路上の店
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屋台や安食堂のテーブルの上には必ず調味料4点セットが置いてありました。ナンプラー(魚醤)、プリックナムプラー(赤と緑の小粒とうがらしが生で入っている辛いナンプラー)、プリックナムソム(酢に大きめのとうがらしを入れたものでちょっと濁ったトマト色の液体)、それとナムターン(ザラメ)です。ナムターンは店によって唐辛子の粉だったり砕いたピーナッツだったりするようでした。 地元の人は、注文した料理がくると、まずナムターンをスプーンに2杯くらいかけてからナンプラーなどをかけて食べてます。タイの麺類のスープがかなり薄味なのは、後から調味料を加えることが前提になっているからだそうです。タイ料理の味の特徴は甘・辛・酸と言われますが、確かにこれらの調味料を使えばことごとくそのようになってしまいますね。 路上に店を出すよりもさらに簡単な方法もありました。自転車で売り歩くアイティム(アイスクリーム)売り。これが日本のアイスクリームとはひと味違います。もち米のトッピング(?)なんて、タイだけの発明ではないでしょうか。
プラスティックのカップの3分の1くらいクリームを入れてから、大さじ2くらいのもち米をのせ、その上からまたクリームを入れます。アイスクリーム自体にもナッツやドライフルーツが入っていて、もち米と混ぜながら食べると何とも言えないおいしさです。もちっとした感触がアイスクリームの冷たさと微妙にマッチするんですね。雪見大福と似た発想かしら? もち米も、あちらのは日本のものより縦長です。さらっと炊いてあるから、おはぎみたいに米同士がくっついてはいません。
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