● (No.371) 東大CubeSat "XI-IV", 東工大CubeSat "CUTE-I" 受信の記録 #4 (2003年 7月4日) ----------------------------------------------------------------------------------- ( 4 Jul 2003) JH3DJX 枚田 31. Re: 4つの軌道要素 ( 4 Jul 2003) JQ1YCX 程 32. 自己紹介 ( 4 Jul 2003) JH4DHX 大谷 33. XI-W&CUTE-T受信報告 ( 4 Jul 2003) JA7JZS 芝山 34. Re: 4つの軌道要素 ( 4 Jul 2003) JA6PL 井地 35. Re: 4つの軌道要素 ( 4 Jul 2003) JA5FNX 田村 36. Re: 4つの軌道要素 ( 4 Jul 2003) JA8GY 川村 37. Re: 4つの軌道要素 ( 4 Jul 2003) JQ1YCX 大石 38. Re: Re: 4つの軌道要素 bottom top -------- Subject: Re: 4つの軌道要素 From: "Hirata Michiyuki" Date: Thu, 3 Jul 2003 21:57:25 +0900 > これまでの報告例から、下記の軌道要素がより正確ではないかと推測します > が、如何でしょうか。 NORADの最新情報に、以下の軌道要素がアップされてます。このうち、 CUTE−Tは2003031E ,XI−IVは2003031F ではないかと思われま す。 de JH3DJX/枚田(ヒラタ) 2003031A 1 27840U 03031A 03184.01418477 .00000271 00000-0 10000-3 0 159 2 27840 98.7183 190.9659 0093893 257.1030 101.9676 14.38256612 354 2003031B 1 27841U 03031B 03183.99098786 .00007231 00000-0 14498-3 0 83 2 27841 96.8138 189.6534 0379616 221.1363 136.0725 14.95368017 351 2003031C 1 27842U 03031C 03183.97330223 .00000006 00000-0 23366-4 0 30 2 27842 98.7254 190.8646 0008049 278.4568 81.5579 14.20487212 326 2003031D 1 27843U 03031D 03184.04470666 .00000169 00000-0 10000-3 0 47 2 27843 98.7195 190.9247 0009461 303.9310 56.0981 14.19918079 330 2003031E 1 27844U 03031E 03183.97404565 .00000537 00000-0 27298-3 0 51 2 27844 98.7244 190.8617 0008221 296.5046 63.5331 14.20037182 322 2003031F 1 27845U 03031F 03183.97490021 .00000167 00000-0 10000-3 0 34 2 27845 98.7249 190.8641 0008167 316.5372 43.5138 14.19514242 327 2003031G 1 27846U 03031G 03183.55070415 -.00086010 00000-0 -40580-1 0 26 2 27846 98.7282 190.4969 0011652 334.4142 25.5477 14.20401842 263 2003031H 1 27847U 03031H 03183.90379638 .00028997 00000-0 13598-1 0 22 2 27847 98.7100 190.8470 0016912 330.8657 29.1581 14.19935577 260 2003031J 1 27848U 03031J 03183.34052766 -.00000044 00000-0 00000+0 0 16 2 27848 98.7631 190.3029 0004812 337.3203 22.7760 14.19508099 230 bottom top -------- Subject: 自己紹介 From: Cheng Yuliang Date: Fri, 4 Jul 2003 00:22:15 +0900 (JST) 名前:程毓梁 住所:東京都練馬区石神井台 簡単な近況など: はじめまして、東京大学中須賀研M1の程毓梁と申します。 