SHOH's LIVE REPORTS

Stratvarius (June 5,1994 at Club Citta Kawasaki,Kanagawa)


ィンンランドのバンドだというし、バンド名はこんなふうだしで、これはもう美旋律バシバシの北欧ものかと思ってました。確かにヴォーカル兼ギターの人は、弾きまくっていたし、どの曲もメロディアスで覚えやすくて歌いやすいものばかりだったけど、意外にハード、驚くほどヘヴィー。びっくりしちゃいました。

どっちかというとスピーディなジャーマン・メタルに近いかもしれない。実際、アンコールでやった曲なんか、前もって「HELLOWEEN ばりだよ」と教わっていたにもかかわらず、「ねえ、あれってやっぱりカヴァーでしょ?」と聴いてしまったくらい似てたのでした。

ギターの人が歌も担当するのって、ちょっと不安があったんだけど、けっこうちゃんと歌えてました。イングヴェが歌えたら、こんな風になってたんじゃないかなあ、って感じ。体形も似てるし。性格はずっとよさそうだったけどね。

たまに、歌のこと忘れてステージの端のほうにきて、弾きまくり状態になりそうになり、「あっ」とあわててマイクのほうに戻るようすが微笑ましかったです。

あと、きょう大活躍だったのはドラムの人。フロントマンをさしおいて、MCをするわ、フルートは吹くわ、いろんな鳴り物は使うわで、大いそがしでした。ベースとキーボードも、地味だったけどなかなか上手で、4人だけとは思えないくらい厚みのある音だったなあ。

ファンもちゃんと予習してきてて、歌うこと歌うこと。なんだかすごく親密な感じで、気持ちのいいライブでした。


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