最終日とあって、気合いが入った、それでいてリラックスした楽しいライブでした。

エリックのはりきりぶりが特に目立ったなあ。やっぱり、今までは声の調子を万全に保つためにかなり神経を使ってたんだなあ、と改めてプロ根性に感心してしまった。きょうは、そういうわけで、途中で息がきれてハアハア言うほどの熱唱ぶり。

"TAKE A WALK "で、中央のスタンド・マイクにポールが歩み寄ってヴォーカルをとったり、"TO BE WITH YOU"に入る前に、アコースティックでKINKS の"LAURA "（スペルはインチキ。みんな知らなくてシ〜ンとする中、某クラ部屋世話役が大声で歌ったとの噂あり）をやったりと、相変わらずお遊びの多い構成でしたが、圧巻はなんと行ってもビリーのにせ者登場でしょう。

ベース・ソロが始まり、「さあ、これからだ！」と思っていると、なんと舞台袖からもうひとりビリーが出てくるではないですか？！

同じ絞り染めのＴシャツにグレーのスパッツ、金髪を後ろで束ねたスタイルまでまったくおんなじ。で、結局あとから出てきたビリーが本物で、ベース・ソロに入っていったのでした。そういえば、ビリーのベース係らしいローディが、ビリーに似てるなあと思ってはいたのですが、服装が同じだと見分けがつかないくらいそっくりなのでした。

服装といえば、きょうはなんとポールの衣装が変わってました。ペラペラの紺のベストを素肌に着た上に、星条旗をばらばらにしてからアップ リケしたようなジージャンに、膝上で切ったジーンズというラフな服装。

ビリーはさっきも書いたように同じかっこでしたが、きょうの趣向のせいで、ちゃんと着替えがあることがわかって、妙に安心した私です。 きのうまでは「毎日おなじ衣装で汗臭くないのかあ(;･_･)」と心配してたんだもの。

きのうのＷＯＷＯＷでもやったらしいんですが（全部見てないので未確認）、"NOTHING BUT LOVE"の前に"ALL YOU NEED IS LOVE"をやったのは、やっぱり洒落でしょうか？

あと、"星条旗よ永遠なれ"と"SMOKE ON THE WATER"も、やりましたね。

で、パットはもうすてきですてきで・・・もちろん"YESTERDAY "はやりましたよ(=^^=)。フルコーラスです。

きょうの席は、パットがマイクに向かうと、ちょうど私のほうに顔が向く位置だったもので、なんというか、もう目が離せない状態でした。パットって、すごく楽しそうにドラムを叩くんですよ。ハードなところはさすがに真剣に歯をくいしばってますが、曲の最後を決めたときは、実にいい笑顔を見せてくれます。見てるこちらまで幸せになってしまう。

で、メンバー紹介の時エリックが「Ｔシャツ（きょうはマーチャンダイズの袖を切ったものを着てた）を脱いでよ」と言ったのに脱がなかったんだけど、さらにエリックが会場に向かって「さあ、女の子たち、パットに脱いでもらうように叫ぼうよ」と言ったら、音楽に合わせながらおもむろに脱ぎ出して、踊りまで披露してくれました。

これで最後だなんて残念で仕方がありません。 でも、これだけ楽しませてくれたメンバーには、心から感謝したいと思います。

パット、エリック、ビリー、ポール（順番に他意はありませぬ）、ほんとうにお疲れさま！　またすぐに来てくださいね！