| キャスト | ズビグニェフ・ザマホフスキ ジュリー・デルピー ヤヌシュ・ガヨス |
| 監督 | クシシェトフ・キェシロフスキー |
| 音楽 | ズビグニェフ・プレイスネル |
| 備考 | 「青の愛」とは一転、ペーソスたっぷりのメロドラマである。性的不能から妻のフランス人・ドミニクから一方的に離婚裁判を起こされたポーランド人の美容師・カロルは、財産も失ったので、何とトランクにもぐり込んで（！）帰国する。帰国したカロルは、商売に成功し、妻への復讐を考える。偽装の葬式を行い、彼女をポーランドへ呼び寄せるのだった。 「青の愛」のときとは違い、映像も演出もいくらかシンプルで（撮影監督が違うこともある）、肩の力を抜いて見ることができる。しかし、ストーリーの斬新さと、俳優陣の個性が光っていて、最後まで魅せる。妻の愛を求めて、スラップスティックなアクションを見せてくれるズビグニェフ・ザマホフスキがすばらしい。ラストの彼の涙も感動的。激しい感情を秘めながらもすました表情が美しいジュリー・デルピーも印象的だ。 |
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