Pretty Maids (March 3,1995 at Club Citta Kawasaki , Kanagawa)
う〜ん、むちゃくちゃ気持ちよかったです〜!
確か前回の来日時も同じこと書いたと思うけど、こういう音楽が好きでよかったと、心から感動してしまった。
終わったあと、近くにいた人が「2キロくらい減ったような気がする」って言ってたけど、まさにそういう感じ。頭も、喉も、腕も、心地よい疲れでぐったりしてます。最初から最後までぶっとばしっぱなし、アコースティックなし、MCもほとんどなし、曲間もほとんどなし……演奏する側(特にヴォーカリスト)には、なんとも苛酷な、でもファンにとっては至福のライブでした。
ロニーの声は絶好調、よく通る伸びのいい部分と、いかにもメタルっぽいダーティな声との混ざり具合の妙が彼の持ち味なんだけど、そのどちらも思いっきり力強く出ていて、最後まで衰えることもなく歌いきりました。
ハマさんはやたらと御機嫌で笑いっぱなし。歌の途中でロニーと顔を見合せては笑い、ロニーが吹いちゃって歌がヨレった場面もあったくらい。仲のいいバンドっていいなあってつくづく思ってしまったのは、きのうの余韻でしょうか。
もちろん、あれもあれもあれもやったし、ドラムソロから続けてなんとDEEP PURPLEの「LAZY」なんかやっちゃたのにはびっくり。でもって、2回目のアンコールでハマさんがTHIN LIZZYのTシャツに着替えて出てきて、「おおっ」と思っていたら案の定、「ROSALIE」なんてやってくれちゃって、もう涙ぼろぼろ(でもほんとは歌いまくり跳ねまくり状態)でした。
ただ、新譜からの曲が少なかったような気がしたのは気のせいかしら? あまり売れていないからかもしれないけど、私としてはかなり 気に入ってるアルバムだけにちょっと残念でした。
COVERDALE/PAGEのライブではZEPPELINとWHITESNAKEが聴ければ満足で、新譜の曲なんかあまり興味はなかったし、ゆうべ見たDOKKENにいたっては、新譜を買いもしないで行った不届き者なんだけど、ことPRETTY MAIDSに関しては、過去の名曲のヒットパレードだけじゃなくて、ちゃんと新譜中心のツアーにしてほしいなあ、と思ってしまう私なのでした。とはいえ、過去の曲はけずってほしくないし、あと30分よけいにやってくれればよかったなあ、なんて虫のいいことを考える欲深な私。
しかし、チッタがあんなにすいてるのって久しぶりのような気がします。←半分も入ってなかったような……(・_・)
どうしてかなあ。ああいう音楽って、はやりじゃないからかなあ。あれほどすばらしいライブを見せてくれたメンバーに悪くて、なんだか悲しいです。日曜日は、もう少し入るといいなあ。
あ、そうだ。男性ファンの方々は、それまでに生卵でも飲んで高音を鍛え、「SAVAGE HEART」が歌えるようにしておきましょう。