2002/06/01

 普段通り、午前中は洗濯と掃除……なのだが、今一つ調子が出なかったので掃除はいい加減になってしまった。来週にはきちんと掃除機をかけないと。
 本来なら書庫の片づけもしたいところであったのだが、やはり調子が出ないので後回しにし、ごろごろと一日を過ごしてしまう。
 やったことと言えば、最近、ヤフオクで手に入れた『うる星やつら』のメガCD用ソフトのプレイと、それに触発されて『うる星やつら』の単行本の古本を探しに古本屋に行った程度。
 堕落である。

2002/06/02

 午前中、溜まっていたメールや掲示板の書き込みへのレスなどを片付けていく。最近、ヤフオクにて連続で買い物をしていたため、色々と処理することが溜まった感じ。
 Tと昼飯>K-Hobbyという定型的な休日の過ごし方をした後、TのパソコンのメンテをするためにTの家に行く。現在のTのパソコンにおける最大の問題はISDN接続のユーザー認証の際に異常に時間がかかるということ。普通なら数秒で終わる認証の手順に一分近くかかってしまうのだ。
 ドライバ周りか? とも思えたので、TAのドライバ更新からTのパソコン用の修正パッチあてやTAのファームウェアの更新まで試してみたのだが、あいにく効果はなし。まあ、結果的にそれ以外の部分の不具合が直ったりはしたので、全くの徒労というわけではなかったが。
 しかし、ここのところ、自分の新型機のカスタマイズもせずに他人のパソコンの世話ばかりしている気が……いいけど。

2002/06/03

 『ここがヘンだぞ!「空想科学読本」』という本を買ってくる。
 この本は特撮やアニメのおかしな点を「科学的に」考証するというお笑い本『空想科学読本』の間違いを指摘するという本で、『トンデモ本の世界』で知られる『と学会』会長のSF小説家山本弘氏が著した本である。

 これまで私は『空想科学読本』も『トンデモ本の世界』も似たようなスタンスで書かれた本だと思っていたのだが、この本を読むとどうやらそうではなかったということが分かった。
 簡単に言えば、『トンデモ本の世界(と学会)』の方がきっちりした科学的視点から対象を作意なしに評価しようというスタンスで書かれているのに対し、『空想科学読本』はアニメや特撮に出てくる科学描写は間違っている(実現不可能だ)という結論が先にあり、それを証明するためには考察の過程や論拠、原作中のデータなどを適当に操作しても構わないというスタンスで書かれている、ということらしい。

 これに関しては私も感じていた(マジンガーZの光子力エネルギーなる物はどういう物かよく分からないから、同じ「光」のつく太陽光発電で置き換えて〜などという論理を平気で持ち出したりしているのだから気づかない方が変だと言えるが(笑))ことであるが、良くもまあここまで計算ミスや無茶な論理の展開があったものだと感心させられる(笑)
 尤も、私自身は『空想科学読本』はあくまでお笑い本で、科学的には必ずしも正確ではあるまいと思っていたので、それはそれで構いはしないが(爆)

 しかし『空想科学読本』で、マジンガーZの乗り心地を検証した時、人間が走る時には頭の高さが20cm前後上下動する、などという非常識な前提を使っていたことに気づかなかったのには我ながら呆れてしまった。やはり、人間、活字になっているものは正しいと感じてしまう性癖があるということであろう。

 山本弘がこの本を書いた動機は、笑える結論を出すために読者を平気でたばかる『空想科学読本』の著者の、読者(と原作)を馬鹿にした執筆姿勢が同じ物書きとして許せなかったから、とのことだが、私からすれば元々がお笑い本なのだからそこまでムキにならなくても……と思える。
 しかしながら、私も他人の絵をパクって自分の絵だと称して小銭を稼ぎ、そういった姿勢を恥じ入りも直しもしないような輩を見ると、同じ絵描きとして許し難く思うのだから、これは同じ穴のムジナというべきであろう(笑)

2002/06/04

 『無酸素脳ファミリー』(美夜川はじめ・大都社)の1、2巻を買ってくる。

 前の前の会社の先輩が、この作者、間違いなく狂っているよ、と推薦(?)していたことがある漫画で、当時、その薦めに従って1巻を買ったことがあったのだが、その後、続刊を見かけることもなかったため、すっかり忘れ去られていた作品である。

