SHOH's LIVE REPORTS

Thunder (Aug 30,1995, Club Citta Kawasaki, Kanagawa)


っぱり好きなバンドのライブは全部見なくちゃあ……なんて、前にも言ってたような気がしますが。

きょうは、またまたセットリストが変わりました。「どーしてあの曲をやらないの?」と、名古屋のときからファンの間で囁かれていたあの曲をとうとうやってくれました。

「DOES IT FEEL LIKE LOVE?」の代わりに「SHE'S SO FINE」をやってくれたんですよぉ。

でもって、きのう私が涙した「LOVE WALKED IN」が消えて、なんと! 新曲をやってしまったのです。これがもう、めちゃくちゃかっこいい曲。彼ら特有の、ダニーがしっとりとバラード風に歌いはじめて、曲が進むにつれてエモーショナルに盛り上がって行き、そこでルークの胸が痛くなるようなギターソロが入るという……ドラマチックで、ちょっと奇妙なメロディラインが巧妙に使われていて、なんともいえません。はっきり言って名曲です。

で、いつも通りにアンコール2曲で終わりか、と思いきや、なんと、もう1回のアンコール。どうやらきょうはメンバー全員超元気だったみたいなのと、本来の最終日とあってか、今まででいちばん客の入りもノリもよかったせいか、最初からダニーは飛ばしっぱなし。踊りも歌もいつもの1.5倍はリキ入ってたように思えました。

体力の配分をきのうまでの曲数に合わせていた私は、最後の曲が終わったとたんに脱け殻状態になってしまいました。

ルークも、きのうはちょっと元気がなかったのだけれど(二日酔い?)、きょうはステージを走り回り、ギターを振り回しての大騒ぎ。

それにしても、「A BETTER MAN」でのルークのコーラスを聴いていると、「あのバンドが不穏な状態にあったときのライブだったら、この曲は絶対にセットリストには入らなかっただろうなあ」と思って、感無量になってしまいます。

ほんとにほんとに、THUNDER って、バンドとして機能したときに、最高に素晴らしい人たちの集まりだから、こうして今一緒に、しかも素晴らしい曲を仕上げて日本に来てくれたことが、うれしくてうれしくて泣きたくなってしまいました。

ダニーは黒の半袖Tシャツに例のタータンチェックのパンツ。ルークは袖なしジージャンとブルージーンズ、ベンは白のハイネックTシャツにジーンズ。ミッキーは素肌に黒の皮ベストにジーンズ、ハリーは多分いつもと同じ。

ハリーのきょうの名前はリリアンでした。

さあ、あとは金曜の最終日です。このままずっと日本にいてほしいけど、そうすると私の社会人生命も消えてしまいそうだから、悲しいけれどあきらめて、金曜日に完全燃焼するつもりです。

1.DIRTY LOVE
2.STAND UP
3.HIGHER GROUND
4.CASTLES IN THE SAND
5.GIMME SOME LOVIN'
6.UNTIL MY DYING DAY
7.A BETTER MAN
8.SHE'S SO FINE
9.MOTH TO THE FLAME
10.LOW LIFE IN HIGH PLACES
11.RIVER OF PAIN
12.BALL AND CHAIN
-ENCORE-
13.IN A BROKEN DREAM
14.BACK STREET SYMPHONY
-ENCORE-
15.BROWN SUGAR


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