むかし(2004夏)作ったチャイナさんをいじってます。
WHF有明で再販希望のお客様がいらっしゃったのですが
そのまま複製するのも忍びなく(^^ゞ



5/7 こんな感じになりました。(^^ゞ


それでは、複製のためのシリコン型を作ります。


VIXENのキットはパーツが小さいので、「タイヤキ法」で型を作ります。

粘土に原型を埋め込んで型枠ブロックを組んで行きます。
ここで、わざとブロックを半分ずらしているのが解りますね?


別のパーツで申し訳ない。(^^ゞ
片面のシリコン硬化後に、粘土を除去したところです。
上の型枠を半分拡げたので、ブロックの凸部分が精度の高いダボ穴になります。
この後は、そのままブロックを組み上げて、もう片面のシリコンを流します。


で。かなり解りにくいですが、シリコンの癒着防止にサーフェイサーを薄く吹いています。
型を何回も再生産すると、原型が太ってきて大変なことになりますが
そのときは原型を丸ごと洗浄&エッジ出しが待っています。(^^ゞ


さて。シリコンが固まりました。



途中で煮崩れないように角を落としておきます。(うそ)
角の1箇所を切っているのは、型を合わせるときの目印です(^^ゞ


型を割って、原型を取り出すと、こうなります。
型の左側。穴の外周をナナメにカットしています。


こんな感じにして、穴の気泡を型の外へ逃がすことを狙っています。

でわ。実践。

左側が「ふた」になりますので、先にキャストを流して固まるのを待ちます。
・・・
固まった。



それから「受け」になる方にキャストを流します。
気泡が入らないように少しずつ、丁寧に。



あまりゆっくりもしていられませんので
ふたをして余分なキャストを溢れさせます。





普通、「タイヤキ法」だと、両方の型に同時にキャストを流して「固まりかけた瞬間に合わせる」のですが
これだと型からはみ出た「バリ」が厚くなってパーツの精度が落ちてしまいます。

ウチのやり方では、逆さにするほう(上からふたをするほう)のキャストは完全に硬化させ、
次に下の型に流したキャストが硬化する前に上の型をかぶせます。
半面のキャストがさらさらの液状なのでバリ厚もほとんど無いです。

キャストをあふれさせる前提なので、作業スペースには「ポリビニル」のゴミ袋を敷いておきます。
「引っ張ると伸びそうな素材のやつ」ね。
これだと、キャストが簡単にはがれるので何回も使用できます。

がさがさ言うビニールはキャストが貼りついてすぐダメになりますよ。



今回のテストショット。

ちゃんと抜けました(^^ゞ



つづく?