 今回、別出版社からの刊行という形で完結したこの漫画だが、内容の方はまさに狂っている、としかいいようのないもの。
 メイドロボットのナナと、その主人一家が繰り広げるドタバタ劇を一話完結式で描いた漫画なのだが、登場人物が全員どこか(全面的に?)イカレているのだ。
 舞台設定は一応未来らしいが、金星人が出てきたりする辺り、現実の延長線の未来ではあり得ない。そのあり得ないイカレた世界でイカレた登場人物が暴れまくる様はまさに狂っているという感じである。
 唯一、まともな神経をしているのはナナくらいなものだが、それも相対的なもので、現実的な感覚で言えば、この娘もやはりどこかずれている。
 『マカロニほうれん荘』の登場人物が、そうじを除いて全員トシちゃんときんどーさんになったような漫画といえば、ある程度以上の年代の人には雰囲気がつかめるであろうか。

 常人には思いつきもしないようなとんでもないセンス満載のこの漫画を見ていると、『マカロニほうれん荘』の鴨川つばめ同様、この作者も精神を失調してイエローピーポーで運ばれることになるのではないかと余計な心配をしてしまう。偶然なのか作者の名前を似ているし……。

#余談ではあるが、精神病院専用の黄色い救急車、通称イエローピーポーは実在しないそうである。私が小学生の頃から現実の物として囁かれてきたこの救急車は都市伝説の中にしか存在しないとか。
 ちなみに関西では、この都市伝説の中の救急車の色は黄色ではなく緑だ、という調査結果もあるらしい。

2002/06/05

 帰宅後、メールのチェックをしていたときに嬉しいことがあった。インフォシークくじなるものに当選したという知らせが届いていたのだ。
 
 このくじは、インフォシークの各種サービスを利用している人間に抽選権が与えられるくじで、ほぼ一週間に一回くじ引きの機会が与えられることになっている。
 私は積極的にネット懸賞に応募する方ではないが、管理者としていくつかのインフォシークMLを利用しているため、数週間前くらいからくじに関するお知らせメールが届くようになっており、きまぐれで一二度くじを引きに行ったことがある。今回はそれが当たったということらしい。

 このくじ、賞品として何が用意されているのかということは示されるのだが、賞品を選んで応募することはできないという形式になっている。そのため、折角当たっても当人には必要のない物、ということになる可能性もある。
 日記のネタとしてはとんでもない物が当たって、なんだこりゃ、となる方が面白いのだが、あいにく当たったのは無難なもので、「現金1万円」であった。
 まあ、今回のプレゼント提供者は山形の方の果実ショップ(?)「清川屋」という店だったので、何が当たっても外れということはなかっただろうが。

2002/06/08

 午前中、洗濯物を干そうとしている時に、東急百貨店のインターネット通販で頼んでおいたビデオラックが届いた。
 木製の、表裏に扉のついたキャスター付きのラックで、最大160本までテープが収納できるというなかなかの品。価格も1万円程度で、配送料は1700円と高めではあるものの、十分リーズナブルな値段であるとは言えよう。
 品自体は予想通りの物で満足がいったが、近所の家具屋、電気屋と違って配達員のサービスが悪いのはちょっと考えもの。一般の配送業者ではなく、東急専門の配送業者を使っているのだから、家具屋のように組み立てや製品のチェックをしていけとまでは言わないが、せめて段ボールの回収くらいはしていっても良いのでは? と思った。

 昼過ぎになり、掃除、洗濯が一段落して、長らく後回しにしていた書庫の片づけをしようと思ったところでTから電話。IEが動かなくなったので見てくれ、というのだ。今週もまた他人のパソコンの調整かい……SIGH(*1)

 放っておくわけにも行かないので、Tの家に行き、パソコンのチェックをする。確かにおかしい。IEを立ち上げるとすぐにIEがフリーズし、OSを再立ち上げする羽目になる。仕方がないのでIEの新版をMicrosoftのサイトからDLしようと思ったのだが……IEが使えないのでIEをDLできない罠(笑)当然、WindowsUpdateもできない。
 幸い、『中華キャノン』のプラモデル目当てでTが買っておいたネットランナーがあったので、それの付録CD-ROMからOpera日本語版をインストール。ISDN回線で一時間以上かけてIE5.5SP2をDLしインストール。
 これで直れば話は早く、後はガチャポンのMSセレクションでもやりに行くか、となるところだったのだが、そうは問屋が卸さなかった。
 IE5.5をインストールしたにも関わらず、相変わらずIEのフリーズは直らない。こうなれば、とOSを修復セットアップするが直らない。もしかしてウィルス? と思ったので、近所の本屋でウィルスバスター2002体験版の収録された雑誌を購入して(TrendMicroのオンラインウィルススキャンはOperaでは動かなかったため)チェックしてみたが、ウィルスは発見されず。仕方がないので、一度IE5.5をアンインストールしてから再度インストールし直すか……と思ってコントロールパネルの「アプリケーションの登録と削除」でIE5.5を削除しようとすると、「インターネットエクスプローラーの修復」という選択項目があったのでそれを試してみる。
 その後、IEを起動してみるとこれが無事に起動する。たまたま動いただけなのか、IEが修復できたのかは分からないが、WindowsUpdateも問題なくできるようであるし、いざとなったらOperaを使ってもらえば良いということで、時間もないことだし、この日は調整をこれで終了とした。
 来週こそは他人のパソコンに振り回されず、自分の部屋の片づけをしたいものだ……。

