SHOH's LIVE REPORTS

Bad Moon Rising (July 9,1995 at Club Citta Kawasaki , Kanagawa)


曜日だというのに、人の入りは会場の半分くらい。ちょっと寂しかったなあ。

半分くらいは新譜からの曲。今までのBAD MOON RISING とはかなり違う印象のステージングでした。MCはあんまりなくて曲名を言うくらい。 でも、「LET ME ASK YOU ONE QUESTION」と言ってから、「DO YOU BELIEVE!」とくる曲紹介って、つい最近同じチッタで聞いたような……そうだ、QUEENRYCHEだ!

衣装代のいらないギタリストの体は、ますます立派になってましたね(さすがにまだジョージ・リンチには負けるけど)。不摂生でだぶつき気味(^^;) のヴォーカリストと、筋肉もりもりに鍛えたストイックなギタリストという組み合わせって多いんでしょうか?

カルの髪は確かにものすごく黄色くなってましたね。前からゴージャスな髪ではあったけれど(誰かさんと正比例して)、あんなに黄色くはなかった。ウェーブのかかり具合も前とは違ってソバージュタイプになってました。

パンフには川崎まで来ても、まだちゃんとサイン(銀色と金色の2種類あったみたい)が入っていました。一体何部にサインをしたんでしょうか! ほんとに真面目によく働く人たちだ。

松山ではカルの声が出なくてライブがキャンセルされたようですけど、きょうの彼の声はすごくいい調子でした。というか、今度のアルバムの曲って、彼にとって実に歌いやすいメロディーとキーなんじゃないでしょうか? 全体を通して見たとき、ふつうだったら昔の曲のほうが歌い込まれているからこなれてるはずなのに、なぜか新曲のほうが出来がよかったように思えました。

それと印象的だったのが、カルの激しい動き。最後の曲ではマイクを折らんばかりの勢いで、ステージに叩きつけて袖にひっこんだので、「あれは、なにかムカついてるのか、それともノってるのか、どっちなんだろう?」などという声が隣りから聞かれました。

ステージからダイブしようとしたのも(前のほう女の子ばかりだったので結局断念したらしく、ステージ下に降りて、1往復走っただけでしたけど)含めて、私はなんとなくエディ・ヴェーダーを思い出してしまいました。なんとなく、カル自身もああいう方向をめざしてるのかなあ、なんてね。

そういえば、川崎では「DON'T BELIEVE A WORD」やりませんでした。「PURPLE HAZE」だけ。


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