発行日:98年10月3日(土)
発行:守山リス研事務局
樹幹の材質部で越冬した幼虫は樹皮に近い部分で蛹室をつくり蛹化する。
新成虫は樹皮に約6mmの円形の脱出孔をあけて外部へ飛び出す。新成虫は若い枝を好んで食害する。
雌成虫は羽化後20日ごろより産卵を始める。産卵は樹幹と太い枝に集中し樹皮に傷をつけて内部に産卵する。
ふ化した幼虫は1〜2ヶ月間は樹皮下を食害するが、大きくなると材質部へ食入する。
本種は主として衰弱木に寄生するので、樹勢を強く保つことが成虫の飛来を忌避し、産卵防止効果も高く最も優れた予防法である。
隣接地に枯死木が有る場合は、翌春の成虫密度が高まるため健全木であっても被害を受ける危険性が高いので必ず成虫発生期までに伐倒焼却処分を行う必要がある。
伐倒木:スミチオン +EDB混合油剤( パインテックス 油剤) の10倍液(白灯油で希釈)を表面積1平米当たり400〜600ccを樹皮上に散布する=羽化脱出する成虫の防除効果が高い
成虫発生期の6-7 月に1 〜2 回、T-7.5 バイエタン 乳剤の50〜100 倍液、パインテックス 乳剤の20倍液を散布。残効性も長く予防効果が高い。
一般害虫用のスミチオン乳剤の1000倍液、デナポン水和剤の500〜1000倍液、オルトラン水和剤1000倍液をマツカレハやアブラムシとの同時防除を兼ねて数回散布することも予防効果がたかい。
8月上旬の朝日新聞東京版 東京メンバー Nさんより送付
山梨県大月というのは都留市に近く、今泉 吉晴先生か電波発信器からは、多摩森林総合研究所の林 典子先生の指導がなされているようにも思われますが、実際、
が高く評価されると思われます。この橋が風雪に耐え、耐久性を示せばエゾリス用の歩道橋と共に今後この設計が標準となるのではないかと思われます。(清水建設に確認し詳細の入手を検討します)
(報告: 9/9/1998)
サポートメンバーのI夫妻は、シマリスを飼っており、自分のウェブサイト(ホームページ)にシマリスのページがあり楽しいものです。夫妻の申し出でリス研のウェッブサイトを来年と言わず、今年から夫妻のウェッブサイトに作成してはとの提案があり、基本的に申し出に甘えて作成する方向で話合いを進めています。
Iさんの紹介で出会ったホームページのシマリスのページ「あむあむ」として飼い方や、リスの会で学ぶとか病院データバンク、リスのでる本等楽しく作られています。9/9 で12513 人もの人が訪れていました。またおなじ場所に、リスの会で学ぶと題して「リムネット」「守山リス研究会」「エゾリスの会」が紹介されています。
【こんな広がり方がいかにもインタ-ネット らしいと思います。ちょうど人間の神経シナプシス がタンパク質と電気エネルギーでどんどん増殖して記憶細胞を創造してゆく様に似ているからです。この情報の増殖は、電報ゲームとは根本的に異なり、「空からあられが」という情報が「からのレンガ」というように変質をすることはないクローンのシステムだからです。】
楢(ナラ)のドングリはシダミと呼ばれ、かっては山村で食べられていた。(p.151)
志段未( しだみ) という名古屋市守山区の地名は、このナラ類(コナラ、ミズナラ)のドングリを食する習慣からきているのかもしれない。もしそうならおもしろいことですね。