(*1)PEANUTSでスヌーピーの飼い主、チャーリー・ブラウンがしばしば漏らす言葉。溜息の意。

2002/06/09

 PDA関係の知り合い達と池袋で『少林サッカー』を観て来た。
 13:00にハンズ前に集合し、13:40からの上映を観る予定であったのだが、シネマサンシャインに着いた頃には既に立ち見決定という混み方であったので、16:00の上映を観ることに予定を変更し、近場のジョナサンでまた〜り。
 ウケを狙って持って行った『中華キャノン』は予想通り好評であった。聞いた話では秋葉原あたりでは軒並みネットランナーが売り切れていたそうで、マニア層における『中華キャノン』の人気の高さが伺える。
 そろそろ良かろうということで、15:00過ぎにジョナサンを出てシネマサンシャインに向かったが、この時点で既に席があるかどうか微妙だ、と劇場の係員に言われる。結局、一時間近く並んで無事に座ることはできたが、席の位置は最前列。わしらは今川監督かい(笑)
 『少林サッカー』自体の細かい感想は省略。
 ともかく、今まで観た映画の中でも最上位に近いお馬鹿映画で、映画を見終えた後、爆笑と突っ込みの入れ過ぎで喉が涸れそうになっていたほど、とだけ書いておこう。

 余談ではあるが、この日、午前中にユニクロに行って鞄を買ってきた。
 これまで通勤時に使っていた鞄が、先週末、自宅の玄関に入った途端に壊れてしまったためだ。
 新しい鞄はポケットなども多く、作りもしっかりしていそうなので、値段(特別価格で1990円)から考えるとかなりお買い得であったと言えそう。まあ、ユニクロ製だけに飾り気は全くないが、質実剛健なデザインは私の好みに合っているので無問題(モウマンタイ)。

2002/06/10

 会社からの帰りがけに『康竜』というラーメン屋に寄ってみた。
 さした理由があって立ち寄ったわけではなく、体調が芳しくないのと空腹とが相まって気分が悪くなっていたので、せめて空腹だけでも癒やそうと思ってのれんをくぐることにしたのだ。
 このラーメン屋、内装が一風変わっていて、店の中に屋台風の屋根付きテーブルが備え付けられており、マトリョーシカ的な面白さを感じることができる。
 また、メニューの方も変わっていて、ラーメン三種、めし三種、飲み物二種と献立の数自体は少ないのだが、席に置かれているお好み表に記入することによってラーメンの麺の堅さ、スープの脂っこさ、ネギの有無、トッピングの選択(4種類まで)などなどを指定することができたりする。
 ラーメン自体は九州系の豚骨で、スープに独特の臭みがあるため苦手な人はとことん苦手そう(実を言えば私もあまり好きな臭いではない)だが、味自体はなかなかのもの。何店か支店を出しているというのも納得がいく。機会があったらまた行くことにしよう。

2002/06/12

 ここしばらく、本屋に寄ると必ずグインサーガの新刊を探すようにしている。
 今月の上旬に新刊の発売が予告されているから、ではあるのだが、正直、現在、出ていて欲しいような、出ていて欲しくないような複雑な気持ちである。
 理由はただ一つ、お気に入りキャラのアルド・ナリスの命運が尽きようとしていることがひしひしと伝わってくるからである。
 前巻までの展開に加えて、新刊のタイトルがナリスの憧れていたノスフェラスを想起させる『蜃気楼の彼方』と来ては、この巻でナリスが命を落とす可能性が高いことは否めない。
 続きは読みたいが、ナリスが逝去するところは見たくない、という矛盾したファン心理に陥っているわけである。
 後は、本来なら作者の予定通り(?)にとうの昔に儚くなっていたはずの生命を、キャラ自体の生命力を持って引き延ばしてきたナリスというキャラの粘り強さに期待するだけであるが……。

2002/06/13

 と、昨日の日記を書き終えた直後、グインサーガ85巻『蜃気楼の彼方』を入手。
 ドキドキしながら会社への行きがけに読破したが、取りあえず、私のしていた心配は杞憂に終わったようだ。
 むしろ、ナリスのキャラとしての生命力は、前以上に旺盛であるように見えた(リハビリのサボリ癖のせいで肉体自体は弱っているようだが……)ので何はともあれ一安心。
 物語中でグインも保証していたことであるし、今しばらくは大丈夫であろう。
 尤も、私が辺境編を読んでいる頃から予想していたグインとリンダがくっつくという展開があるとすれば、いずれどこかの時点でナリスの退場は避けられないであろうが……。

