ニューシネマパラダイス

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　映画が好きでたまらない少年トトと映画の上映技師のアルフレードの心温まる物語。
　舞台は戦後間無しのシチリア。父が帰ってこないトト少年は、教会でやっている映画にのめり込んでいく。当時、映画はその村では唯一の娯楽だった。教会の牧師は、いつもキスシーンをアルフレードにカットさせていた。
　ある日フィルムが燃えて火事になりアルフレードは失明してしまう。トトは代わりに映画技師になる。成長したトトにアルフレードは、町を出ることを決意させる。シチリアの町は時を感じさせない楽園だったからだ。
　ローマで何か映画関係の仕事に就いたトトは、母が電話すると毎回違う女が出てくるような生活を送っていた。決して幸せではなかった。アルフレードの葬式に参列したトトは、彼の残した物を奥さんから渡される。それはカットしていたキスシーンを連ねたフィルムだった。夫れを見て涙するサルバトーレ。
　エンディングは圧巻。涙が出てしまう。