2002/07/31〜08/02

 痛風の発作とそれを抑える薬の副作用とで完全にK.O.された三日間であった。
 痛風のせいで自由に動けなかったこともさることながら、それ以上に三日目の薬の副作用が痛かった。
 下痢と便秘が同時に起きたような状態に(前日食べた寂れた団子屋の団子のせいか)食当たりのような症状が加わり、一晩ようようとして眠れず、朝になる頃にはすっかり憔悴しきってしまう有様。
 固形物は食べられそうになかったので、実家にて味噌汁かけのご飯を出してもらったが、食べている間に吐き気がひどくなって戻してしまう始末。
 結局、この日はひたすらに横になって体力の回復に努めることになった。
 午後に降った極めて激しい雷雨が、体調の悪さも相まって世界の終わりででもあるかのように思えた……。

2002/08/03

 この日は私の家で米国に長期出張するRの送別会が行われた。
 体の方はまだまだ本復していなかったが、以前から予定されていたことではあるし、無理をしなければ……と考えて予定通り会を決行した。
 当初の予定では、最大でも5人くらいしか集まらない予定であったのだが、なんやかんやで飛び入りが増え、気がつくと8人からの人間が揃う盛況な会となっていた。家の広さに余裕があったことに感謝。
 とはいえ、ここまで人数が多くなると騒ぎも大きくなるもので、世帯主としては周りの家に気兼ねしてひやひやさせられっぱなしであった。
 特にF・Rの声は大きい上に良く通るのでかなり冷や汗もの。
 私は昨日からの体調不良の兼ね合いもあって早めに床に就かせてもらったのだが、午前2〜3時過ぎだというのに、(煙草を吸うために移動した)ベランダのF・Rと居間の人間とが議論をする声などを聞いていると注意をしたいという欲求に激しく駆られたものであった(^_^;)
 結局、R、Y、F・R、Kなどは寝具が足りないこともあって夜中の内に拙宅を辞去。
 見送りができなかったのは残念であったが、彼らが帰ったとき、私は半分寝ていた状態であったので仕方のないところであろう。

2002/08/04

 明けてこの日は七夕祭り。
 というか、昨日も七夕祭りであったし、夜には花火もあがって風流な情景が台所の窓から見えていたのだが、呑んべ連中は花火などに興味がなかったらしく、それにつきあった私も花火を見損ねた次第だったりする(笑) 残念、無念。

 昨晩の疲れもあり、泊まり組の友人達と昼くらいまでうだうだのんびりと過ごしていたが、こうしていても益もないことだし、と午後から七夕祭りを見に行くことにした。
 午後から用事があると抜けたみみんを除く、私、T、Fの3人で七夕祭りの会場をそぞろ歩く。図書館前の駐車場に設営されたテントで抹茶水を喫し、行きつけの和菓子屋(?)でかき氷を食すという定番コースは当然のように遵守。

 毎年恒例の屋台ウォッチングであるが、数年前に大流行した「かちわり」の屋台はすっかり減少。1、2軒しか見つけることができなかった。
 「かき氷」「じゃがバター」などの定番屋台は数的には変動なし。近年流行した「シロップかけ放題」「バターつけ放題」などのサービスがすっかり定着した様子で、この種のサービスをしていない屋台が一軒もなかったというあたり、変化といえば変化であろうか。
 一方、昨年見かけられた容れ物にしきりが入れられ、二種類の味が楽しめると宣伝していたタイプのかき氷はなくなっていた。あまり売れ行きが良くなかったのか?
 初お目見えの屋台は二つほど。
 一つめは「お散歩犬」の屋台。
 これは犬型(?)に成形されたスチロール製の板状の部品を組み合わせて作られた玩具で、ちょっとした仕掛けがあるらしく、犬型の本体と繋がった手元の棒を動かすと、さも犬が歩いているように見えるらしい。ちょっとしたアイデア商品と言えよう。
 しかしながら足の踏み場もないほど混雑する祭りの場には、この玩具はいかにも場違いで売れ行きは芳しくないようであった。
 二つめは鶏の胸肉の丸焼きの屋台。
 一つだけで昼食代わりになるほどのボリュームを持ちながら、値段もさほど高くなく、そこそこ味も良いというリーズナブルな商品であった。
 個人的にはかなり気に入ったので、焼き肉串などと同様に新たな定番屋台になって欲しいところであるが……パック&箸という形で食べるにはボリュームがありすぎ、食べづらいという欠点があるため、それはちょっと厳しいかもしれない。

2002/08/05

 この日の夜半、BSマンガ夜話で「マカロニほうれん荘」を取り上げていた。
 トシちゃん&きんどーさんの落第コンビと常識人の総司達が高校内外で繰り広げるドタバタ喜劇は、その異常なまでにバイタリティ溢れるストーリー故、連載当時からずっと私に強い印象と愛着とを与え続けている。私が25歳になったときには、ついにトシちゃんと同じ歳になってしまった、と感じたものであった(笑)
 漫画夜話自体はさほど目新しい話がされたわけではなかったが、現代という時代にマカロニがTVで語られると言うだけでも感慨深いものがあった。
 個人的に気に入ったのはロック歌手のROLLYの扮装。
 トシちゃんを模したその服装、要望はまるで漫画の中からトシちゃん本人が出てきたようであった。
 芸が細かいことに、サングラスを外した下は、つけまつげバシバシの少女漫画目で、原作でのルミの想像によるトシちゃんの外見そっくりにしてあった。これでサングラスを複数つけていて、サングラスを外すとその下にまたサングラスが、というのを再現できていれば文句なしであったのだが<できん、できん(笑)