 後書きで作者の栗本薫自身が書いているが、最近のグインは一気に収穫の時期に入った感じである。物語が収れんし、今まで出会えそうで出会えなかった重要キャラ同士が邂逅し……あまりの長さに途中で読むのを放棄したという手合いもそろそろ戻ってきても良い時期かもしれない。勿論、未読の人も。
 
 ちなみに今回のタイトルの『蜃気楼の彼方に』は、私の予想通り、ノスフェラスに絡めた題名ではあったが、これが直接関わってくるのはナリスではなくリンダであった。
 イシュトヴァーンと再開したリンダが、かつてグインやイシュトヴァーン、レムスと一緒にくぐり抜けてきた冒険の日々を思い出して……というわけである。

2002/06/14

 日本代表、チュニジアを下し、見事に決勝T進出!
 私はサッカーファンではないし、流行物に流されるのも好きではないが、今回のW杯は結構素直に楽しんでいる。
 今回の成功で、日本におけるサッカーというスポーツはまた地盤を固め、ますます人気をはくして行くことは間違いないと思われる。これは衰退著しい日本プロ野球と比べるとまさに好対照という感じだ(笑)

 そもそも日本のプロ野球は、頭を張っている巨人そのものが拝金主義の固まりのような球団で、球団代表のナベツネと言えば、日本でも有数の○○(放送禁止用語)であるのは良く知られたこと。
 今回のW杯に関しても「W杯が終われば日本サッカーは終わる」だのと放言し、周囲の失笑を受けているらしい。
 まあ、読売グループが長年かけて作ってきた、巨人を中心とした集金システムが、サッカーをはじめとする新興の娯楽に崩されようとしているのだから、気に食わなく思う気持ちは理解できないでもないが、それにしても発言が幼稚すぎる。
 それでもその暴言が外部にだけ向けられていれば、まだ正気を疑うまではいかないのだが、今度は身内にまで当たり始めたというのだからもはや完全に狂っているとしか言いようがない。

 事の起こりは、巨人が、プロスポーツ界全体の企業主体から地域主体への流れに、時代錯誤にも逆らって、ユニフォームの胸の「TOKYO」という文字を「YOMIURI」に変えると発表したこと。
 これに反発した巨人ファンが、巨人戦で、我々は読売ファンではなく巨人ファンだ、と横断幕を作って抗議したところ(ちなみにTV中継では意図的にその横断幕を撮さないようにしたらしい)、それを知ったナベツネが、俺の決定に逆らうような奴らはやくざか右翼と繋がっているに違いない、警察に訴える、と激昂したのだとか。
 本当に気が狂っているというか、脳がとろけているというか……(^_^;) あれは生きているだけでくそ迷惑な物体なので、さっさとこの世からリタイヤしてもらいたいものである(笑)

 とはいえ、今回の発言にも面白い部分は存在する。それはナベツネがやくざと右翼とを同列の悪者として罵倒していること。
 読売新聞が日本の新聞の中でも特に右寄り(というか完全な政府の御用新聞)であることは周知の事実であり、右翼が罵倒されるに値する存在だということになれば、それはそのまま読売新聞に、ひいてはそこのリーダーであるナベツネに跳ね返ってくるわけである(笑) いやまったく、そんなことすら想像できないナベツネは……(爆)

2002/06/15

 この日は溜まっていた雑事の片付けをする。
 雑事の中でも最大のものは、書庫に放置された荷物の整理整頓であるが、雑然と散らばった荷物を見ているとそれだけでげんなりしてしまい、つい後回しにしてしまう。ある程度区分して、一つ所に納めた後に整理分類するのは楽しいのだが……。
 それに加えて、この週は汗ばむ日が多かったため洗濯物が多いだとか、ヤフオクで落札した商品を受け取りに行く用があるだとか、配達物を包んでいた段ボールをまとめなくてはならないだとかで全体的にどたばたしていたため、荷物の整理の方はいまいちはかどらなかった。
 結局、荷物整理の進行状況は予定の10%ほど。夏が来るまでには片付けておきたいものであるが……。

2002/06/16

 この日はTとYとFと誘い合わせてワーナーマイカルシネマズ大井まで『少林サッカー』を観に行く予定を立てていた。
 先週も観たばかりの映画ではあるが、何しろ面白い映画だったので、これは布教しなくては、と私が言い出しっぺとなって、かつてのTRPG仲間の連絡用MLにて鑑賞会を企画したのである。
 最初は私の家に集まって、車を一台にまとめて出かけようかと考えていたのだが、YとFは直で行った方が近いということであったので、現地集合という形で予定を固めた。
 
