ちょっとネタバレの部分があるかも知れませんが、あしからず。
トップページへ

 
モンティニーの狼男爵:佐藤 亜紀:光文社文庫 20040618
あらすじ 
----------
 ラウール・ド・モンティニー男爵は、狼狩りの達人でした。その男爵が、ひょんな事から奥方を迎えることになりました。尼僧院で育った優しい娘。そして、その娘に会ったとき、男爵は彼女を自分の魂のように愛し始めたのです。
 世にも珍しい、もっとも地味なカップルを扱った、フランスを舞台にした、正しく洗練された恋愛小説。
----------

 
飛蝗(バッタ)の農場:ジェレミー・ドロンフィールド:創元推理文庫 20040605
あらすじ 
----------
ヨークシャーの荒れ野で農場を営むキャロルの前になぞめいた男が現れた。一夜の宿を請われ断るの段を経て、不幸な経緯から、ショットガンで男に傷を負わせたキャロル。看護の心得のある彼女は応急処置を施したが、意識を取り戻した男は、以前のことを何も覚えていないと言う。幻惑的な冒頭から忘れがたい結末まで、悪夢と戦慄が読者を震撼させる。驚嘆のデビュー長編!
----------

 
アウトドアライフは終わらない:田渕 義雄:晶文社出版 20040518
あらすじ 
----------
"アウトドアライフ・ブーム"の仕掛け人が、自ら仕掛けたその罠にはまって17年と8ヶ月の「森の生活」がすぎた。「今だから話そう、本当のこと!」アウトドアライフの真意と嘘。その深い奥行きと、運命。また、カントリー・リビングの歓びと孤独と……。
この本は、寡黙の自然派作家、田渕義雄にしか書けない、21世紀のための自然生活賛歌である。
----------

 
本の雑誌血風録:椎名 誠:朝日文庫 20040508
あらすじ 
----------
1976年4月、「本の雑誌」創刊! 椎名誠はひたすら書いた、沢野ひとしもひたすら描いた、そして木村晋介はひたすら歌った――「本の雑誌」をめぐって熱く燃えていた人たちと、そこで起きるさまざまな出来事をどーんと描いた、著者念願の"実録"!
----------

 
ブラック・ハウス(上・下):スティーヴン・キング/ピーター・ストラウブ:新潮文庫 20040417
あらすじ 
----------
LA市警の敏腕刑事ジャックは、辞職してウィスコンシン州の田舎町に移り住もうとしていた。折しも町では、食人鬼フィッシャーマンによる少年少女誘拐事件が続発。事件の背後にある不可思議な現象を探るうちに、ジャックは、20年前に母親の命を救うために旅立った異界からの呼び声を聞くことに――。稀代の語り部コンビが『タリスマン』に次いで贈る畢生のダーク・ファンタジー!
人目を避けるように、ひっそりと森の奥深くで息を潜めている"黒い家"。連れ去られた子供たちがこの魔性の家に囚われていると確信し、捜索に向かった人々は、幻影の恐怖と牙をむく魔犬の前に次々と返り討ちにあっていく。そして、悪夢の鍵を握る老人の言動……。ジャックの異界への旅の終焉に待ち受けているものは? 壮大なる冒険ファンタジーがついに迎える未曾有の大団円!
----------

 
神々の座を越えて(上・下):谷 甲州:ハヤカワ文庫JA 20040225
あらすじ 
----------
スイスに滞在していた登山家の滝沢は、自らのミスで遭難事故を起こし、苦しい立場に立たされる。そんな折り、旧友でありかつてともにヒマラヤを駆けたチベット独立運動の闘士ニマの窮地を告げる手紙を受け取り、滝沢はヒマラヤへ向かう。手紙を出したのは、ニマが自分の父親ではないかと疑う日本人女性、摩耶。滝沢は彼女とともに政治の罠が待ち受ける過酷な山々へ踏み込んでゆく。雄渾の筆致で描く迫力の山岳冒険小説。
----------

前作である『遙かなり神々の座』よりも少しは面白かったかな。


 
極北のハンター(上・下):ジェイムズ・バイロン・ハギンズ:ハヤカワ文庫NV 20040128
あらすじ 
----------
莫大な財産を持つ富豪にして、自然を知りつくした男、ハンター。山中で密かに暮らす彼のもとにある日、謎の男たちが訪ねてきた。アラスカで正体不明の巨獣が出現し、米軍施設の警備にあたる兵士たちを惨殺した。その巨獣を抹殺するために力を貸してほしいというのだ。ハンターは唯一の友である大狼を連れてアラスカに赴く。そこで彼は戦闘のプロたちから成る精鋭部隊と合流、巨獣を追って森林の奥に踏み込んでいくが……

ワシントンでは連邦保安官補のチェイニーがアラスカの米軍施設の調査を進めていた。そこで違法な実験が行われているとの確証を得た彼は、元上司と共に重装備でアラスカに向かう。一方、ハンターと精鋭部隊は巨獣と幾たびも遭遇戦を演じていた。が、恐るべき力と狡猾さを持つ巨獣に、一人また一人と倒されていく。知力・体力の限りを尽くした白熱の戦闘。シルヴェスター・スタローンが映画化する冒険アクションの決定版。
----------

映画化はされていない模様。


 
リヴィエラを撃て(上・下):高村 薫:新潮文庫 20031230
あらすじ 
----------
1992年冬の東京。元IRAテロリスト、ジャック・モーガンが謎の死を遂げる。それが、全ての序曲だった――。彼を衝き動かし、東京まで導いた白髪の東洋人スパイ《リヴィエラ》とは何者なのか? その秘密を巡り、CIAが、MI5が、MI6が暗闘を繰り広げる! 空前のスケール、緻密な構成で国際諜報戦を活写し、絶賛を浴びた傑作。日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞。
----------

MI5とか、MI6なんて言われても良く分からない。北アイルランド紛争も詳しいことは知らないし。もう少し丁寧に教えてくれてもいいように思う。諜報戦が難しすぎる。
全体を覆う雰囲気は高村薫らしくていいんだけど。


 
トップページへ