第19回 ゴールデン・エール
1.カスケードの香るライトなエール

 今回の目標は、前回のIPAとほぼ同じである。ただし、アルコール度数を少なく押さえて、華やかなカスケードの香りを生かしながらも、ライトで飲みやすいエールに仕上げたい。モデルは、サンクトガーレンの「ゴールデンエール」である。

2.仕込みから瓶詰めまで

 レシピは、次の通りである。

Golden Ale 14L
Blackrock Export Pilsner 1700g
Pale malt 900g
Cristal malt 115g
Cascade 14g 15min.
Cascade 14g hop tea (1500ml)
DCL ale yeast

 今回工夫した点は、アロマホップを水出しホップティーにしたことである。仕込みの時、ミネラルウォーターのボトルにホップを入れておき、10日目にこれを発酵容器へ投入。14日目に瓶詰めした。初期比重は1.050、終了比重は1.015である。(1999.2.26)

3.試飲  瓶詰めから1ヶ月。口に含むと、カスケードの適度なアロマが広がる。苦み、エステル香とのバランスも良好である。これは、いままでの最高傑作のひとつといえる。翌日、花見の席に一本を持参した。飲んだ同行者は揃ってうまいと感心していた。(1999.3.28)

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