 初回上映が10時ということで、私とTは9時前には私の家を出て、9時15分過ぎにはマイカル大井に到着。この時点で既にマイカル屋上の劇場入口前にはずらりと行列ができており、少し驚いてしまった。これがシネマコンプレックスの威力か。勿論、その行列に並んでいる人間が全員『少林サッカー』を観に来たわけではないであろうが(笑)
 とはいえ、鑑賞券が売り切れていて、後から来た人間の席がないということにならないかちょっと不安であったし、この劇場は完全指定席制なので、バラバラに券を買って、バラバラの席で観ることになるのも嫌だったので、未着の二人の分も含めた四人分の券を前もってまとめ買いしておくことにする。

 無事に券を買い終え、ロビーでパンフレットなどを買いながらしばらく待っているとYが姿を見せた。
 Yはこの日の朝4時過ぎに会社から帰ってきたばかりで、ほとんど寝ていない状態での参加とのこと。仕事とはいえ、本当にご苦労様である。まあ、『少林サッカー』ならばその分の苦労に見合うだけの面白さを味わえることは請け合いであるが。
 その後、上映開始まで食べ物や飲み物を買ったり、三人でだべったりしながらFを待っていたのだが、あにはからんやこれが全然やってこない。
 仕方がないので、TとYを先に館内に入れて、私はFの分の鑑賞券を片手に一人で上映開始後十分過ぎくらいまで待つこととした。
 9時55分……10時…10時5分…。10時10分近くまで待ったが、結局、Fは現れなかった。やむを得ず、あきらめて館内に飛び込むと、丁度、最後の映画予告が終わった所。まさに絶妙のタイミングであった。

 席は良い席であった。
 おそらくは私達がこの回最初の鑑賞券購入者であったのだろう、まさしく劇場のど真ん中の最高の席で、池袋で観たときとは比べものにならない快適な状態で映画を楽しめた。
 尤も、席は良かったが、観客のノリはいまひとつで、上映中、常に笑いが起きているということもなく、当然、上映終了後に自然発生的に拍手が起きるということもなかった。その点はちょっと残念。
 とはいえ、観客が楽しんでいなかったということはなく、爆笑シーンではしっかり爆笑が起きていたし、上映終了後に近くの席に座っていた子供達が、超面白かった、とわいわい騒ぎながら劇場を出ていく姿なども見掛けられた。これはTとYも同様であったようで、上映終了後、及びジョナサンでの昼食中のだべりは大いに盛り上がった。
 香港映画独特の下品な暴力シーンなどに関して批判的な意見が出たり、SFC版のキャプテン翼との比較の話が出たり、『少林サッカー2』があるなら是非『黄金の右脚』にも復活して欲しいという意見が出たりとドリンクバーのグラス片手の会話が続く。
 会話が一段落すると、さすがにYが疲れているように見えたので、Tの車でYを鶴瀬の駅まで送ることとし鑑賞会を散会とした。

 その後、私達も引き上げることにしたのだが、どういうわけか私も妙に眠く、Tの車の助手席でTと話しているときも半睡半醒の状態。普段なら苦労もしない程度の受け答えをするのにも、全知力を傾けなくてはならない状態は、それはそれで面白かった(笑)
 マイカル大井への行きがけに、TがプレイしているDC版のスパロボαのセーブデータを私のパソコン上で書き換える約束をしていた(Tのパソコンにはシリアルポートがないので、純正品より遙かに便利なサードパーティ製DC用メモリカードNEXUSとの接続ができない)ので、帰り際、一度Tの家に寄ってセーブデータの入ったNEXUSを回収してから帰宅。
 さくっとデータの書き換えを済ませた後は、『少林サッカー』のメインテーマがえらく気に入ったというTの要望で、『少林サッカー』のサントラの情報を探してネットサーフィンしたりする。残念ながらまだ日本では『少林サッカー』のサントラは出ていないようだ。
 
 Tが帰った後は、昨日洗濯した洗濯物を取り込んだりと、残っていた家事を片付けていく。この時期は洗濯物の乾きが悪く、シャツなどはまだ湿っているものが多かったので、ハンガーに掛けて屋内で干すことにした。……なんかすっかり主夫である(笑)
 そんなかんなで適当に家事を片付けると、時間的な頃合いが良かったので実家で夕食を取り、眠いので早めに床に付くこととした。

 なお、鑑賞会の最後まで姿を見せず、他の参加者達をやきもきさせたFであるが、別段、事故にあったとか、急病にかかったとかではなく、ただ単に寝坊しただけとのこと。なんともはや(^_^;)

