お母さんの130の口癖と子供の130の傷 ─
金盛浦子『子供を追いつめるお母さんの口癖』(青樹社)より
幼児編
- ベタベタしないでちょうだい!
- いつまでも泣いてなさい!
- 可愛いげのない子ね!
- 静かにしなさい!
- これでも片付けたつもり!
- やめなさいッ!
- そんなことする子は、もうお母さんの子じゃない!
- お母さん、あなたのこと嫌いになるから。
- そんな子は大嫌い!
- 何でオシッコっていわないの!
- 何でそんな悪いことをしたの!ちゃんと説明しなさい!!
- あなたはお母さんの時間を奪ってばかりいるわね。
- この忙しいときに、わけわからないこというんじゃないの!
- 早くしなさい!
- 食べないと大きくなれないよ!
- 早く寝ないと怖いお化けが出るよ。
- 怖いおばさんがにらんでるよ!
- お父さんに怒ってもらいますからね!
- とにかく泣きやみなさい!
- あの子のこと、お母さんは大嫌い!
- お兄ちゃんに負けちゃダメ!
- いつまでも外で泣いてなさい!反省するまで家に入れません!!
- 置いてっちゃうよ!
- うるさい子ね!少しでもいいから黙ってて!
- ちゃんとご挨拶しなさい!
- もう競争は始まってるのよ!
- いい子だからちゃんと勉強しようね。
小学生編
- 勉強しなさい!
- お母さんのためじゃない、あなたのためを思っていってるのよ!
- そのくらい、どうしてできないの?
- 期待してるからね。あなたにはできるんだから…。
- お母さんは、そのくらいのこと簡単にできたわよ。
- そんなことじゃ落ちこぼれよ!
- 子どもは勉強だけしてればいいの!
- 成績が落ちたら、お小遣いはなしよ!
- お兄(姉)ちゃんでしょ!
- またオネショ!
- ハンカチ持った?ティッシュは!
- もうあんたの面倒なんかみないからね。
- あなたをそんな子に産んだつもりはない!
- あんたなんか産むんじゃなかった…。
- 何を考えてるか分からない子ね。
- ね、お母さんとお父さんとどっちが好き?
- ウチにはそんなお金ないの。貧乏なんだから…。
- また人の真似して…。
- 我慢しなさい!誰だって嫌なこと我慢して生きてるんだから。
- お母さんのいうことに間違いはないの!
- お母さんのいうとおりにすればいいの。
- いいたいことがあるならはっきりいいなさい!
- さっきまでふて腐れてたのが、あらあら、もう調子づいちゃって。
- またいい子ぶっちゃって。
- ごまかそうたって騙されませんよ!
- 何度同じこといわせれば気がすむの!
- 先が思いやられるわ…。
- そんなことする子は泥棒と同じ!本物の犯罪者にだってなりかねないよ!
- お前にはロクな友達がいないね。
- 本当にバカな子だね。
- だからみんなに嫌われるのよ。
- 夢のない子ね。少しくらい夢を持ちなさいよ。
- 忙しいの!あんたの手伝いなんか迷惑なだけ!
- 次から次へとお母さんを困らせていったいどういうつもり?
- もう知らない。勝手にしなさい!
- あんたって片付け一つまともにできない子ね。
- やる気を出しなさい!やればできるんだから。
- どうして食べられないの!なぜ好き嫌いするの!
- またニンジン残して…。そんなんじゃ元気になれないわよ。
- 子供は黙ってなさい。
- 子供のくせに口答えするんじゃない!
- 宿題やらなかったらテレビ見ちゃダメ!
中学生編
- あなたは高校受験をひかえてるのよ!のんびりしてるヒマなんかないの!
- いつから不良になっちゃったの。
- そんなことじゃ、ロクな大人にならないよ。
- どっちが正しいか、お父さんに聞いてもらいますからね。
- ご近所に恥ずかしいと思わないの?
- あなたのお陰で恥かいちゃったわ。
- あなたのお陰で苦労ばっかり。
- 好きで親やってるんじゃないからね。
- あなたにはガッカリさせられ通し。
- あなたは何をやってもダメな子ね。
- なによ色気づいちゃって…。
- あんないやらしい本、捨てたからね。
- 不潔ね!男臭くなっちゃって。
- いつも中途半端な子ね。
- お前になんか、どうせできるわけがない。
- お母さんに隠し事はないでしょうね!
- あなただけがお母さんの生きがいなんだからね。
- 食べるためにみんな必死なんだからね!
- 取り返しのつかない失敗をしたね。
- 言い訳ばかりしてるんじゃない!
- お前はくだらない物ばかり欲しがるね。
- いいかげん夢くらい持ったら。
- おしゃれなんかして何の役にたつの、子供のくせに。
- 何も分かってないくせに、生意気言うんじゃないの。
- まともにできるのは◎◎だけね。それじゃ生きてけないからね。
- そんなことじゃお父さんみたいになっちゃうわよ。
- ウチはそんなお金持ちじゃないのよ!
- あなたのために、いったいいくらお金をかけてきたと思ってるの!
- あなたには優しい心がないのね。
- あんたみたいな子じゃ友達ができなくて当然じゃないの。
- あなたは本当にグズね。
- 本当に意志薄弱だね、あんたは。
- あんな友達と付き合ってはダメ。
高校生〜成年編
- 期待してたのに…。
- いったい、何回失敗すれば気がすむの。
- 偉そうなこというんじゃないの!自分の頭のハエも追えないくせに。
- お母さんが、あんたのためにどれほど苦労してきたと思ってるの。
- 誰のお陰で贅沢できてると思ってるの!
- あきらめな。あんたには才能がないんだから。
- 学生のくせしてまともにできるのはアルバイトだけね。
- お母さんはねあなたのことだけは信じているの。
- あんな人と結婚するんじゃなかった。
- ああいやだそういうとこってお父さんそっくりね。
- お母さんが笑われるのよ。
- またとないチャンスだったのに。
- あんたが勝手に留年したんだから学費は払わないわよ。
- 理由なく学校を休むんじゃない!
- あんた臭いね。
- なに夢みたいなこといってるの。
- 人生は厳しい戦いなのよ!
- あなたのこと考えると本当に憂鬱になってしまう。
- さっさとしなさい!
- 何が気に入らないの?あなたのいうとおりにしてるじゃない!
- あんたの人生はその程度のものね。
- あんたはこれで脱落者ね。
- あんたが盗んだんでしょ。
- あんたは信用できない子だから…。
- 何の文句があるの!何一つ不自由させてないでしょ!
- パンツくらい自分で洗ったら…?
- そんな不良みたいなこと絶対許しません!
- どうせ自殺を図るんだったらちゃんと死んでくれればよかった。