ご存知の方はすでに大勢いらっしゃると思いますが、 先日打ち上げられたわが研究室の衛星XI-IVがみなさんに 大変注目していただいており、我々として非常にうれしく 思います。 現在はまだ衛星の軌道を推定することをメインとする 初期運用の段階にあり、解析により随時軌道情報やAOS、 LOS情報をわが研究室のホームページにて更新して まいります。なお、我々の地上局だけでは力不足で ありますので、アマチュア無線家の方々にも衛星の受信を 協力していただいて、軌道推定を助けていただけたら この上なく幸いでございます。 これからもみなさんからの情報と我々の解析を元に 衛星の軌道情報をフィックスしていくつもりでございます。 我々の衛星をこれからも温かく見守っていただけるよう、 よろしくお願い申し上げます。 これまでの解析により、我々が把握する軌道情報や AOS情報は以下であります。参考までにどうぞ。 軌道2lineフォーマット: 2003031G 1 27846U 03031G 03183.55070415 -.00086010 00000-0 -40580-1 0 26 2 27846 98.7282 190.4969 0011652 334.4142 25.5477 14.20401842 263 東京受信局を基準とするAOS情報: (時間はUTC時間で、東京時間はこれに9時間を足します。) 2003031G - (Map 0) - Next Pass (UTC time) - Orbit Number 44 03-Jul-03 20:12:39 Az = 24.5 El = 0.0 Range = 3387 km 03-Jul-03 20:20:04 Az = 97.3 El = 31.4 Range = 1412 km 03-Jul-03 20:27:24 Az = 169.3 El = 0.0 Range = 3361 km 2003031G - (Map 0) - Next Pass (UTC time) - Orbit Number 45 03-Jul-03 21:52:54 Az = 0.3 El = 0.1 Range = 3377 km 03-Jul-03 22:00:06 Az = 291.7 El = 29.2 Range = 1479 km 03-Jul-03 22:07:17 Az = 222.9 El = 0.0 Range = 3365 km 2003031G - (Map 0) - Next Pass (UTC time) - Orbit Number 46 03-Jul-03 23:38:35 Az = 309.3 El = -0.1 Range = 3396 km 03-Jul-03 23:38:35 Az = 309.2 El = -0.1 Range = 3396 km 03-Jul-03 23:38:35 Az = 309.2 El = -0.1 Range = 3396 km 2003031G - (Map 0) - Next Pass (UTC time) - Orbit Number 50 04-Jul-03 05:58:13 Az = 77.4 El = 0.0 Range = 3354 km 04-Jul-03 06:01:15 Az = 53.4 El = 2.3 Range = 3118 km 04-Jul-03 06:04:16 Az = 29.6 El = 0.0 Range = 3367 km 2003031G - (Map 0) - Next Pass (UTC time) - Orbit Number 51 04-Jul-03 07:32:37 Az = 145.2 El = 0.1 Range = 3328 km 04-Jul-03 07:39:58 Az = 70.2 El = 39.6 Range = 1203 km 04-Jul-03 07:47:25 Az = 356.1 El = 0.0 Range = 3370 km 2003031G - (Map 0) - Next Pass (UTC time) - Orbit Number 52 04-Jul-03 09:13:20 Az = 199.8 El = 0.0 Range = 3328 km 04-Jul-03 09:20:14 Az = 265.3 El = 22.3 Range = 1714 km 04-Jul-03 09:27:14 Az = 330.9 El = 0.0 Range = 3367 km 2003031G - (Map 0) - Next Pass (UTC time) - Orbit Number 58 04-Jul-03 19:53:40 Az = 30.3 El = 0.0 Range = 3382 km 04-Jul-03 20:00:37 Az = 94.5 El = 20.6 Range = 1809 km 04-Jul-03 20:07:29 Az = 158.0 El = 0.0 Range = 3363 km なお、詳細な軌道情報を随時に東大中須賀研の ホームページで更新しますので、よろしくお願いします。 