SHOH's LIVE REPORTS

Queensryche (Jan 26,2000 at Babylon, Munich)



THE TEA PARTY のほうのレポートに書きましたが、ミュンヘンでは会場が変更になってしまいました。そして29日にいたってはオッフェンバックという町でやるはずだったのがノイゼンブルグに変更になっていました。どちらもフランクフルトの衛星都市ですが、日本で行ったら川崎の予定だったのに千葉になった、みたいな感じで、ちょっとびっくりです。こうコロコロと会場を変えられたのではファンも大変ですね。日本でもしそんなことがあったら大騒ぎになると思いますが、こっちの人は慣れきっているのか平静でした。

それにしてもそれほどチケットの売り上げはよくなかったのでしょうか。ノイゼンブルグの会場はキャパ1500くらいの所だったのですが、そこははソールドアウトだったと聞きました。結局3000くらいの会場を用意していたら無理だった、ということなのかもしれませんね。

さて、肝心のショウのほうですが、新曲と 「OPERATION MINDCRIME」 からの曲がほとんどという非常に思い切ったセットリストでした。それ以外の曲は "Jet City Woman"、"Silent Lucidity"、"Walk With Me" それとあと1曲古い曲だったと思います。

新しいギタリストは小柄で地味な雰囲気で可もなく不可もなくといった感じ。個人的には 「OPERATION MINDCRIME」 での彼のギタープレイには非常に違和感を感じました。どこがどうと具体的には言えないのですが、「なにか違う!」と感じてしまうのです。

ジェフは顔は多少丸くなったものの、体のほうはなんとか見られる状態に保っていました。声もおおむね絶好調で(ノイゼンブルグでちょっと苦しそうな部分がありました)おおいに聴衆を喜ばせていました。ほんとにあの声を聴いてるだけで納得しちゃう部分がありますよね、彼らのライヴって。最初に登場したときはサングラスをかけていましたが、あとはとったりつけたり。どうも 「OPERATION MINDCRIME」 のときにはつけて、それ以外はとっていたような気もしますが確かではありません。髪は相変わらず短髪で前髪だけちょっと長めになっていました。黒の半袖Tシャツに黒のジーンズというシンプルな服装です。

私は2回とも右のほうに行ってしまったのでマイケルがよく見えなかったのですが、髪がストレートになったせいか、とても若く見えました。彼も黒ずくめだったと思います。ときどき新ギタアリストと一緒に前に出てきてツインの部分を弾いてみせたりもするのですが、このバンドの場合、どうしてもギタリストはジェフの影に隠れてしまいますね。それでもクリスがいたときは右側に華があったんだけどなあ・・・。

オーディエンスの反応はソールドアウトだっただけあってノイゼンブルグのほうが圧倒的によく、コーラスの声も大きかったです。が、新譜からの曲になるとどうしても反応が鈍くなり、それを 「OPERATION MINDCRIME」 からの曲で盛り返して、戻ったところでまた新曲にいって、という、ぐずる子供をお菓子であやして薬をのませるような構成でした。アンコールの最後が新曲、というのもかなりびっくり。一緒に行った友人は「あれじゃすっきり帰れない」と言ってました。

マーチャンですが、Tシャツが3種類(黒2枚とカーキ1枚)、キャップ、それにサイン入りの新譜が売られていました。


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