2003/02/15

 用あって兄の新居を訪ねる。
 兄の住むマンションは京王線で新宿から3〜40分ほど行った場所にあるのだが、行ってみてびっくり。とにもかくにも駅前が閑散としているのだ。
 駅前にある店と言えば、コンビニ、スーパーマーケット、銀行が各一軒ずつ。それ以外は本当に何もないのである。
 ニュータウンと言われる場所はそういうものなのかもしれないが、生まれてこの方、ニュータウンなる場所に行ったことのなかった私には、何とも現実離れした景色に見えて実に新鮮であった。
 兄のマンションは新築マンションらしく、実に現代的。
 広さはさほどでもないが、部屋の配置や建具などの雰囲気が実に洒落ていて高級感がある。セキュリティもしっかりしていることであるし、これは良い買い物だったのではないかと思えた。

 AT-Xで放映されていたOVA『新破裏拳ポリマー』を見る。
 なんと言うか、ポリマーじゃないですね、これ。
 本来のポリマーの面白さというのは、ヒーロー性とコメディの絶妙な匙加減にあったと思うのですが、このOVAは何を勘違いしたのかヒーロー性、というかシリアスさを強調してしまったため、全くポリマーらしさがなくなっている。その癖、下手にコメディタッチを入れようとするものだから、そのギャグ滑ってしまって何とも痛いものに……。
 そもそも、ポリマーが破裏拳を編み出しておらず、空手で戦っている時点で「破裏拳ポリマー」ではなく「空手ポリマー」なわけで(笑)
 加えて原作では無敵の感のあったポリマーが、このOVAでは苦戦のし通しで、挙句の果ては「必殺幻影破裏拳」を使っても敵ボスを倒せず返り討ちにあう始末とあってはもう見るに耐えないという感じ。まあ、「空手ポリマー」なのだからまともに「幻影破裏拳」が使えないのも仕方がないが(爆)

2003/02/21

 幕張メッセで開かれたAOUショーに出かける。
 アーケードゲームの衰退を反映してか、いまいち盛り上がりに欠ける感はあったが、それでもゲームショー特有の華やかさはまだ健在であった。
 会場に着いて最初に目についたのはシーソー形式のボール転がしゲーム。人気TV番組フレンドパークに出てくるあれ、と言えば分かりやすいであろうか。元々はゲームセンターにあったパチンコ台サイズのそれをフレンドパークが大型化したものであるので、ある意味里帰りしたゲームと言えるのかもしれない。
 難易度はそれなりで、年輩の男性やOLは一段目から二段目に持っていくのにも失敗していたが、ゲーム慣れしている(タイミング取り慣れしている)私などだと初トライで最終段まで持っていけるレベル。これだと運動神経の良い人には簡単すぎる可能性があるので、出荷までに難易度調整が必要かもしれない。
 その他に目についたゲームとしては、『F-ZERO AC』『バーチャコップ3』などがあったが、正直、衝撃的という感じではなかった。あくまで続編物としての注目度程度という感じで、小粒な感じがするのは否めない。
 むしろ、個人的には今更ながらに豪血寺の続編がNEOGEOで発売されるという方が衝撃的だったり(笑)
 メーカーとしては、セガと業務提携の発表をしたばかりのSAMMYが元気であった。
 業務用として非常に息の長いハードとなったNEOGEOのコンセプトをそのままに、基盤の性能を向上させた『ATOMISWAVE』というハードを前面に押し出した展示をしており、今回、参加した企業の中では最も強くアップライト筐体のゲームに力を入れている感じであった。 昔ながらのアップライト式のゲームが好きな私としては、頑張ってもらいたいところである。
 それとは反対に元気がなかったのはカプコン。
 まあ、出展が予定されていた対戦格闘ゲーム『カプコンオールスターズ』を落としたということで、これは仕方のないことなのかもしれないが……。

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