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SHOH'S CD REVIEW T N T FIREFLY |
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1. FIREFLY 2. ANGELS RIDE 3. TRIPING 4. DAISY JAYNE 5. SOMEBODY TOLD YOU 6. MONTH OF SUNDAYS 7. ONLY THE THIEF(WISTLES OF NIGHT) 8. HEAVEN'S GONE 9. MOONFLOWER 10.SUNLESS STAR 11.SOLDIER OF THE LIGHT |
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ビクターエンタテインメント VICP-5829/1996 JAPAN PRODUCED by TNT except #11 by BOB ICON |
| 1曲目はいきなりのヘヴィーチューンで始まるので、「お、新生TNTはこう来るのか!」と思わされる。トニーの歌い方もハイトーンとダークな声をとりまぜ、まるで DREAM THEATER のような曲展開にぴったり合っている。 が、全編これだったらあきちゃうなあ、と思っているところに本アルバム最大の衝撃作が。やだあ、これ、OASIS じゃない。トニーってば歌い方までリアムそっくりにしちゃってて、恥ずかしいよぉ。 3曲目は・・・なんだろう? コーラスのつけ方とか裏声の出し方とか、どこかで聴いたことがあるんだけど思い出せない。かなりポップな曲調だけど、途中に入る不協和音ギターがもろ VAGABOND だ。 4曲目は ENUFF Z'NUFF。ドラムの入り方とかメロディライン、コーラスの重ね方、そっくり。 5曲目は SLAUGHTER。 6曲目は QUEENSRYCHE の SILENT LUCIDITY。 7曲目は SEPULTURA とヨーデル(^^;)。 8曲目は BON JOVI。 9曲目は TEARS FOR FEARS。 10曲目は ALICE IN CHAINS。 11曲目は、昔の TNTっぽいと思ったら、ほんとに昔作った曲だった。 どうりで。でも、トニーの音程が不安定で歌いにくそうなのがつらい。 しかし、TNTって昔からよく言えば幅広い音楽性、悪く言えば節操のないバンドだったが、ここまでとっちらかってくるとは想像もしていなかった。でも、面白い。連中がここ1〜2年、どんな音楽を好んで聴いてきたのかはっきりわかってしまう内容だ。しかし、ここまでやっといて THIN LIZZY らしい曲が1曲もないっていうのは許せないなあ。 こう書いてくると、まるでけなしているとしか思えないが、実はけっこう気に入っている。それぞれの曲のクオリティは高いと思う。コンピレーションアルバムだと思えば、充分に楽しめるのではないか。私は SLAUGHTER のこの前のアルバムが好きだったが、それと同じような感覚で気に入っている。 おまけの感想:裏ジャケの曲名の頭についてるアイコンみたいなマークが可愛くて好き。(97/02/13 01:01記) |