Bad Moon Rising (Oct 30,1993 at Club Citta Kawasaki,Kanagawa)
う〜ん、意外な展開で驚きの多いライブでした。
カルは少し痩せて(と思う。マーチャンダイズのロングTシャツをアウトにして着てたから、いまいちよくわからなかったけど)、あごの先にちょっとだけ髭をはやしてました。
ダグは、トレーニングに励んだらしく、胸の筋肉が立派になってました。←だからって最初から裸で出てくるなよなあ、という声あり(^_^;)
まず第一の驚きは、新譜からの曲が少ないような気がしたこと。印象に残ったのはアコースティック・コーナーでやった"DEVIL'S SON"と"REMEMBER ME"くらいかな。そういえば、アコースティックの最後はQUEENのカヴァーだったらしいです。
1stアルバムのほうが思い入れが強かったせいか、"HANDS ON HEAVEN""FULL MOON FEVER""DARK SIDE OF BABYLON"なんかが印象的だったなあ。
で、なんと新曲を4曲もやったんです。どれもみんな、今までのLION、BAD MOON RISING の路線に比べるとスピーディなナンバーで、いわゆる流行りものの音。1曲なんかALICE IN CHAINS風でした。決して悪くはないんだけど、だからといってすごくいい、というわけでもなく、 カルの声でわざわざああいう曲を歌うこともないのになあ、と思ってしまった。
なんてったってカルの声は最高で、聴いてるだけでうっとりしちゃうんだけど、あの声を活かすにはもっとメロディアスで変化にとんだ曲が必要なんですよね。
アンコールは3回もありました。1回目はお約束の"POWER LOVE"。これはもう、みんな切れまくり状態。
2回目がこれまたおなじみの"COWBOY SONG "で始まって、「カイヨリカ」のあとにカルが「LET'S GO」とか言うから、もうてっきりアレだと感激して「キャアーッ!」と叫んだら、なんと"DON'T BELIEVE A WORD"が始まってしまい、思いっきりこけました(・_・;)。「あそこまでやっておいて、あれはないよなあ」と、まわりでもブウブウ言ってましたが・・・
で、3回目のアンコール。またZEPPELINでもやるかなあ、と思っていたら、なんと意表をついて"HIGHWAY STAR"が!
いやあ、これはもうめちゃくちゃ面白かったです。
カルは相変わらずすてきで、髪が伸びてウェーヴのかかり具合がちょうどよくて、後ろ姿なんか「ゴージャス!」のひとことでした。
TVで見たベースの子もラブリーだったのでチェックするつもりだったのだけど、ライトがあんまり当たらないのと、ついカルのほうに目が行っちゃうのとで、あんまり見えなかった。