とといちプロジェクト


子供の頃さんざん聴いたtotoのデビューアルバム

昔「335の穴」という集団で10年程、年に2回のペースで山中湖サウンドヴィ
レッジへセッションしに通ってたました。その時の仲間と昨年8月の深夜荻窪
の飲み屋で飲んでいた時「totoの1stアルバムの曲限定のセッションをあの
山中湖でやりたい」ってぽろっと出てきて異常に盛り上がったんですが、その
夜の約1年後、先月本当に実現しました。

山中湖サウンドヴィレッジは約17年振りで道沿いの風景は、かなり変わってい
ましたが、よく知っているルートで安曇野から大量の機材を積んで走りました。


10年程こちらでセッションしてたLiveHall!

10年お世話になったLiveHallは、設備もグレードアップされている印象でし
たが、ステージ後方の「サウンドヴィレッジ」のマークは健在でした。今回は、
ここではなくEstudioという30畳程の広さのリハーサルスタジオを使いました。
設備としてピアノがグランドピアノだったので、爆音でのアンサンブルでは、
厳しいと考え、2本のコンデンサマイクで収音してリバーブを少しかけて専用
モニターとメインのミキサーへ送りました。ピアノのマイキングは初めてでし
たが、まぁまぁうまくいったと思います。(ピアノ自体のチューニングの甘さ
は、ちょっと残念!)

道路の渋滞などで、現地到着は30分ほど遅れたメンバーも多かったんですが、
僕や静岡から参加のふうさんと二人でチェックインしてスタジオのレイアウト
変更を始めました。リハーサル用のスタジオなので、鏡の壁に向けて楽器が並
んでいたので、ドラムの位置を部屋の角へ移動し、ピアノのマイキングとPAと
モニタースピーカーの位置を移動させました。

メンバーも集合して、楽器のセッティングも始まり、サウンドチェックが始ま
りました。僕自身は、ほぼ「音響さん」状態でシンセやピアノ、ボーカルマイ
クのチェックに忙殺されて、最後に自分ギターやアンプを出してきました。(笑)
準備ができたらアルバム1曲目の「子供の凱歌」から演奏開始!
いきなり最初が合わなくて早速ドラムのtataさんのリズム始動開始!(爆)
「カウントから休符があってからの3連符を意識して」と指導が入って遅いテ
ンポで数回練習。(笑)僕自身譜面を意識せず弾いていたので勉強になりました。

結局10曲目のアンジェラが終わったころには、夕食の時間になってましたが、
異常に楽しいのが凄かったです。メンバーのこだわりが伝わってくるんですね。
まぁ、技術的には大したことないんでしょうが、「好き好きオーラ」ダダ洩れ
での演奏は、感動さえ覚えます。

夕食後は、練習を踏まえて、まじな演奏とメンバーを入れ替えての演奏が繰り
返されました。特にtata家の21歳の娘さんが、ベースやドラム、ボーカルを
やるんですが、センスいいし、積極性があって、英才教育の賜物と感じました。
自分の子供たちと比べると羨ましい限りでした。

電池切れのメンバー出てきたので、12時で「楽しい事禁止タイム」(寝てし
まったメンバーのために楽しい事をやらない時間)宣言が発令されて、各々お
休みしました。

翌日朝、6時くらいから謎の音声がベッドルームに流れてきて、早起き爺が
活動開始。7時から9時までジャムセッション大会になりました。
僕が大好きなZINさんの演奏も3曲ほど堪能できましたし、的屋さんのピアノ
弾き語りコーナーも素晴らしかったです。的屋さんは最近のテクノロジーを使
った楽器も使いこなして、ひとりコーラスとかベース弾きながらシンセやサン
プラーを操る離れ業も披露してました。

9時過ぎには、フルメンバーが揃って昨夜の続きが始まり、11時で演奏終了!
撤収とあいなりました。もう本当に楽しいとしか言えない時間が終わる寂しさ
もあり、冠二郎、いや感無量でした。

機材をクルマに積み込み終わったらスタジオ前や音楽神社で記念写真を撮って
昼食の名物「液カレー」を堪能して解散。僕とふうさんは松本の信州ギター祭
りを見に行くのでここでお別れでしたが、お名残惜しかったです。

2025年10月1日

平川丈二は最近こんなことを考えている!
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