2002/06/21

 お昼に『康竜』でラーメンを食べたときにサービス券をもらった。
 同時に注文したかしわ飯(五目鶏ご飯)が遅れたお詫びとのことであったが、私的には十分許容範囲の遅れだったので、サービスの良さにちょっと感心。
 この店のラーメンの、独特の臭みは少々苦手ではあるが、それを我慢すれば味も良いし、加えてサービスも良いとなればまた来ようと思わされるのに十分ではある。
 
 その後、昼休みの残り時間の内に、中目黒駅前まで足を伸ばして本屋で新刊のチェックをする。
 中目黒ブックセンターにてスパロボ関係の四コマ漫画二冊と、フルーツバスケットの9巻を購入。続いて回ったBOOKOFFにて、発売されたばかりのスパロボIMPACTのアンソロジーコミックとSS版の『Wizardryリルガミンサーガ』を見つけ両方とも購入。予想外に大荷物となった。

 購入した本の内、フルバの9巻は出ていることを知らなかったので嬉しい不意打ち。
 早速、帰りの電車の中で読破したが、今回は新キャラが大量に出てきたり、はなちゃんの過去の話があったりとかなり盛りだくさんの内容であったためかなり楽しめた。
 次回以降がまた楽しみである。

2002/06/22

 普段の土曜日であれば、掃除、洗濯、片づけと家事をこなしていくのが定例なのだが、この日は昨晩から遊びに来ていた友さんをもてなすため、少々変則的なスケジュールをこなすこととなった。
 とは言っても、もてなしと言うほどのもてなしをしたわけではなく、またーりと漫画を読んだり、またーりとヤフオクでMSIAの検索をしたり、またーりと買い物に出たり、またーりとリムーバブルHDDのアダプタを増設してもらったり、またーりと『ハウスオブザデッド』をクリアしたり、またーりと『二度あることはサンドアール』をクリアできなかったり(笑)していただけだったが。
 そんな感じでまたーりとした土曜日であった。
 
 さて、お土産にもらったHGUCのリックディアスはいつ組まれることになるのやら。
 余談ではあるが、ヤフオクでMSIAの検索をした時に、米国版のGガンダムものが既に十数種類出品されていてちょっと驚き。
 スカルガンダムなんて際物日本では販売されるのか?(笑)とか、香港版のティターンズカラーのZガンダムってなんだ?とか色々と疑問が出てきたり。何はともあれ、MSIAはバリエーションありすぎ(爆)
 個人的には0083のGMカスタムを日本で発売してもらいさえすれば構いはしないのだが。

2002/06/23

 昨日の気分が抜けきらなかったせいか、全体的にまたーりとした一日。
 午前中は洗濯をしたり、Wizardryのキャラ作成をしたり、最低限の片づけをしたりしながら過ごし、昼からは外に出て、部屋の片づけ用の収納用品を近所の百円ショップまで買いにいく。
 買ってきた収納用品(プラスティックトレイ)でビデオラックのゲーム機まわりの片づけをすると、何となく疲れてきた感じがあったので、DELLマシン上のPSエミュレータでスパロボαをプレイしたりしながらまたーりと午後を過ごす。

 夜になって、ちょっと気が向いてヤフオクを眺めていると、香港製の(海賊版?)DVDを向こうの業者が出品していたので、いくつか落札してみる。
 ものは『五星物語、劇場版ファイブスター物語(日本ではDVD未発売。LDも絶版になっており、一時期はプレミア付きで1枚10万円近くなっていたことも)』と『劇場版吸血鬼ハンターD(日本語音声)』と『R.O.D(全三話収録)』。送料込みで各2300円であった。

 香港人は画質にこだわらないのか、向こう製のDVDに収録されているMPEG2のビットレートは総じて低いようで、種々のTVシリーズ全話収録ものの話数をDVD枚数で割ってみると、一枚あたり8〜9話くらいは収録されている計算になる。
 国内版のDVDでは一枚あたり4〜6話というのが普通なので、比較すると国内版DVDの半分から三分の二程度のビットレートということになる。
 ビットレートがこれの上、(海賊版であるとすれば)画像のソースも状態の良いものは使えないであろうし、正直、画質に関しては期待できないだろうと思われる。

 では何故わざわざそのようなものを買ったのか、と言われればひとえに中国版というものも面白そうだからということに尽きる。中国語字幕をオンにした状態で日本製アニメを見るのも一興であろうということだ。
 それに、今回注文したものの内、二作品までは国内版DVDが発売されているので、香港版の映像ソースが国内版DVDのMPEG2ファイルのぶっこぬきである可能性は高く、それならば画質はそこそこ期待できることになる。そうでなかったとしても、それはそれで国内版のDVDと画質を比較して楽しむという手もある。
 どう転んでも楽しめるということで、これで1本2300円なら損はないと言えるのではないだろうか(笑)
 後は無事に到着するかどうかであるが……ま、これも楽しみの一つである(爆)

