SHOH's LIVE REPORTS

Blue Murder (Dec 8,1993 at Shinjuku kosei-Nenkin Kaaikan,Tokyo)


ょうも厚生年金ホールに行ってきました。さすがプロ! たった6日間でステージングが目をみはるようによくなっていたんで驚いちゃった。

3日は初日ということで、観客の様子を見ていたんですね。逆に観客のほうも様子を見ていた感じがあったのか、きょうのノリはめちゃくちゃよかったです。アンコール時の拍手と歓声は、「え〜っ、ブルマってこれほど人気のあるバンドだったっけ?!」なんて失礼なことを考えてしまったくらい凄じかった。

きょうのサイクシーは、THIN LIZZYのロゴが胸にプリントされた黒のTシャツ。"COLD SWEAT"のときに、そのTシャツを引っ張って観客にアピールしてた姿が可愛かった。

全体に初日よりよくなっていたんだけれど、なにより感心したのはサイクシーのヴォーカルの表現力。ここまで歌いこめるのか!と驚くほどの成長ぶりを聴かせてくれました。特にバラード系の曲でそれがきわだっていたと思う。

セット・リストは、4日にSARAH さんがアップしてくれたのとおんなじでしたが、"PLEASE DON'T LEAVE ME"のあと、メンバーがいったん舞台裏に引っ込んでしまい、「DANCING IN THE MOONLIGHT」をやってまた引っ込み、最後に"STILL OF THE NIGHT"をやるという、アンコール3部構成でした。このほうが「PLEASE 〜」の余韻が楽しめてよかったと思います。

そういえば"DANCING IN THE MOONLIGHT"の間奏のときに、空のほうを指差しながら「HE'S STILL DANCING」と言っていたのには泣けました。

"COLD SWEAT"や"DANCING 〜"をやってるときのサイクシーは、すごく幸せそうで、どんなにTHIN LIZZYにいたことを誇りに思っているかがひしひしと感じられて、なんだかじ〜んとしてしまいました。

しかし、サイクシーは舞台映えしますよねえ。あの美しい金髪がなんともいえない。顔をのけぞらせたときに、背中に金色の滝のようにこぼれ落ちるさまが、まるで絵のようです。彼の髪って、汗をかいてもぺったりしないのよね。あと、ギターのシールドをパシッとさばく癖がまたかっこいいんだ!

最後の最後、メンバー全員ステージの下に跳びおり、ファンと握手してまわったときは、思わず人を押しのけて前のほうに押し寄せようかと思っちゃったぁ。

マルコの腰は相変わらず怪しかったです。


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