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この地域をいかに誰も知らないか!、それが問題の第一歩ですね。 まず護岸に一般の人が出入りできる為の運動を 起すべきではないで しょうか。 主に関西ですが。 よく”入浜権”の訴訟などが話題になります。 本来、日本国民は国内のどこの水ぎわにも、立ち入れる権利がある はずなのです。それを、治安上の問題や事故防止の問題に すり替えて、一企業が占有したり、港湾局の独断で立ち入り禁止に したりする誤ちを、是正する事が最も必要なのです。 |
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現在ではわずかに数十軒の船宿のハゼ釣りの為の乗合船と、テンプラ船と呼ばれる、 貸し切りで宴会とハゼ釣りをする為の船しか、この水域では見られないと言う事実が、 何らかの権利関係で成り立っているのかすら、現時点では調査認識不足なのですが、 (釣船の料金は¥8.000〜、) その船の利用者と隣接の企業の従業員と、金網フェンスを乗り越えて入っている 釣り人だけでは、反対運動に発展するなんて事は、まず期待できません。 逆に、一般の方々、ファミリーやカップルが自由に立ち入れる護岸があれば、 そしてあの広大な水面を眺める事ができれば、ハゼ云々以前に、 皆、この水面を埋立てする事がいかに無意味で、損失の大きい事か、判るはずだと 思うのですが。 せめて工事着工以前に、都民である我々一般人が、自由に立入れる水辺を、この水域の 一部にでも構築し、都民が判断できるだけの材料を提示するのが、 都政として当然の責務なはずです。私としては、まず、それを提言したいのです。 この水域の特殊性は、”つり人”の記事によりますと、ひとつに、その護岸や中洲が |
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隅田川の流下水の直接の影響が少ない水域と言う事で、 しかも、深さも最深で5〜6mと言う偶然が重なって、 酸欠に成りにくい環境が実現している訳ですが、これは正に 偶然の福音なのです。それに加えてこの10年位は、人の立入る可能性も少なかった訳ですから、たった一つの臨海部のサンクチュアリとして、成立したと言う事なのです。 |
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偶然とは言え、これは何ものにも替えがたい財産だと思うのは、私だけなので しょうか?。 加えて、有明側からでも、豊洲側から見ても、誰もが対岸の公園か何かだと思い込むような、緑に満ちあふれた中洲の、生態系は?。 いったいいつ頃から、人の手が入っていないのでしょう?。 残念な事に、具体的な幅さえ、わからないのですが、10メートルを越える 木々が何本も繁っているのは確かですし、 船以外で上陸は出来ませんから、多分、動植物の宝庫になっているはずです。 本来なら、その分野の研究者が、必ず研究対象とするべき場所であるはずと 思います。 |
東京都心に住んでいると、自分の住環境を自治体に任せておいては、 絶対に酷い目にあう、と毎日の様に思い知る事が多いのですが、 人間の思い上がりも、ほどほどにして欲しいと言いたいのです。 何処かの馬鹿な政治家の様に、「生き物など絶滅したら、養殖すれば良い。」とか、 「何処かに疑似環境を作れば自然は帰ってくる。」とか、 もういい加減に、産業中心の発想は、止めて欲しいのです。 自然は人間と相対するモノだと言う発想では、地球に未来など無いとつくづく思うのです。 |
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