bottom top -------- Subject: XI-W&CUTE-T受信報告 From: JH4DHX 大谷 Date: Fri, 04 Jul 2003 00:41:38 -0000 本日、7月4日朝の受信報告です。 1.05:14過ぎからのパス ----- @CUTE-T LOSに近い時刻になってから、2秒間歇送信のパケット信号を 確認しましたが、信号が弱くてデコードは皆無の状況でした。 受信周波数437.461MHz付近だったことから、CUTE-Tからの 信号と思われます。CW信号はワッチしていませんでした。 AXI-W TCA付近(推測)を過ぎた辺りから、間歇送信によるパケット 信号を数群受信しましたが、残念ながら1個もデコードする ことができませんでした。周波数は437.485MHz付近であった ことから、XI-Wからの信号ではないかと考えますが、如何で しょうか?信号はS2程度で弱くパケットの送信インターバル が長いため、同調し難い状況でした。なお、CW信号はワッチ していません。 2.06:54過ぎからのパス ----- @CUTE-T TCA付近以降をワッチするもののパケット信号は受信できず。 LOS時刻近くからCWビーコン受信開始。解読できないものの 規則正しい符号を確認。受信周波数からCUTE-Tからの信号 と思われます。 AXI-W TCA付近以降をワッチするもののパケット信号は受信できず。 CW信号は、ワッチしていません。 3.感想 ----- 05:14過ぎからのパスでは、XI-Wからのものではないかと 思われるパケット信号を初めて受信しましたが、デコード できなかったのは残念です。CUTE-Tへのパケット送信用 コマンドは正常に送られたのでしょうか? パス通過途中 から送信が始まったような気がします。パケット送信間隔 及び当地におけるLOS予想時刻と同時に信号が消失したこと などから、CUTE-Tの信号であったことは確かだと思います。 06:54過ぎのパスは、静かでした。 bottom top -------- Subject: Re: 4つの軌道要素 From: shibayama_masato Date: Fri, 4 Jul 2003 09:51:39 +0900 jamsatの皆さん、両大学チームの皆さん 4つの軌道要素について jamsat-bbの情報で出てきた軌道要素が形をかえて4回出ていると言う意味です。 実質的には、3種類に集約され、 その内、最初の軌道要素は、両衛星とも共通に使われていました。 時間が経つにつれて、2つの軌道要素の発表が注目されていましたが、 NORADから2つの情報が出てからは、 東大チームの大石さんのjamsat-bbへの投稿では、 CUTE-Iと同じ軌道要素を採用しているとのコメントがありました。 受信する側にしてみれば、 NORADから2つの最新情報が出ているのに、 片方の軌道要素に両チームが採用しているという状況でした。 jamsat-bbを頼りに情報収集していますが、 実質的には、井地さん、平田さんのコメントの通りだろうと思っていました。 実績のあるNORAD情報の信頼性を信用するのは簡単ですが、 jamsat-bbの情報からは、両大学が同じ軌道要素を使っていると言うコメントは、 受信報告をするアマチュア無線家にとってまぎらわしい情報になっています。 そこで、どうやって明確にできるのかをコメントしたものです。 ただ、両大学では独自に軌道要素の確定に努力しているので、 受信報告等を含めもっと詳しい情報をもっているはずで、 ただ、経過措置として同じ軌道要素を採用しているのだろうと思っています。 結論として、 唯一信頼のあるNODADの最新情報(正解値)で受信することがベストであることは 最初から分っていますが、両大学で、それぞれNORADとほぼ同じ解(現状では、 目安、目標)を求めようとしている状況が、そのままjamsat-bbへの情報になって いることが、アマチュア無線家がどの軌道要素を使うべきかの混乱の一因に なっているのであろうと思っています。 かえって、皆さんを戸惑わせてしまいましたでしょうか。 現状では、平田さんからの「更新されるNORAD情報」で受信すればよい ということですね。 両大学独自で求めた不確かながらもの軌道要素であっても 両大学のHPの他に、このjamsat-bbで随時発表していただければ、 受信報告に対する「成果」になるのではないでしょうか。 また、そのことで、さらなる発展の可能性があるのではないでしょうか。 必ずしもNORAD情報とぴったりになるわけではないはずと思いますが・・・ 2003/07/04 .・ .・ ・● ・● .・ .・ ・● 芝山 正登 ・● .