パーソナルLab講座『映画と美術』概要
		
		 ロシアの優れた映画作家アレクサンドル・ソクーロフは、世界中から"映画の現象
		というべき存在"と言われている。だが、彼は、「映画は泥棒だ。文学、美術、音楽から
		盗んでいる。このように、文学が長兄とするなら映画はならずものの末っ子」と言いき
		り、文学、美術、音楽の優位性を語る。
		 やはり、世界中で"アニメの神様"と呼ばれるユーリー・ノルシュテインも、「アニメー
		ションは、レンブラントやゴッホの一枚の絵の水準には決してたどり着けない」と嘆く。
		だが、二人とも、文学、美術、音楽から、どれほど学んでいるだろうか。二人が愛し、勧
		める作家や作品を通して、映画創造の秘密、謎にせまりたい。
		《参考映画作品》エイゼンシュテインの『イワン雷帝』、『アレクサンドル・ネフスキー』、
		
		タルコフスキーの『ローラとヴァイオリン』、『僕の村は戦場だった』、『鏡』など、ノルシュ
		テインのアニメ『25日、最初の日』、『話の話』、『霧につつまれたハリネズミ』、ソクーロ
		フの『ロベール、幸せな人生』、『マザー、サン』、『オリエンタル・エレジー』など。
		                                   児島宏子
		パーソナルLab(講座)第一期 2003年6月〜7月 毎週木曜日 pm7:00-pm8:30
		参加費一回1500円 定員15名
			
		NPO法人 AESS (美學校内)
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