市 場

どこの国に行っても市場はほんとに面白い。見たこともない物や、同じ野菜でも日本とは大きさも形も違ってたりして、つまらない博物館に行くんだったら市場に行くほうがよっぽどその国を理解する役に立つと思います。活気があるのも好きです。 で、さらに、そういう市場には必ずおいしいものを食べさせる屋台もあるんですよねえ。写真のおばさん達は手ぶりだけでいろいろ注文する私たちにニコニコと笑顔でサービスしてくれました。 ゲーン（カレー）は、緑色のかたい豆が入っていました。この豆、硬くて噛めないうえにかなり面妖な味。あとからタイに詳しい人に聞いたら豆ではなくて茄子の一種なんだそうです。タイのカレーには付きものらしいです。 焼きそばの麺は日本より太いけど、もやし（これがしゃきしゃきしていておいしい）、青菜といためてソース味をつけてあるところは日本のソース焼きそばそっくり。汁ビーフンとラーメンには高野どうふを揚げたようなものとクルトンみたいにカリカリしたものが入ってました。どれも辛いけれどおいしいです。なんてったってその場で作ってすぐに出てくるんですから。 この他にさやいんげんと牛ひき肉のいためもの（これも辛い）も注文して（３人でしたので誤解なきよう）、全部で２０バーツ（約１００円）。一般の人の月収が４万円くらいと言っていましたが、ひとり１食３０円でこういった食事が出来るなら、食に関しては絶対タイの人のほうが恵まれてる、と思いました。

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