2002/08/09

 有明マンガ祭り二日目。
 最近、この手のイベントに出向くのは、知り合いへの挨拶周り目的ということが多いのだが、国内最大の同人誌即売会であるコミケにおいてもこの図式は変わらない。
 特に欲しい本があるわけでもなし、この炎天下に長時間屋外で並ばされて熱中症になるのも嫌であったので、昼過ぎに会場に到着するように家を出た。
 途中、昼食を取っていたりしたこともあって、会場に到着したのは1時過ぎ。既に入場の行列は消えており、悠々と会場入りすることができた。
 とはいえ、会場内の混雑まで消えているわけではなく、夏コミ恒例の暑さ、臭さから逃れることはできなかった。折角、出発前にシャワーを浴びて爽やかデオドラントに(爆)していたのに、人混みにもまれる内にたちまち汗だくに……(^_^;)
 一通り、挨拶周りが済むと、挨拶周り先の一つで、うまい具合に壁配置だった(たまり場にするスペースがある)NECO青龍さんのブース付近で、閉会時間まで知り合い達とだべり続ける。
 閉会後は私の家に泊まることになっているどんかまちょさんと一緒に移動。
 ついでだからと、知り合いの薬袋さんと酔月さん&Profおおつきさんコンビ、それに私のHPの掲示板常連のJ,R,Matyさん(やはり私の家に泊まっていく予定であった)を巻き込んで、御徒町のもんじゃ焼き屋で夕食を取ることにする。
 このもんじゃ焼き屋、デザートもんじゃなるものが有名らしく、グルメガイドか何かに紹介されていたらしいのだが、店や机が狭すぎるは、店員の接客態度は悪いはで、個人的な評価としては飲食店の中でも最低ランクの店であった。
 売りのデザートもんじゃとやらもこんなものか程度のレベルで、メンバー中最年少で、血気盛んな薬袋さんなどはかなり不満を感じていた様子。
 ともあれ、この日はこれで終了し、どんかまちょさんとMatyさんと共に家に引き上げてきた。

2002/08/10

 有明マンガ祭り三日目。
 始発で出かけると4時半頃家を出ていったMatyさんを後目に、私とどんかまちょさんは、朝まで寝床でぐーぐーぐー。
 適当に朝食を取り、香港版のR.O.Dなどを見ながら二人でまったりしていると、さすがに時間が厳しくなってきたので家を出ることにする。
 会場到着は12時前。
 まあ、途中、新木場のカレーショップでのんびり昼食を取ったりしていたのだからこんなものであろう。
 男子向け創作がメインとなる三日目だけに、この時間でも多少は入場待ちの行列に並ばされるかな、と覚悟していたのだが、意外にも列はなくすんなりと会場内に入ることができた。
 おかげさまで、今回のコミケでは強烈な直射日光下に長時間立たされることはなく、前日会ったProfおおつきさんのように紅白のコントラストが目出度いウルトラマン焼けもしなくて済んだ(笑)
 とはいえ、会場内の混雑まで消えているわけではなく(以下略)
 東館、西館とまんべんなく挨拶先が散らばっていたため、挨拶周りはかなり面倒であったが、それも何とか終了。体力があれば「押井守ML(野良犬の塒)」に顔を出して、と思っていたのだが、さすがに疲れていたためパスして帰宅。
 体力が衰えているのか、コミケ自体の混雑がひどくなっているのか、温暖化の影響か、年々消耗が激しくなっている気がする……。

2002/08/23

 ひょんなことから米COMPAQ社のPocketPC『iPAQ-H3850』を購入。
 近所のマツモト電気で以前からPDAの処分セールをしていたのだが、この日、用あって売場を覗いてみたところ、さらに値下げをしていたという次第。
 他の家電チェーンと比べると価格が高めなことで知られるマツモト電気とは思えぬほどの大廉売で、その値引率は全国的な最安値の10%〜90%OFFにはなるというものであった。
 特にその恩恵(?)を受けたのがiPAQ-H3850で、最新機種であるのにも関わらず、秋葉原価格の3分の1近い19800円まで値を下げていた。
 これへの(私内部での)対抗機種としては、E-750(14800円)、ZaurusMI-E21(24800円)、E-2000などがあったのだが、性能や添付ソフト、機械としての将来性、次機種投入の時期等々を鑑みた結果、iPAQを購入することに決定。元セガ人としては添付ソフトのVirtual GameGearの存在が意外と大きかったのかもしれない(笑)
 明日にはパソ通仲間とのオフ会が控えているため、あまりiPAQをいじってはいられないが、しばらくはこのおもちゃで楽しめそうである。

2002/08/24

 友さん宅にて開かれた夏の収穫を披露するという趣旨のオフ会に参加した。
 今回は(も?)システム関係の不具合でうぐぅにトラブルが多かったこと以外はいつも通り。またーりとゲーム(ガンダム戦記)をしたり、またーりとDVD(電童)を観たり、またーりとダベったり、である。
 毎度のことながら昼には友さんのご母堂お手製の出来立てあつあつの総菜パンが供された。お手数をかけてしまって申し訳ないと思いつつ、ありがたくいただく。

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