SET LIST

Levellers (March 17,1994 at Shibuya On Air East,Tokyo)


ごかったです! やっぱり彼らはライブ・バンドでした。

1曲目、サイレンで入る「WARNING」が始まったとたんに確信しました。音のはじけ方がアルバムで聴いてるのと全然違う。

バイオリンの人は、大きな星がついたTシャツにシルクハットをかぶって、複雑なメロディを見事に弾きこなしながら、ステージの上を走り回 ります。レゲエ頭のベースの人も、破けたTシャツから肩を出して、これまた暴れまくる。この人はどっちかというとスラッシュ・メタルのノリです。彼の弾くベースがまたヘヴィーでめちゃくちゃかっこいい!

メインのヴォーカルをとってる子は、ビデオクリップで見た通りかわいい! ちょっと大柄すぎるかな、という気もするけど、くるくるの巻き 毛にちょこんと帽子をかぶったところがなんとも言えません。もうひとりのヴォーカルは、髪も短くてパンキッシュな感じで、ふたりがアンバランスなところが、このバンドの魅力かもしれません。

いま売り出し中の「BELARUSE」は、アルバムで聴いてるときも迫力ものだと思っていたけど、ライブで聴いたら、ギターの鳴り方といい、アル バムの数十倍重くて、はねてて、感動ものでした。

ライブビデオを見ててもよくわからなくて不思議だったディジュリドゥを吹く人は、メンバー以外の人でした。なにやら怪しい、ピンクの管みたいな髪の毛をした、人種不祥の人が出てきて、なんとあの大きなディジュリドゥを持ち上げたまま吹いていました。あれって、ものすごい労働量じゃないかなあ?

MCもほとんどなくて、一気に突っ走る感じの1時間半。短いと思ったけど、疲労度の高いライブでした。あとからよく考えてみると曲数もけっこう多かったし、あれ以上やってたら、バンドもオーディエンスも死んでたかも。

明日のチケットも買っておいてよかった(=^^=)!

きょうの入りは300〜400人くらいってとこでしょうか? 前のほうの盛り上がりはすごかったけど(うねうねになってた)、真ん中からうしろはけっこうすいてたから、当日券でも充分いい位置につけますよ。

途中で2回ほど客席にライトが当たるんだけど、そのとき客が手に手にスイートピーやら百合やらバラやらを持って振っていたのがすごくきれ いでした。あれって、LEVELLERS のライブのお約束なんでしょうかしらね?

あ、ところで前座が5曲ほど演奏します。SOUL FLOWER UNION とかいう日本のバンドで、ちょっと沖縄っぽい音にジャズやらブルーズやらハードロックやらをミックスしたような音。音自体はきれいだし、演奏も上手だけど、インパクトはいまいちでした。アイヌのことを歌ったらしい曲は、なかなかヘヴィーで気に入ったけど。彼らが終わるのが7時半すぎで、そのあとセッティングとかにすごく時間がかかり、LEVELLERS が登場したのは8時半過ぎていました。


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