って言ってくれたし……こんなに熱心なファンがたくさんいるんだから、ちゃんと呼んでよね>プロモーター
1.DIRTY LOVE
2.STAND UP
3.HIGHER GROUND
4.CASTLES IN THE SAND
5.GIMME SOME LOVIN'
6.UNTIL MY DYING DAY
7.A BETTER MAN
8.SHE'S SO FINE
9.MOTH TO THE FLAME
10.LOW LIFE IN HIGH PLACES
11.RIVER OF PAIN
12.BALL AND CHAIN
-ENCORE-
13.ALL THE WAY FROM MENPHIS
14.STAY WITH ME
-ENCORE-
15.CAN'T GET ENOUGH
16.BROWN SUGAR