Thin Lizzy (Nov 23,1994 at Nakano Sun Plaza, Tokyo)
きょうは、2階席まできっちり入ってました。だからってわけでもないでしょうが、サイクシーがごきげんで、MCにも力がはいっとりました。
だんだんよくなるなんとか、じゃないけど、日を追うにしたがって出来がよくなってます。もちろん、その日その日でミスはあるけれど、メンバーがこのラインアップでこういうライブをやることの楽しさに全身でひたってるようすが、すごくよくわかる。
最初の頃はやっぱりかなり緊張していたんだなあ、と今になってみて気がつきました。でも、それって、それだけ彼らが真剣だということなんですよね。
今回の追っかけ、実は「なにもここまでしなくてもよかったかな」という迷いが最初のころはあったんです。「次のときはここまでやらないかも」なんてことも言ってました。
でも、きょう改めていろいろな面で感動してしまい、「一生追っかけていくからね!」と決意してしまった私です。←向こうからしたら迷惑か?
さて、きょうはマルコ以外はみんなきのうと同じ衣装。マルコってほんとにおっしゃれ〜。
音も照明も今まででいちばんよかったせいで、「EMERALD 」のツインギターでは思わず涙が出てしまうくらい感動してしまいました。背筋がほんとにゾクゾクゾクッってしたの。
きのうは、例のスコットが前にツツツと出てきてあのリフを弾くところで、照明さんがまるっきり無視してたもんで、ちょっと彼ムッとしてしまい、それに気づいたサイクシーが近づいていって何か冗談言ってとりなしたりしてたんだけど、きょうはきれいに照明当たってました。
「STILL IN LOVE WITH YOU」のコーラスもちゃんとつけてました。多分風邪ひいてるんじゃないかなあ。メンバー紹介でサイクシーを紹介するの、きょうはスコットがしてたんだけど、鼻声だったもの。
メンバー紹介は、アンコール1曲目の「ROSALIE 」(きょうはサイクシーが「なにを聴きたい?」って聞いたとき、「イエーッ!」じゃなかったけど、「ロザリーッ!」って叫んだのは私の周囲だけだったような)の終わり近く、みんなの手拍子を煽りながら始まるんだけど、サイクシーがまずマルコ、次にダレン、ブライアン、スコットと紹介し、スコットが聞き取りにくいヤンキー英語でサイクシーを紹介、最後にサイクシーがフィルを紹介して感動の拍手、というのがきのうまでのパターン。
ところが、きょうはあまりのノリのよさにサイクシー酔っちゃったのか、なんとフィルの紹介を忘れてエンディングに入っちゃった。
「げっ、どうするんだろう」と心配したんですが、本人もすぐに思い出したらしく(当たり前だ)、曲が終わってから「最後にもうひとり紹介しなきゃいけない人がいる」って言い出したので、メンバーも私たちも「ほっ」としたのでした。
そういえばきょうのスコットはサイクシーのことを「MY BEST FRIEND」で「THE BEST GUITAR PLAYER IN THE WORLD 」だと持ち上げていたなあ。如才ないやつだ。
「THE SUN GOES DOWN 」は、珍しくスコットのギターソロがメインの曲だけど、きのうまではソロが終わったところでサイクシーが指差しながら「スコ〜ット・ゴーハム!」とアピールする程度でした。でも、きょうは曲が始まる前に「スコットのギターをフィーチュアーして」とちゃんと紹介してた。
だからってわけでもないでしょうが、「STILL IN〜」でサイクシーのギターソロが終わったところで、スコットが「ジョ〜ン・サイクス!」って叫んだのに、なぜかマイクが通ってなくて聞こえない。でも、私はちゃんと見てたからねえ、スコット。
「ANGEL OF DEATH」の語りの途中で、スコットが近づいていって「ヒュイ〜ン!」って弾くところもかっこいいですよねえ。
あ、なんかスコットのことしか書いてないような気がする。 ブライアンも、ほんとにすごいです。「BAD REPUTATION」は当たり前だけど「WAITING FOR AN ALIBI」も「BLACK ROSE」も、彼あっての曲って気がする。あまりにもLIZZY の曲にはまりすぎてて、いちいち書く気にならないんですよね。今回のトリビュート、ブライアンなしではやってほしくなかったし、実際できなかっただろうな、と改めて思いました。
実はきょう出かける前に「LIVE AND DANGEROUS」ビデオを見直したんですが、この頃のブライアン若いですねえ。まだ、少年らしさを残した顔で、今の姿と比べると感慨深いものがあるなあ。それに比べるとスコットの変わっていないことったら(゚.゚;)!
乙女の生き血でも飲んでるんじゃないかしら。
「DANCING IN THE MOONLIGHT」は、BLUE MURDER のときにやってたんで、てっきりやると思ってたんですが、意外でした。ひょっとしたら、THIN LIZZYとしてのライブでは、サックスなしではやりたくないのかな、とも思ってしまった。