SHOH'S CD REVIEW

THIS PERFECT DAY

RUBBER SOUL

1. WRAPPED AROUND YOUR FINGER
2. I'M OK
3. SOMEONE LIKE YOU
4. NAIVE AS HELL
5. IN THE MOOD
6. THIS PERFECT DAY
7. SHE'S GOT A HORSE OF HER OWN
8. PANTS WORN THROUGH
9. AMATEUR
10.THIS FRIENDSHIP OF OURS
11.LOVESONG #5
12.POSTCARD SUMMERS
13.SALT FREE DIET
14.ON YOUR BEDROOM FLOOR

ウッディランドトレーディング WLCR-1001/1993 JAPAN I PRODUCED by JOHAN NILSSON

なぜか BEATLES と同じアルバムタイトル。でも、中身は(当たり前だけど)全然違ってた。

しっかし派手なアルバムだなあ。キャンディ・ピンクやブルー、鮮やかな黄色と、色はくっきり鮮やかなのに、使われている写真やイラストはすべてピンボケというのが、なかなかお洒落だと思った。CDそのものの派手派手ストライプにはギョギョッっとしたけど…(^_^)。

ヴォーカルのマッツは、写真で見る外見とは裏腹に、すごくおとなっぽくてセクシーな深い声をしている。高い声も魅力的。ヴォーカルの好き嫌いでバンドを選びがちな私としては、まずこれですっかり気に入ってしまった。

1曲目のWRAPPED AROUND YOUR FINGERは大好き!

なつかしい、郷愁のようなものが胸に満ちてくるのは、バイオリンを使った哀愁に満ちた曲調が日本人の感性にあってるからかなあ。むか〜し、スプートニクスという北欧のバンドが流行ったことがあったんだけど、その音に共通するものを感じてしまった。←と言ってもだれもわ からないだろうなあ(^_^;)

バイオリンと言えば、ライナーノートによると、ゲストミュージシャンなのね。ライブではどうするのかなあ。これがあるとないとでは、かなり変わってきちゃうと思うんだけど・・・

5曲目のIN THE MOODは、ほんとにかっこいい。曲として完成されていると思う。サビの部分は1度聴くと忘れられなくなる。ベースが効 いていて、そのリズムに気持ちよくのせられていく感じ。ギターソロもかっこいいしね。

8曲目のPANTS WORN THROUGHも、かなりバイオリンがフューチャーされてて、アイリッシュっぽい音。軽快でいい感じ。

うってかわって静かに始まるAMATEURは、マッツのヴォーカルがセクシーでうっとりしてると、途中からいきなりTHIS FRIENDSHIP OF OURSが始まってアメリカンポップス風に転調するのがおもしろい。

タイトルから受ける印象とはがらっと違って、ヘヴィーでノリのいいLOVE SONG #5や、すごくきれいでなつかしいPOSTCARD SUMMERSも好きな曲。

ボーナストラックのON YOUR BEDROOM FLOORは、せつなげなヴォーカルがすてきだ。

全体として、すごくスムーズに聴けて、うっとうしい雨の日でも気分よく歩けるようになる感じ。いつまでもあきずに聴けるような予感がする。


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