2002/06/24

 W杯での韓国有利の誤審問題が大分騒がしくなってきている。
 一方通行的な日韓友好ムードを演出しようとしている日本のマスコミ各社ですらこの問題を取り上げざるを得なくなっているほどであるから、サッカーの盛んな国での取り扱い方は尋常なものではないであろう。
 
 で、この件に関する私の意見であるが、限りなく黒に近い黒だろうな、と思っていたりする(笑)
 何しろ韓国と言えば選挙戦での贈賄が当然というお国柄。加えて現在のFIFAの副会長が韓国有数の財閥の長と来ては、何かしらの工作をしていないと考える方がおかしいとしか言いようがない。
 韓国チーム自体はかなり良く鍛えられたチームだと見えるだけに、今回の買収疑惑で実力に疑惑の目が向けられるのは可哀想なことである。
 尤も、その韓国チーム自体、異常なほどにスタミナがある上、試合後の汗に塗れたユニフォームの交換をまるでしないことからドーピング疑惑が噂されていたりするのだが……。<単に相手チームに嫌われていてユニフォームの交換をしてもらえないだけかもしれないが(笑)
 リアル少林サッカー?(爆)<但しデビルズ側オンリー。あ、考えてみたら韓国のサポーターはレッドデビルズだった(笑)
 
 まあ、そんな薄汚い国の薄汚い話は置いておいて、現在、私がW杯で応援しているのは一にトルコ、二にドイツである。
 ドイツはともかくとして、何故トルコ? と思われる方も多いだろうが、これは簡単なことで、トルコという国が極めて親日的な国だからである。
 礼節に対しては礼節で報いるのが日本流。
 なれば、日本チームが敗北して以来、特に応援するチームもない私は、完敗を喫した日本チームに、あなた達の分もがんばります、と礼を示してくれたトルコチームを応援することが筋と考えたわけである。
 少なくとも、日本が敗北したという報せが届いた途端に、スタジアム中の観客が大喜びで拍手をしたという某隣国を応援するより、百京倍はましな選択であろう。
 世間には、日本を負かしたトルコなんて、と逆恨みをしている輩も多いらしいが、私から見ればそれは日本人としてみっともない行為にしか見えないのだ。自分を負かした相手の強さを素直に称えるのは日本の美学の一つではなかったか?

 ちなみにトルコが親日派になった歴史はかなり古く、1890年代に日本がトルコ船を救助したことを皮切りに、日露戦争で日本が仇敵ロシアを倒したことから一気に親日感情が広まったという。当時、トルコ人の子供の名前に「トウゴウ」「ノギ」という日本名が増えたのは現地では有名な話らしい。
 さらにトルコ人は自分たちの先祖はモンゴルの騎馬民族だと信じており、その先祖の内、西に移動したのがトルコ人で、東に移動したのが日本人だと信じているという。つまり、トルコ人にとっては日本人は東の同胞ということになるわけである。
 そういった経緯から、イラン・イラク戦争の時、日本政府の無策によりテヘランに取り残されたかけた300人近い日本人達をトルコ航空機が救出してくれるという美談が生まれたりしたのである。
 何でもトルコでは日本がトルコ船を救出してくれたという「恩」を未だに学校で教えているとのことで、この辺り、日本も大いに見習わなくてはならないところであろう。ついでを言えば、日本に対する「怨」を(現実以上に誇張して)教え続けている某国にも(笑)
 
 ちなみに韓国人は、朝鮮戦争の時にトルコ軍が前線に立って多大な犠牲を払ってくれたこと(5000人近いトルコ兵の内、実に90%が戦死)から、トルコ人は親韓的だと考えているようだが、実際にはそうではなく、韓国人がトルコに行くと石をぶつけられると言う話すらある。
 これは当然のことで、別にトルコは韓国に親しみを持っているから前線に立ったわけではなく、太平洋戦争時に(持ち前の親日的感情から?)日本に対して中立的態度を取ったため、西側各国から睨まれており、朝鮮戦争時に常に最前線に回されたというだけらしい。
 韓国のせいで同胞が犠牲になった、と恨みを持たれこそすれ、親しみを持たれるいわれはないのである。
 加えて今回のW杯では韓国人主審の判定のせいでブラジルに敗北するという憂き目にもあわされており、トルコ国内では、韓国人は恩を仇で返すのか、と怒りの声が上がっているとか。なんともはや。

