Iron Maiden (April 18,1996, Nakano Sun Plaza, Tokyo)
1週間の特訓を終え、わくわくしながら臨んだ中野サンプラザ。2列目ど真ん中という好位置で見ることができたため、冷静な感想は書けません。
夢中で歌ったり叫んだり笑ったりしてるうちに終わってました。ううぅ、もっと早く目覚めていれば、全公演行ってたのに……そして今頃は死人になってた。
きのうは前の席(つまり最前列ね)に小さな子ども(3歳くらい)がメタル両親に連れられて来ていたもので、デイブやヤニックがやたらと寄ってきてはあやすこと、あやすこと。ヤニックなんてステージに膝ついちゃって百面相なんてして見せるんですよぉ。とてもメタルのコンサートとは思えない光景でございました。
そういえば、最初の3曲くらいが終わったときに、スタッフがその子どものところ(というか両親のところね)にやってきて、耳栓を渡してました。私も内心「あんな小さな子にこんな大きな音聴かせてだいじょうぶなのかなあ」と心配してたので、ほっとしたのですが、子どもがいやがってできなかったみたいです。でも、あれはきっとスティーブが指示して持っていかせたに違いない。
ヤニックは相変わらずかっこよかったです。近くで見たけど、全然コワモテじゃなかったですよぉ。←子ども相手に「ベロベロバア」なんてやってるんだもの、コワモテになんて見えるはずがない(^^;)
きのうの暴れ具合もすごくて、スピーカーによじ登ってギターがりがりさせているときは、スタッフがシールドを回してライトにからまないようにしていました。でも、それを横から見てると、まるでヤニックが猿回しの猿みたいに見えて、ちょっと情けなかったです。
でも、最後のほうでスタッフがクラッカーみたいなのメンバーに吹きつけたときは、ショッキングピンクのテープ(?)がヤニックの金髪にからまったのが実に美しくて、「やっぱり王子様だわ」と思ったのでした。
きのうの「HEAVEN CAN WAIT 」では、2〜3人のファンがデイヴやブレイズのほうに行っちゃって、なんと首に手を回して歌ったりしたもので、スタッフに引き戻されていました。このとき私は見ていなかったのですが、ヤニックが何かしたらしく、ファンを引き連れて袖に戻るセキュリティのひとりがヤニックに凄い勢いで食ってかかっていて、ヤニックもそれに対して何か言い返してた。うわあ、と思って見ていたら、ヤニック、くるっと振り返り、「やれやれ」というふうに苦笑いしてギターを弾き始めたのでした。
そのあと、デイヴと並んでギターを弾いてるときに、デイヴが「さっきはどうしたんだょ」といったふうにヤニックに話し掛け、ふたりでごにょごにょ喋ってるのが、会社で上司の悪口を言い合ってるサラリーマン同士みたいで笑えたです。
きのうは前すぎたせいか、ヴォーカルがよく聞こえなくて、ほとんどベースを聴いてるような感じでした。そのせいか、はたまた私のミーハー魂のせいなのか、きのうはヤニックもさることながら、スティーブがかっこよくてねえ。目の前でがんがん首ふってベース弾かれちゃうと もう他の何も目に入らなくなっちゃいました。汗のかき方まで可愛いとか思えてしまうんだもの、私って変。
あと、どの曲だったか忘れちゃったけど、スティーブとデイヴが並んで同じフレイズを弾くところがあるでしょ? あのとき、スティーブは自分の手元だけ見てて、デイヴはスティーブの手元だけ見てるんですよね。なんだかいいなあって思っちゃいました。
スティーブ、ヤニック、デイヴの3人がステージの前に出てきてそろって弾いたとき、「おおお、役者がそろってかっこいいなあ! 」と思ってからハッと気づいたこと。よく見たら、後ろのほうでブレイズが走り回ってました。ふつうはヴォーカリストにいちばん目を奪われてしまうはずなんだけど、やはりまだまだ存在感が希薄なんでしょうねえ。
SET LIST(全公演同じ)
1.MAN ON THE EDGE
2.WRATHCHILD
3.HEAVEN CAN WAIT
4.LORD OF THE FLIES
5.FORTUNES OF WAR
6.BLOOD ON THE WORLD'S HANDS
7.AFRAID TO SHOOT STRANGERS
8.THE EVIL THAAT MAN DO
9.THE AFTERMATH
10.SIGN OF THE CROSS
11.2 MINUTES TO MIDNIGHT
12.THE EDGE OF DARKNESS
13.FEAR OF THE DARK
14.tHE CLAIVOYANT(BR> 15.IRON MAIDEN
-ENCORE-
16.THE NUMBER OF THE BEAST
17.HALLOWED BY THY NAME
18.THE TROOPER