竹中治夫の『果因』について
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20030101新設
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お釈迦様は『因果応報』を説いて、人々を正しい方向に導いた。 これは、前世の行い、即ち原因によって畜生道に落ちる、という結果が生じるのであるが、お釈迦様にはこれが予見できた。 しかし、皆さんのように優秀な技術者でも人間様なので、原因を先に知ることは出来ない。結果しか見えないはずだ。 『出来ない事の説明をするよりも、兎に角実施して結果を見よう。』予測に反した結果が出たとき、その結果を徹底的に調べ、解析して、その結果の原因を確かにすることが大切で、これを『果因』と称して技術者等を正しい方向に導いた。 この説法は会社での商品開発や製造技術の改善に飛躍的な向上をもたらした。不可能であることの説明の前に『果因』の精神で先ず実施してみることが大切である。 竹中治夫(1917〜1986)富士写真フイルム鰍ナ専務まで登りつめた方。 |
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