オープニングの音楽が、１９日はインディアナポリスでのライブのときと同じだったのに（曲名だれか教えてください）、この日は昔はやった、ふざけて歌ったようなMY WAY（シド・ビシャスですね？）。そこであれっと思っていたら、いきなり"IT'S SO EASY"で始まるんですものねえ。意表をつくとはこういうことですわ。で、"BROWN STONE", "BAD OBSSESION"と早い曲が続いて、初日とはまったく違う展開になったのでした。

途中でまた、例のミッチェル・レイが出てきて、ステージを替えたことを通訳。「昨日よりは長く楽しんでもらえるだろう」なんて喜ばせておいて、あのマイク叩きつけ事件ですもの。ほんとうにアクセルってあぶない。あのとき、最初はアクセル"INTERPRETER!"とひとこと言って、しばらく待ったのよね。多分、「マイクの調子が悪いからちょっと待ってほしい」とかをおだやかに説明するつもりだったんじゃないかな。ところがだれも出てこないもので、切れちゃったんじゃないでしょうか。「いったいどうなってるんだ」と言ってた（ような気がする）。

で、初めからアクセルのとなり、ステージ向かって右の端にスラッシュがいたんだけど、アクセルが引っ込んじゃってからも、ギターを鳴らしていたんです。そのうち、ダフとギルビー（新ギタリスト）も出てきて、ステージ中央でフリージャズ風の音合わせを始めた。で、どうやらこうやらアクセルが出てきたんだけど、ドラムセットの前の段に腰掛けて下向いちゃってすねてるの。スラッシュがなにごとか話し掛け、ダフとギルビーもアクセルを囲むように楽器を弾きながらそばに行ってなだめたんですよ。

それでようやく気をとり直し、"GIVE ME A PIANO"とひとこと。わたし、このとき、ほんとにスタッフがピアノを抱えてアクセルのところまで持っていくのでは、と思いました(^_^)。

でも、さすがにアクセルがピアノのところまで歩いていって、まだちょっとすねながらマイクのセットをしたり、飲み物（なぜか水と紅茶らしきものの２種類を交互に飲むのね。きのうもそうでした）を飲んだりして、ようやく"NOVEMBER RAIN"の始まり。歌が終わる頃には機嫌も直っていたみたいです。

ほんと、子どもみたい。このバンドはスラッシュでもってるのかもしれない、と思ってしまったわたしです。

ところで、歌の途中でマイクに向かって咳してましたね。本人も笑いたそうな表情でしたが。ダフとすれちがったとき、ダフが咳込むまねをしてからかってましたよね。スティングのくしゃみといい、今年はわたし、ミュージシャンの風邪を目撃する年になるのかもしれません。

今回、アクセルのお色直しがすごかったです。１９日は最初が鮮やかな紫色のジャンパーに黒のモケット織り（この素材はお気に入りのようで、１９日はこれの短パンでした）のパンツ。金髪で色白（ほ〜んとに白いんですよ。近くで見たとき、全くのすっぴん(^_^)なのに、とてもきれいなんで驚いた）だから紫がすごく映えます。やせたからピチピチのパンツが合うし。

ダフが合わせて紫色のスカーフを首に巻いていたのがほほえましかった（黒い網シャツに黒のジーンズのボタンはずし）。暑いからすぐとっちゃったけどね。

次が真紅のスーツ。といっても短パンなんですが。このスーツは前日も着ていました。上着の下はもちろん素肌です。で、いったん引っ込んで、上着を白いＴシャツに替えてきます。胸にキリストのイラスト。もう１回同じようなＴシャツに着替えるんだけど、このときの絵は見逃してしまった。

それから、パンツを白いひざ上丈のスパッツみたいのに替えて、"CIVIL WAR"ではジャケットと帽子を次々に替えて出てきます。多分、いろいろな戦争をシンボライズしているのだと思うのですが、独立戦争、南北戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争かなあ。中国の人民帽もかぶっていたから、天安門事件も意識してるのかしら？（そういえば、"DOUBLE TALKIN' JIVE"をニューキッズ・オン・ザ・ブロックの韓国公演のプロモーターにDEDICATEすると言ってました）

"YOU COULD BE MINE"のときは、"A LITTLE BIT ARNOLD FOR YOU"と言って、フットボール選手のような肩パッドの入ったＴシャツ（２２番）を着てきたので、笑ってしまいました。

あと、黄色いスエードのフリンジ付きウェスタンシャツをはおってきて、赤いチェックの"DON'T CRY"ビデオのときのシャツになって、それから例のチェックの巻きスカートをはいてきて。最後はなにを着ていたのか、もう思い出せません。

スラッシュは黄色っぽい皮のパンツに、茶系のチェックの半袖シャツの袖をまくりあげて着ていて、とっても可愛かった。あの人って、おへそがすごく上のほうにあると思いませんか？