・ bottom top -------- Subject: Re: 4つの軌道要素 From: ja6pl Date: Fri, 04 Jul 2003 12:10:09 +0900 柴山さん、こんにちは JA6PL 井地です。 shibayama_masato wrote: > 東大チームの大石さんのjamsat-bbへの投稿では、 > CUTE-Iと同じ軌道要素を採用しているとのコメントがありました。 このことが、今回の論議を起こしました。 東大のHPにある軌道要素を使わず、何故CUTE-1と同じデータを表示した のか大いに疑問に感じます。 これについて、ご本人にmailしました。現在、返事を待っている状況です。 東工大は、当初から研究室のmailアドレスで書き込みがあっていますし、 内容も首尾一貫しています。さらに、観測に便利なようにと、私たちの 意見を取り入れ、コマンドで連続送信に変更するなど、その対応の誠実 さを感じ取っています。 それに比し、東大はyahoo.co.jpのmailアドレスで、いささか不可解に 感じています。(学生に割り当てるのが、@yahooなのかな、?) > 必ずしもNORAD情報とぴったりになるわけではないはずと思いますが・・・ これを検証するために役立つデータをと考え、ドップラー変化量や、LOS時刻を 観測してきました。その測定精度を上げるためには、何度も試行錯誤がいると 思って取り組んでいます。 ぴったりかどうかを、jamsatメンバーの手で検証するのも面白いと思います。 東大側の対応が進むことを願っています。 Iji Yoshitomo 井地 義智 http://www1.bbiq.jp/ja6pl/ bottom top -------- Subject: Re: 4つの軌道要素 From: Bunshiro Tamura Date: Fri, 04 Jul 2003 15:23:33 +0900 みなさんこんにちは、 八幡浜市のJA5FNX田村です。 いらいら、、、することもありますが・・・・・・・・ 東大も東工大も私たちと同じアマチュアの衛星研究家なのですから、 ゆっくり見守って。。。。 データ収集を手伝いましょう。。 ではまた。 http://bun.dokidoki.ne.jp/ bottom top -------- Subject: CUTE-1&XI-IV受信報告 From: "川村 和男" Date: Fri, 4 Jul 2003 16:00:33 +0900 7月4日 14:59からのオービットの受信報告 TEME(JST) CUTE-1 周波数 XI-1V 周波数 14:59 436,839.5 436,852.0 15:00 837.7 850.7 15:01 837.5 849.8 15:02 836.5 848.9 15:03 835.0 847.6 15:04 833.6 846.0 15:05 832.5 844.8 15:06 831.5 LOS 15:06:30 843.7 LOS 信号強度は S=4 (平均) 程度 今回は両衛星のビーコンの周波数変遷を主に記録しました。 受信場所 北緯 35.776度 東経 139.633度 受信機 IC-910D アンテナ オスカーハンター(20EL) ******************************* JA8GY/1 川村 和男 松戸市 ******************************* bottom top -------- Subject: Re: Re: 4つの軌道要素 From: "Chikara Ohishi" Date: Fri, 4 Jul 2003 16:22:59 +0900 JAMSAT-BBの皆様。 JQ1YCX 東大管制局の大石です。 以前可視時間予測を際に使用しましたデータがHPのものと異なっており、 皆様に大変ご迷惑をおかけしました。 申し訳ございません。 今後はこのようなことが無いように十分に注意いたします。 私どももNORADから公開されているデータを、 自分たちの運用や皆様方の運用報告をもとに見極めている状況です。 そのなかであるデータを東工大が採用しているからと理由で、 それを自分たちの対象からはずすということはあまり好ましくないと考えた結果、 同じデータを二つの利用するという結果になってしまいました。 私どもはバッテリー電圧を見ながら可能な範囲でCW送信頻度を上げて運用中です。 現在は運用初期と比べ約2倍の送信時間をとるようにしております。 至らないところも多々ありますが、 今後ともよろしくお願いいたします。 このメールは永島隆の代理として投稿させていただいています。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻中須賀研究室 大石 力 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
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