SHOH's LIVE REPORTS

Fair Warning (July 16,1995 at Shinjuku Liquid Room,Tokyo)


起きたら、首が回らない。一瞬「なんで?」と思ってから、きのうのTHE ALMIGHTYを思い出した私って……。

そんな状態で出かけた新宿リキッドルームでしたが、入る前から汗ダラダラ。なにしろ私の整理番号がAブロックの565番で、もうこれ以上あとの人なんていないだろうなあ、と思っていたら大間違い。ちゃんとBブロックまであって、1階から8階(?)までの階段にずらーっと並んで入場待ち。階段にはフロアの冷房で出た温風が吹き寄せられるからもう暑いの暑くないのって……ほとんど地獄のサウナ状態でした。

きのうと違って、客の半分くらいはごく普通のかっこをした善良な青年男女。さすがFAIR WARNING。

さて、会場内もあとからあとから入ってくる人でフロアは満員状態。私たちは幸い、一段高くなった柵の最前列、ステージと会場全体を見渡せる好位置をキープすることができました。開演前のBGMはず〜っとBRYAN ADAMS特集。意外なようで納得してしまう取り合せです。メンバーの好みなのかなあ。

大体の構成はそ〜ちょさんがすでに書いてくれた通りですが、クラブギグとあって、客のノリがものすごかった! なにしろ1曲目が始まったとたん、会場じゅうの手が挙がり、前のほうは縦に跳ねる人たちの集団でうごめいている。まるで、会場がひとつの巨大な生き物になってしまったよう。一緒に歌える箇所にくればすべて大声で歌い、手拍子のやむ時はなく、最初から最後まで突っ走った感がありました。

それにしても、トミー・ハートってめちゃくちゃ歌がうまいですねえ。もちろんアルバム聴いていて上手だとは思っていたけれど、あんなに気持ちよく声が出るなんて思わなかった。前回の来日のときと比べると、ステージングといい、演奏といい、歌といい、すべてグレードアップしてるような気がします。やっぱり「間」のとり方がプロになったんでしょうね。

途中のアコースティックっぽいセットで、例のレインメイカーが登場したのは楽しかったですね。アコースティック・ヴァージョンの「ANGEL OF DAWN」 って、なんだか「五木の子守歌」みたいに聞こえたのは私だけ? トミーの裏声がめちゃくちゃ美しかったですが。そういえば、オープニングのドラムの音も、夏祭りの和太鼓みたいでしたよね。

アンコールは2曲しかやりませんでした(・_・)。 最後の最後に、まさか今回はやるまいと思っていた「SUKIYAKI」が出てきたときは、ちとコケてしまった。さすがにU2はやらなかったけどね。

ところで、きょうはトミーのダイブはなし。途中でステージを降りて最前列を歩きながら歌ったりはしたけど。女の子を上にあげる演出もなし。プロモーターから止められたかな?

でもって、最後にトミーが「来週の火曜に六本木のハードロック・カフェに行くから、みんなおいでよね!」と叫んで帰っていきましたが、あんなに大勢の前で言ってしまって大丈夫なのだろうか?←って、ここに書く私も私だが(^_^;)ゞ

1.GET A LITTLE CLOSER
2.WHEN LOVE FAILS
3.CRAZY
4.DON'T GIVE UP
5.DESERT SONG
6.TAKE ME UP 〜 LONG GONE
7.STARS AND THE MOON
8.CHILDREN'S EYES
9.RAIN SONG
10.ANGEL OF DAWN
11.THE CALL OF THE HEART
12.IN THE GHETTO
13.TAKE A LOOK AT THE FUTURE
14.DESOLATION ANGELS
15.OUT ON THE RUN
16.THE EYES OF ROCK
-ENCORE-
17.ONE STEP CLOSER
18.BURNING HEART
-ENCORE-
19.SUKIYAKI

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