2002/06/26

 先日注文した『劇場版ファイブスター物語』のDVDが到着した。
 予想通りの海賊版で、再生中に劣化したLD特有のノイズが出る辺りなど実に微笑ましい(オ
 画質的には予想していた程は悪くないが、全体的にコントラストが高く、明るい色が飛んでしまっているのが気になるところ。また、音声レベルがランダムに上下する感じがあるのもマイナス点。LDからエンコードする時に使った機器のクオリティが低かったのか?
 まあ、送料込みで2300円という値段を考えればこんなものであろう。色々な意味で値段分以上に楽しめたDVDであった(笑)

2002/06/29

 Tの誘いに乗って中野ブロードウェイセンタービルに出かける。
 目的はプライズ物(ガチャ)の出物探し。どうやら24日に再出荷されたタカラの食玩『World Tank Museum(ワールドタンクミュージアム、以後WTMと略す)』に触発されてのことらしい。
 かく言う私も前日に中目黒駅周辺のコンビニで件の商品を購入しており、その出来映えの良さと小冊子の面白さに惹かれている部分があり、渡りに船と誘いに乗った部分はある。
 尤も、WTMはモデル6種類Xカラーバリエーション3種類+スペシャル1種類(ティーゲルのエース機塗装)とラインナップが多すぎるのでコンプリートする気はなかったりするが。
 しかし、WTMのおまけの(笑)ブロックチョコ、色が渋すぎて気持ち悪いぞ(爆)<ミリタリー的な灰色がかった青色や緑色をしている。

 Tが電車代がもったいないと主張するので、中野ではなく、西武新宿線の新井薬師前で電車を降り、徒歩でブロードウェイセンターへと向かう。

 車中及び徒歩移動中に最も盛り上がったのはアジア諸国に関する政治談義。
 元々はW杯での韓国有利の誤審の頻発から話が始まったのだが、そこから話が発展して朝鮮や中国などの最近の動向と将来の動きの予想へと話が広がった。Tとアジア絡みの話をすると何故かいつもこうなってしまう(^_^;)
 まあ、Tは元々若干右よりの思想の持ち主であるし、私も今回のW杯を契機に反韓意識が強まっているので仕方のないところか。

 そろそろ人影が増えて来、政治論議をするのがはばかられる(かなり過激な話をしていたので)ようになってきた辺りで中野ブロードウェイセンタービルに到着。普段とは異なり、通ったことのない裏口から入るのがちょっと新鮮である。
 一階フロアを上がるだけでここまで雰囲気が変わるビルというのも珍しいであろう。
 独特の入り組んだビルの構造から雑多なイメージを与えられこそすれ、納まっている店自体はルノワールや百円ショップと一般人向けである1階に比し、2階、3階はもはや煩悩全開、サブカルチャー系ショップの巣窟と化しており、まさに魔窟という感である。
 その魔窟をさまよう幽鬼のようにTと私は店を冷やかしていく。
 途中、セガMk3用の『北斗の拳』に6000円の値段が、『スーパーバブルボブル』に12000円の値段が付いているのを見てちょっと驚く。最近、ファミコンカセットの再評価が盛んだと聞くが、Mk3もそうなのであろうか。

 なんだかんだで何軒ものプライズ店や中古LD屋などを梯子して歩き回ったが、結局、私はこれという商品を見つけることはなかった。WTMコンプリートセットというものが置かれている店もあったが、セットで8000円とかなりのお値段だったのであっさりパス。
 折角ここまで来たのに何も買わないのもなんだと思ったので、LD5枚1000円という週末セールをしている店で、適当にLDを見繕って購入していくことにする。
 購入したLDの内、『異次元の世界エルハザード』の1巻と『龍虎の拳2』の攻略LD辺りはお買い得だったかもしれない。
 特に後者の映像特典は、ゲーム発売当時に放映されていた『龍虎の拳2』のTVCMで、無名時代の宇多田ヒカルらしき人がユリ役で出ていると後に評判になったもの。尤も、私は宇多田ヒカルの顔を知らないので本当にそうなのかは確認できなかったが(笑)

 帰宅途中、立ち寄った駅ビルの書店で『Great Mechanics 5』を見かけたので即座に購入。今回の特集は「Zの時代」とのこと。そういえば、高校時代の後輩にZ好きの人間がいたような……。

2002/06/30

 特に出かける用事もなかったので、掃除、洗濯、片づけといつものパターン。
 そろそろ夏が近いせいか妙に蒸し暑く、片づけをしているとそれだけで汗だくになってしまう。結局、この日も書庫の片づけは終わらず、見た目的には余計に散らかっただけという感じ(笑)
 破壊なくして再生はないのだなあ、と実感(オ

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