街中で、ありそうなんだけど、ない絵柄。
鉄塔と、灯籠。
こういう角度から見ると、なかなかいいでしょ。
共にそのてっぺんを空に向けて立っています。
はて?
だけどどうしてこんなに近くにいるのかな?
東京都葛飾にて
実は、この「亀戸線−106」の足下には、石材屋さんがあったのです。
それで、灯籠、石材、等々が鉄塔の足の周りを囲むようにして置かれているのです。冬の冷たい風に凍みる足先を、数々の石たちが身を寄せ合って温めているかのようです。
近頃見ることもほとんどなくなった、「おしくら饅頭」を思い出してしまいました。
鋼鉄の塊。石の造形。
血の通わぬモノたちだけど、なんだか少し暖かい。
20000220