SHOH's LIVE REPORTS

Quireboys (July 10,1993 at Shibuya Kokaido,Tokyo)


手線の事故で、30分遅れで到着したら、もう始まってました。だから"MARY-ANN"からしか聴けませんでした。最初のほうは何をやったのかしら? "TRAMPS AND THIEVES"を聴いてないから、多分これがオープニングよね。

しかし、うまくなりましたねえ。特にピアノと左側のギターの人。初来日の時は、曲間のソロが弾きこなせなくて、「おいおい自分たちの曲でしょうが・・・(^_^;)」と思ったものですが、見事に成長して、音に厚みが感じられました。2つのギターの音色がくっきりと違うところも、曲に変化を付けていて効果的ですよね。見た目も洗練されて、ルックスに左右される私としてはうれしい限り。

なによりも感動したのはスパイクの歌です。特徴のある声だから、ともすると一本調子になりがちだったのだけれど、表現力がついて、バラードになっても場がだれない。むしろ緊張感が高まるような感じでした。"TAKE NO REVENGE"」の絶唱は鳥肌ものでした。"I DON'T LOVE YOU ANYMORE"ももちろんすばらしい出来。

スパイクがアコースティックギターを弾くところから始まって、アコーディオンが入ってくる曲(曲名忘れた)も楽しい構成でしたね。

"MY SAINT JUDE"」からメンバー紹介をはさんで"MAN ON THE LOOSE"へと自然につなげる展開もかっこよかったし。

なんだか大人になったなあ、と感慨ひとしおでした。 "SEVEN O'CLOCK"や"SEX PARTY"もやってくれたけれど、跳びはねながら大騒ぎして見るより、お酒を飲みながら、クラブやパブでしっとり聴いてみたいバンドになったような気がします。

そういえばアンコールが終わり、いったん客電がついて、みんな帰ろうとしかけたところにまた暗くなって、もう1曲やってくれたときには全員狂喜乱舞でした。「いつも俺たちは FACES と比較されるから、きょうはそれをやるよ」と言って始まったのは、多分"STAY WITH ME"という曲。←私はFACES は知らない(^^;)


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