東京新聞 2000年(平成12年)2月10日(木曜日)11版[21]
ハゼの楽園今春限り? 2000年2月10日(木)
![]() |
![]() |
![]() |
江戸っ子以来のいきな行楽として親しまれてきた江戸前のハゼ釣りに、 二十一世紀はないかもしれない。東京港内に残った最後の「ハゼの楽園」江東区 貯木場跡の埋め立てを、東京都が今春から開始するからだ。 釣りファンや、環境保護関係者らは、当然ながら大反対。そして「この財政難の時代に、本当に必要な事業なのか」との根本的な疑問も。(野呂法夫、写真・野口英孝) 埋め立てが計画されている貯木場跡は、同区有明一丁目地先に広がる約四十一 ヘクタールの水域。「江戸前のハゼ釣りはどんどんだめになり、お台場もかつては 釣れたが四、五年前から数が減ってきた。ここの貯木場はハゼ釣りの最後のとりで なのに」と怒るのは釣り船業者が加盟する東京湾遊漁船業協同組合の大塚欣一組合長。 この貯木場跡は、平均水深が約三メートルと浅い泥場で、三番瀬の干潟のように 海水を浄化し、生物をはぐくんできた。カタクチイワシ、ボラ、スズキ、アサリなど 多数の魚介類が生息。特に今は「マハゼがわく場所」と釣り人の人気スポット。 九月から十一月のハゼ釣りシーズンの週末は、釣ったハゼを船上でてんぷらにして 味わう伝統のテンプラ船でにぎわう。 「ここも消えたら本当にハゼのピンチ。釣り人や自然保護団体は、 『貴重な憩いの場を残してほしい』と再三要望してきたんですが」(地元関係者) 都は、ここの七割にあたる約三五・四ヘクタールを新年度から埋め立て、 |
|
石原都知事の似顔絵アイコン、等、募集します。手が回りません。 デザインに自信の方はお願いします。 当然無報酬、版権なし、軽くて小さい事が条件です。すみません。 いよいよテキストばかりになって、辛いです。お願いね〜〜。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |