Firehouse (April 21,1999 at Shinjuku Liquid Room,Tokyo)
楽しかったあ(=^^=)。ひさびさに何も心配せず歌に酔えるライヴを見た気がする。CJは前から歌えるヴォーカリストではあったが、いまだにあの声がちゃんと出るというのはすごい。性格のよさも変わってないようで、メンバー同士のやりとりも和気藹々。MCで、結成以来メンバーチェンジなしでやっていると誇らしげに言っていたのも納得できた。
途中どの曲でだったかアカペラになる場面もあったが、ここでのハーモニーはまさに絶品で、うっとり聞き惚れてしまった。
CJの日本語は相変わらず上手。外国人風の訛りがない。確か彼の家に日本からの留学生がホームステイしていたことがあるから、という話を初来日当時聞いた記憶があるが、それよりなにいより耳がいいのだろう。
それにしてもお客さん、入ってたなあ。先月LAで友人が見たときは1000人入る会場に200人くらいしか入っていなかったと聞いていたので、心配していたが、東京1回だけとなるとさすがに超満員。終わったあとは規制退場という状態だった。
その超満員のお客さんたちが本当に熱心で、フロア全体から腕が突き上げられ、歌声が聞こえといった状態がコンスタントに続いていたのも感動ものだった。いい演奏にいい反応、これこそ理想のライヴだと思う。
これも曲名を忘れてしまったが、お馴染みの曲のサビを丸々観客に振ったところがあった。ここで観客は見事に全部歌ってしまった。これ、どうやら観客の反応のよさを見てCJが急に思いついたらしい。間奏のときにまずドラマーのところに行って話し掛け、次にベーシストに耳うち、最後にギターソロを弾いてるビルのところにいってチャンスをうかがっていたら自分が歌うところにきてしまい、あわてて1小節歌ってから息継ぎの部分で耳打ち、またあわてて歌に戻るという忙しいことをしていた(^^)。でも、それだけの甲斐があったと、メンバー全員が思ったことだろう。
ただ、リキッドは大体いつもそうなのだが、音がよくなかったのが残念だった。音を大きくすると割れてしまう。ギターもヴォーカルも、それで本来の音でなくなってしまっていたように聞こえた。もっとも私は右側スピーカーに近い場所にいたので、そのせいもあるかもしれないが・・・。
それともうひとつ気になったのが警備の仕方。狭い会場なのにやたらと人数がいるばかりか、その人たちが客の視線をさえぎるような形で立っているので、見ていて非常に邪魔だった。イヤホン式のトランシーバーを使うとか、もう少し工夫のしようがあると思うのだが。
マーチャンは黒のTシャツ1種類(袖にファイアーハウスとカタカナが縦に入ってた)とポスターのみ。HR全盛期と比べるとこんなところにも寂しさを感じてしまうね。
SET LIST
- Overnight Sensation
- All She Wrote
- Lover's Lane
- Hold Your Fire
- Dream
- When I Look Into Your Eyes
- Seven Bridges Road
- Acid Rain
- Bringing Me Down
- Trying To Make A Living
- Mama didn't Raise No Fool
-Drum Solo-
- Shake & Tumble
- Don't Walk Away
- Love Of A Lifetime
- Reach For The Sky
-ENCORE-
- I Live My Life For You
- Free Ride
- Don't Treat Me Bad