2005年11月14日
2006年5月30日 再編

興味深い駐車システム発見!

 2005年11月11日にオープンしたJUSCO水戸内原店で、おもしろい駐車システムを見つけた。

 まずは下の写真1をご覧下さい。これは、「身障者用駐車スペース」に専用のリモコン(写真2)を使って動作させる"バー"を設けたというもの。通常はバーが上がっていて車が進入できないようになっていて、専用のリモコンを使ってバーを下げて駐車する。駐車している間はバーが下がっていて、駐車スペースを出ると自動的にバーが戻る(上がる)。時間制のパーキングに見られるものと逆の動作、といった感じ。

写真1

  専用のリモコンの外観は写真2の通りで、"車椅子マーク"のところがボタンになっている。このリモコンは、店舗内にある案内所で所定の手続を行うと、借りることができる。
写真2

 このシステムについては、時間が無かったので開発元メーカー等の詳細を見てくることはできなかったが、ここのページに基本的な考え方が載っていたので、ご参照頂きたい。

 日本においては身障者スペースに一般の人をはじめ、「子供が居るから」「老人が居るから」などと言って(下ろしてから運転手が車を移動させれば良いのにもかかわらず)大きな顔をして駐車する人々に妨げられ、本当に必要としている人が使えない状況にある。
 このようにモラルに期待できない日本では、米国などのような罰則規定を設けることも叫ばれているが、行政の方には一向に期待できない(政府の財政だけを考えているようにも思える「障害者自立支援法」などという下らない法律を作る発想はあるようだが・・・)中、画期的なシステムと思う。(他の地域でも既にあるのだろうか? 水戸・土浦地域では初めて見た。)

容易に思いつく課題点としては
・身障者が1人で初めて行った時にはどうする?
・やはり「子供が居るから」「老人が居るから」と言って使用しようとする人にはどう対応する?
・「様々な駐車場」で「様々なリモコン」を使うようになったら沢山のリモコンを持つのか?
などを含め、他にも幾つかあると思うが、発想自体は良いものと思う。できるだけシステムを共通化して、世の中に広まって欲しいものである。


以上

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